新型コロナウイルス(新型肺炎)に関して、ドイツでの現状や差別について在住者の視点で記事を書きました。

【コロナウイルス】ドイツの防疫対策、店閉鎖・外出制限情報

【コロナウイルス】ドイツの防疫対策、店閉鎖・外出制限情報

こんにちは。フランクフルト在住ブロガー、ユウコフランクフルト(@yukofrankfurt)です。

現在、ドイツでも多くの感染者が拡大している新型コロナウイルス感染症(SARS-CoV-2、Covid-19)

3月16日、メルケル・ドイツ首相は記者会見を行い、ドイツ国内のコロナウイルス感染拡大のスピードを抑えるために社会生活上のさらなる接触制限措置を発表しました。

それに伴い、追加措置についてなど在ドイツの日本大使館や領事館から多くのお知らせやメールが届いています。

それらの情報をある程度整理しつつ、今回の記事では現段階でドイツ政府や各州ごとに取り決めがなされたコロナウイルス感染に対する対策について紹介していこうと思います。

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目次

【新型コロナ対策】ドイツ国内の防疫対策、店閉鎖・外出制限情報

 

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コロナウイルス防疫対策措置については連邦政府と各州政府の間で合意されており、ドイツの各連邦州もこの合意に沿って制限措置を発表していますが、連邦制をとるドイツでは各州ごとに追加的な措置をとる場合もあります。

実際に16日以降、各州で制限措置や外出制限勧告などが追加・実施されていますので、その場合も分かる範囲で追記していきます。

この記事で紹介している情報源はドイツ政府の公式発表や各州から発せられた情報やドイツにある日本の在外公館から集めています。

日本大使館や領事館のホームページにも情報が追記されていたりするので、州によっての日本語での情報をお求めの方はこちらの記事にある各在外公館から情報収集ができます。

ドイツにある日本領事館・大使館【在外公館】リスト

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ドイツ連邦政府によるコロナウイルス対策としての制限内容【3/22日更新】

この頃は頻繁にドイツ政府による取り決めが発表されていて、新しい制限やルールが出てきています。

やはり最新の情報はドイツ政府の出すプレスリリースが確かです。ここでは新しいプレスリリースが出るごとにリンクをシェアします。

3月22日のドイツ政府のプレスリリース(ドイツ語)

在ドイツ日本大使館のページ(日本語)

コロナウイルス制限措置で閉鎖される店舗や施設【ドイツ全州共通、3/22日更新】

以下の店舗や施設、その他類似施設は制限措置として当分の間閉鎖。

・バー、ナイトクラブ、ディスコ、酒場など

・劇場、オペラ座など

・見本市会場、展示会場

・美術館、博物館、動物園

・レジャー施設などの娯楽施設

・映画館、コンサート会場など

・公園や遊具などがある子供の遊び場

・宝くじ売り場、カジノなどのギャンブル施設

・売春宿

・体育館、プールなど(公共・民間を問わず)スポーツ関連施設

・フィットネススタジオ、ジム

・アウトレットセンター

・ヘアサロン・理髪店

・ネイルサロンなどの美容サロン

・ケータリングサービス(テイクアウトは可)

・タトゥースタジオやマッサージ店などその他の1.5m以上の距離を保てないサービス

コロナ制限措置の期間での閉鎖されない店舗や施設【ドイツ全州共通】

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・食料品や飲料品販売店・スーパーマーケット

・市場

・宅配サービス

・銀行

・薬局やドラッグストア

・眼鏡店、補聴器具店、福祉用具店

・郵便局や荷物扱い所

・ガソリンスタンド

・クリーニング店

・新聞販売店やタバコ専門店(キオスク)

・ペット用品店

・ホームセンター

・卸売店

日常生活に必要な物やサービスを提供する店舗や施設は制限措置に影響はなく、引き続き開業します。

また、これらの場所は市民への供給確保のため日曜の営業禁止が停止され、当分の間開業可能となります。

ただし、日曜に開いているスーパーなどチェーン店はあまりないと予想します。日曜に開業すること自体は可能ではありますが、日曜も開けている店舗は個人オーナーであればありうることでしょう。

コロナ制限措置で禁止される行動【ドイツ国内共通、3/22日更新】

・公共の場での3人以上の集まり(家族は除く)

・スポーツ施設の利用

・市民学校(Volkshochschule / VHS)、音楽学校など学校以外の施設の利用

・バスによる観光や旅行ツアー

・教会、モスク、シナゴーグなどの宗教施設での会合

コロナ制限措置で注意するべき行動【ドイツ国内共通、3/22日更新】

・外出時など公共の場では他人と十分に距離をとること。原則最低1.5メートルは取る。

・全ての企業は感染防止に努め、予防措置を十分にとること。

コロナ制限措置で制限される場所や行動【ドイツ国内共通】

病院、介護施設、リハビリ関連施設

・訪問の制限。面会は1日1回1時間。

・16歳未満の子供、呼吸器系疾患を持つ人の訪問は禁止

・14日以内にロベルト・コッホ研究所が指定する国内外のリスク地域に滞在した人物との接触禁止。

大学、学校、幼稚園

14日以内にロベルト・コッホ研究所が指定する国内外のリスク地域に滞在した人物との接触禁止。

レストラン、カフェなどの飲食店

レストラン、カフェ、食堂などの飲食店の営業が可能の地域では、朝6時〜18時までの営業でのみ許可され、尚且つテーブル席の距離が1.5〜2メートル間隔で離してあることが条件です。

筆者が調べた限り、現時点ではザクセン・アンハルト州、ブレーメン、ブランデンブルク州、メクレンブルク=フォアポンメルン州が上記の条件で引き続き飲食店の営業を許可しています。(その他の州では飲食店は閉店です)

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3月21日現在、ドイツのほとんどの州で飲食店の営業停止が実行となりました。

テイクアウトやデリバリーサービスは例外として可能。

州によっては屋外での販売を許可していたり、時間の制限などもあるので要確認。

ホテルなどの宿泊施設

ドイツ国内における宿泊は、必要な場合のみに限り認めるが、観光目的の利用は不可。

公共交通機関

現在、ドイツ鉄道(Deutsche Bahn)のローカル線や一部国際路線を運休に。

フランクフルトやベルリン、ケルンなど多くの都市で電車などの公共交通機関を休日ダイヤで運行しています。詳細は各都市の交通機関の情報を確認下さい。

州ごとの追加措置や制限について【連邦州別】

細かい部分を入れるとかなり膨大な情報になってしまうので、基本的に他の州と違う点を中心に情報を追記します。

尚、ドイツ国内共通の情報以外に追記する点がない場合は載せていません。その場合はメルケル首相が発表したコロナ対策のための統一措置に関する基本原則に準じた内容なので、上記で紹介したドイツ全体での制限措置を参考にしてください。

ノルトライン・ヴェストファーレン州

ドイツで最大の感染者数がいるにもかかわらず、まだNRW州では外出禁止令(Ausgangssperre)は発令されていません。

22日の取り決めで、23日から以下の制限措置が新たに追加されました。更に、違反に関してかなり細かい罰則や罰金のシステムができています。

違反者には秩序違反として最高で25,000ユーロの罰金と犯罪行為として最高で懲役5年の自由刑を科し、所掌官庁は違反者に対し少なくとも200ユーロの罰金を科することが義務付けられる。

・接触禁止措置:3人かそれ以上の公共での集まり禁止(家族は除く)

違反した場合:10人以下の場合は1人200€の罰金、10人以上の場合罰金もしくは5年までの懲役

・公共の場でのピクニックやバーベキュー禁止。違反した場合:1人250€の罰金

これらは初回の違反の場合で、繰り返されるごとに倍額に。

何度も違反が見つかった場合最高25,000€までの罰金に。

・診察所や老人ホームなどの訪問は原則禁止(危篤状態など家族の緊急の場合は除く)

無許可で訪問した場合:1人200€の罰金

・全てのレストランはデリバリー、宅配サービスなど除き4月19日まで閉鎖。

・ヘアサロン・理髪店、ネイルサロンなどの美容サロン、タトゥースタジオやマッサージ店など1.5m以上の距離を保てないサービスは閉鎖へ。
ホームセンターや花屋、園芸店などは営業可能。ただし人との距離を十分にとるなど予防措置を取ること

上記の各種ビジネスを営業した場合、2000€〜5000€の罰金

・図書館の利用は登録者のみ、かつ2m以上の距離を取れない場合は原則禁止

・デュッセルドルフ公共交通機関(Rheinbahn)及びケルン公共交通機関(KBV)は3月18日以降運行本数を削減し、土日のタイムテーブルで運行することを発表。

ノルトライン・ヴェストファーレン州の詳細(ドイツ語)

NRW州警察の『罰金カタログ』(ドイツ語)

外務省の領事メール(日本語)

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バイエルン州

バイエルン州の外出禁止令

【4月4日まで有効】

・家族以外の他人との物理的・社会的な接触を必要最低限に減らす。他人とは最低でも1.5メートルの距離を開けることを要請。

・以下の施設へ訪問が禁止。
1:病院およびリハビリ・予防施設。(近親者による産院やこどもの病院の訪問と緩和ケア施設やホスピスへの訪問は除く)
2:介護施設
3:介助が行われている障害者施設
4:寝たきりの人が介助等を受けている施設
5:老人ホーム

・住居を離れることができるのは、以下に示すような十分に説得力のある理由においてのみ許される。

1:勤労活動
2:医療および獣医学的なサービスを受ける場合
3:食料の買い出しなど日常生活に必要なものの供給(ヘアサロンなどは含まれない)
4:家族やパートナー、お年寄り、病気や障害のある人への訪問(施設への訪問は除く)および養育権を持つ対象者の訪問
5:支援が必要な人を介助する場合や未成年の付き添い
6:近親者の危篤時の見舞いや葬儀
7:1人もしくは家族間での屋外スポーツ
8:動物の世話

警察は外出制限が守られているかどうか点検を行い、守られない場合は2年の禁固刑や25,000ユーロの罰金など、罰則が伴う。

バイエルン州令詳細(ドイツ語)

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バーデン=ヴュルテンベルク州

【6月15日まで有効】

・公共の場所や公道で3人以上の集まりを禁止。その他の場所においても、公的・私的の行事および集会等は禁止。

(例外:州議会および地方議会で規定された集会、家族やパートナー、商業活動上の理由)

警察が取り締まり、違反には25000ユーロまでの罰金もしくは複数年の懲役が科される可能性あり

・病院、リハビリ施設、介護施設の訪問は当面の間は中止

・日常生活に必要な店舗以外の店の閉店:花屋、床屋・美容院、美容サロン、整体整骨院などの理学療法店

バーデン=ヴュルテンベルク州内でも、フライブルク市やハイデルベルク市など個別に対策を発表している自治体もあるため要確認。

バーデン=ヴュルテンベルク州令詳細(ドイツ語)

ニーダーザクセン州

【4月16日まで有効】

・公共の場所や公道で3人以上の集まりを禁止。。

今後更に厳しい措置が追加される可能性あり。

・北海の島々への観光での訪問を遮断

ニーダーザクセン州保健省は、州令をもって同州に属する東フリースラント諸島等北海上の島々について、3月16日から観光客の訪問を遮断。

州令発令時にすでに訪問中の観光客に対しては,3月26日までの退去を要請。

3月18日より、すべての観光客の州への入域を禁止、観光用宿泊施設や休暇施設を閉鎖へ。(出張者は除く)

ニーダーザクセン州の詳細(ドイツ語)

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ベルリン


ベルリンでは、現在外出時に写真付きの身分証明書と在住している住所を証明する書類を携帯するように市民に呼びかけています。

警官に職務質問をされた場合、IDや書類を見せるように言われる場合があるので気をつけましょう。ドイツではこういう『チェック(Kontrolle)』は本当に厳しいので、従っておくのが吉です。

・公共の場所や公道で3人以上の集まりを禁止。(例外:議会・裁判所等の公的機関、供給、健康扶助、企業の経済活動の維持等)

・他人との物理的距離の確保

他人との物理的距離に距離を縮める行為や接触は、家族又はパートナー間を除いて極力減らす様にする。

2名の他人同士の間は最低でも1.5メートルの距離を開けることを要請。

ベルリンの詳細(ドイツ語)

ラインラント=プファルツ州

・公共の場所や公道で3人以上の集まりを禁止。

・フランスから越境する通勤者は、州内に入ったら職場に直行すること。買い物などの寄り道禁止。

ラインラント=プファルツ州の詳細(ドイツ語)

ヘッセン州

・公共の場所や公道で3人以上の集まりを禁止。

・違反者には100〜300€の罰金の場合あり(Bußgeld )。

・緊急の医学的必要性のない手術および治療は中止。

ヘッセン州の詳細(ドイツ語)

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ハンブルク

【4月16日まで有効】

・公共の場所や公道で3人以上の集まりを禁止。

例外:食料品及び生活必需品の調達、医療サービス、業務・公務遂行、家族関係にある場合

・違反すると罰則が科せられる場合があり。

今後更に厳しい措置が追加される可能性あり。

ハンブルク州詳細(ドイツ語)

ザクセン州

【4月20日まで有効】

・公共の場所や公道で3人以上の集まりを禁止。ただし家族での散歩は例外とする。違反した場合最大2年の禁固刑。

・主催者の公私問わず、イベントや集会の開催を禁止(例外:州政府行事、公共の安全や秩序を守る行事、結婚式や告別式などの家族のイベント。但し出席者が50人を超えない様にする。)

・日常生活に必要な店舗以外の店の閉店:ホームセンター、床屋・美容院、エステサロン、整体整骨院などの理学療法店

・その他の制限措置

1:病院等医療関係施設の面会訪問禁止(治療に必要な場合等を除く)
2:デイケア施設での介護の禁止
3:障害者作業場への立入禁止(家族等による介護を受けられない障害者の場合を除く)
4:老人ホーム、介護施設等の面会訪問禁止(治療に必要な場合等を除く)
5:青少年支援施設(入院が必要な施設を除く)の運営停止

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ザクセン州ドレスデン市の外出制限令

ザクセン州ドレスデン市は外出制限令を発表。【3月21日施行、4月4日まで有効】

・以下に該当する正当な理由がある場合以外外出を制限。

1:動物の世話
2:生命や所有物に危険が生じる可能性の場合
3:医療サービスが必要とされる場合
4:支援が必要な人を介助する場合や未成年の付き添い
5:食料の確保、供給など日常生活に必要な行動の場合
6:職務遂行、緊急預かりへの託児
7:パートナーや家族の訪問
8:1人もしくは5人までの家族間での屋外スポーツ
9:近親者の危篤時の見舞いや葬儀(15人まで)

・他人との物理的距離の確保

他人との物理的距離に距離を縮める行為や接触は、家族又はパートナー間を除いて極力減らす様にし、2名の他人同士の間は最低でも1.5メートルの距離を開ける。(公共交通機関含む)

・病院などの訪問は出産立会い及び危篤時の見舞いを除き一切禁止。

ザクセン州詳細(ドイツ語)

シュレスヴィヒ・ホルシュタイン州

【4月19日まで有効】

・公共の場に3人以上人が集まることは禁止。(一親等の家族によるものを除く)

シュレスヴィヒ・ホルシュタイン州の詳細(ドイツ語)

ザールラント州

ザールラント州の外出制限令

【4月4日まで有効】

以下のような正当な理由がある場合のみ自宅を出ることが可能。この措置を守らない場合は罰則が科せられる場合あり。

・仕事 ・試験を受けるため
・診察等医療行為を受ける
・日用品の買い出し等
・パートナーや家族を訪問する
・5人までかつ適切な距離を空けた上でのジョギングや散歩等
・公的機関での手続き等

他人との物理的距離に距離を縮める行為や接触は、家族又はパートナー間を除いて極力減らす様にする。

2名の他人同士の間は最低でも2メートルの距離を開けることを要請。

ザールラント州令の詳細(ドイツ語)

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テューリンゲン州

【4月19日まで有効】

・イベント・集会の禁止

主催者の公私や屋内・屋外問わず、イベントや集会の開催を禁止。デモは場合により可

例外:公共の安全、秩序の維持や市民の生活支援に関する行事

但し、他人とは最低でも1.5メートルの距離を開ける事、風邪や新型コロナウイルスの症状が見られる参加者を除外する事、参加者に対して14日以内にリスク地域から帰還したか、コロナウイルス陽性社と接触があったか確認し、手洗いや咳エチケットなどの衛生管理を求めること。充分に換気すること。

・他人との物理的距離の確保

他人との物理的距離に距離を縮める行為や接触は、家族又はパートナー間を除いて極力減らす様にし、2名の他人同士の間は最低でも1.5メートルの距離を開ける。

テューリンゲン州イェーナ市の外出禁止令

テューリンゲン州イェーナ市は外出禁止令を発表。【3月22日施行、4月19日まで有効】

・結婚式と告別式を除くすべての催しは禁止

・公共的な場所、空間への立ち入りは原則禁止

例外は以下の状況のみ:

1:屋外では2人まで、屋内の場合同一家屋の住人やペットといる場合
2:生命や所有物に危険が生じる可能性の場合
3:医療サービスが必要とされる場合
4:支援が必要な人を介助する場合
5:食料の確保、供給など日常生活に必要な行動の場合
6:職場への通勤、緊急保育所への子供の送迎

テューリンゲン州詳細(ドイツ語)

メクレンブルク=フォアポンメルン州

3月18日より、すべての観光客の州への入域を禁止、観光用宿泊施設や休暇施設を閉鎖へ。(出張者は除く)

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