ドイツに住んでみて知った!びっくりした事21。前編

ドイツに住んでみて知った!びっくりした事21。前編

Halli Hallo! ユウコフランクフルト(@yukofrankfurt)です。

私がドイツに来て住み始めたのは今年で何ともう8年近く前から。フランクフルトには2012年頃から住んでいる私ですが、ドイツ以外にも海外に住んでいた経験があるものの、各国によって違うのは当たり前。ドイツはドイツで独特の文化やルールが存在します。

住み始めた当初はそれはもう色々なカルチャーショックや発見が数多くありました。今ではもう慣れたものでドイツの感覚を日本に持っていくとびっくりされることがあるので気をつけていますがちょっとやそっとの事では驚くことは減りましたが(笑)

こちらにいらっしゃる日本のお客様にも、ドイツではこんなことやあんなことが常識なんですよ、とかこんな事があって、と知らせると色々なリアクションをしてくれるので、楽しんでいますやはりドイツのこんなところって面白いな〜とか、日本ではこれは普通ではなかったっけ。と思い出したり。

私がドイツに来て知った、経験した、びっくりした事や面白いカルチャーショックなどについてシェアしようと思います!書き出すと数が多くてキリがないので、ブログでは21個に絞って、前編と後編に分けてご紹介。

日々の生活編

音には敏感!『ルーヘツァイト』

 

ドイツ人、私的には電車の中での振る舞いなどを見ていると日本人よりはだいぶ騒がしい(特にサッカーの試合がある日!!)と思うのですが、EUの基準で言えばおとなしいというか静かな民族ではあると思います。

特に自分たちの生活圏内で静かに落ち着いて生活をするのが重要でドイツ人は他の民族に比べれば音には敏感な方と言えるでしょう。そしてルールを作るのが大好きなドイツ人。これについては後でも少し触れますが、そう、騒音を合法的に(笑)出して良い時間帯とそうでない時間帯がきっちり存在し、それについてのルール、があり、法律の中で定められているのです!その名も『ルーヘツァイト』(Ruhezeit: Ruhe=静けさ Zeit=時間)。

ここではヘッセン州の場合を書きますが例えば機械音が鳴り響くような作業、芝刈り、ドリル、チェンソー(笑)などの工事的な音や、掃除機や洗濯機、音楽などの騒音を出せるのは平日&土曜は午前7時〜午後8時まで。以前は昼間(13時〜15時まで)も静かにするべく時間としてあったようですが今は自治体で決められていない限りは昼休みもこれらの音はOKになってようです。キリスト色が濃いドイツ南部などの地域では今もお昼時もルーヘツァイトが適用されているようです。日曜祝日は騒音は一切禁止です。

土曜日にたまにドイツ人がホームパーティーをしていて大音量の音楽を流し続けて深夜に突入することがありますが、アパート内の他の住民に事前に置き手紙(例えば今週土曜は誕生日パーティなので騒音が12時頃まであるかもしれません、ご理解くださいなど)をするなどして知らせていますね。

しかしここはフランクフルト。もちろんいきなり騒音を流す輩もいたりしますが、そのような時は速攻ポリツァイ(Polizei: 警察)に通報です(笑)私が昔友人のでっかいホームパーティーに行った時、思い切り通報されてました(笑)通報といっても警察官が家まで来て静かになさいと注意する程度ですが。ドイツあるあるな出来事と言えるでしょう。

牛乳が常温で売られている?!

長距離列車にのって郊外へ行くと必ず目にする牛さんon草原。こんな風景が示す通り、酪農が盛んなヨーロッパなのでここドイツも乳製品は充実しています。牛乳の種類もいろいろとあり、ミルク好きの知り合い曰くドイツの牛乳の方が濃くて美味しい!とのことでした(私はコーヒーに入れたりベーキングに使う程度なので味の違いはわからないのですがw)

さて、そんなドイツですがスーパーにミルクを買いに行くと…あれっ牛乳が常温でパックのまま置かれてるー!

牛乳=冷蔵庫にあるもの、常温においてたら腐るものと思っていたので初めて見た時は衝撃でした。もちろん開封してから常温にずーっと放置していたら腐っていきますが(笑)、常温で売られているものを開封しそのまま普通に使えます。昔勤めていた会社では、共用キッチンエリアに牛乳のストックが戸棚の中にあり、もちろん未開封なので常温においてあり、毎朝コーヒーに入れるのに皆でシェアするので1パックずつ開封されますが、朝開けてから午前中は数時間程度は平気でそのままパックがカウンターにおいてありましたね〜。

これは、殺菌の方法によるものだそうです。ドイツやヨーロッパではUHT(Ultra High Temperature)という超高温瞬間殺菌という方法が主流で、1〜3秒120度以上の高温で殺菌しています。常温で、しかも数ヶ月の長さで保存が可能なのです。日本で冷蔵の牛乳は、ヨーロッパに比べて低い温度で殺菌している方法のものが多いのでこの違いがあるのでしょう。ちなみにアメリカでも日本のように冷蔵タイプの牛乳が多く、昔一度UHTのものを普及させようとしたようですが、味が独特とのことで(?)はやらなかったそうな。

最初はびっくりしましたが、慣れてしまえばスーパーで買った牛乳をそのままキッチンのテーブルに放置していても大丈夫なので便利なところはありますね。

アレが苦手な人に朗報!アレがいない。

アレですアレ!って言ってもわかりませんよね。恐怖症の方もいらっしゃるとおもいますのであの名前をフルネームで出すと人によっては読み進められないかと危惧していますので(笑)あえて頭文字をお伝えすると、日本語では『ゴ』、英語では『C』です。お分りいただけましたでしょうか?w暑い夏の日、夜中に台所へ降りていくとたまに見かけたりする昭和の思い出のアレです。

なんと!!ここドイツにはアレが居ないのですー!!これはアレ恐怖症の人には天国ですよね。空気が乾燥していることや土地柄なのか、ドイツには日本で見るようなサイズのアレを見ません。一応もどき?はいるようですがサイズが小さいようで。私も何年もここにいますがアレを見たことがありません。これは寒冷地(といっても夏は暑いけど)ドイツのなせる技。

ドイツ人の誕生日、黄金ルール

ドイツで会社や学校に属してみると、ある日突然笑顔でホールケーキ(手作り率高し)を持ってくるドイツ人(やドイツ慣れしている外国人)と遭遇するでしょう。これは一体?!

こんな場面に遭遇したら、ぜひにっこり笑って『アレスグーテ!』(Alles Gute = 誕生日おめでとう!)と声をかけてみましょう。そのケーキを持ってきたドイツ人本人の誕生日なんです(笑)はい、ここドイツでは誕生日には自分の誕生日ケーキを持参するのがデフォルトなんです… 初めて見た時これもえっ?!って思いました。日本だったらきっと他のメンバーでお金を出し合ってケーキをサプライズなりで持ってくるんじゃないでしょうか?

会社勤めでこれを知った時、最初は正直えーっ なぜ自分の誕生日にケーキを作って(←勿論買っても良い)持っていかないといけないんだ〜、と面倒に思ったものですw ケーキをむしろ私にくれ!と。(笑)でも!これも慣れると結構便利(?)。

1年に1回自分が何かをすれば良いので後は気にしないし、ケーキを学校や会社に持ってきてちょっとした交流ができるのでそれはそれで楽しめます。勿論他のクラスメートや会社の同僚同士でお金を出し合ってちょっとしたギフトを買ってあげるとか、誕生日カードを渡すとかはありますが。これも新鮮に思えたびっくりしたことでした。

ちなみにドイツ人はケーキ大好きなので、特に日本的な美味しい物を持って行った日には一瞬で完売になります(笑)

やっぱりエコな国

日本の『もったいない精神』がここドイツでも確立されています。使い捨て文化もある日本なので、これに関してはドイツの方がもっと『エコ』と言えるかも… 悪い言い方をすればケチともいう?

例えば、ご存知スーパーやその他のお店で買い物をした時。ほとんどのお客が買った物をそのまま自分の鞄に突っ込んでいます。プラスチック袋や紙袋は別料金。日本でもこのスタイルがスーパーでは増えてきましたが、日本に久しぶりに帰って買い物を続けるといつの間にか包装紙やプラスチックだらけになってしまうと感じます。ケーキを買っても日本みたいに丁寧にケースに入れることもなく封筒のような薄っぺらい紙にガサッと入れられます(笑)帰ってきて開けたら勿論クリームべっちゃり、というのもご愛嬌?!

レストランで食べ残しを持ち帰るのは日本では『食中毒が』という理由で禁止のようですが、ここドイツではカインプロブレム!(Kein Problem = ノープロブレム)食べ残しは勿体ないですからねw ドイツのレストランは量も多いので、きっと全部平らげられないと思います。でも後でお夜食にまた味わいたいな…という人はぜひウェイターに『Zum mitnehmen bitte』(ツム・ミットネーメン・ビッテ→持ち帰りお願いします)と伝えましょう。嫌な顔もされずにきっと持ち帰りの容器に入れてくれるはずです。

ちなみに、高級レストランでもこの『持ち帰り』をしている男性(女性と二人でいたのできっとデート中?)を目撃したことがあります。さすがにそれはどうなのか…と思いましたが、ここはエコな国ドイツ(笑)女性もそんな男性に引いている訳でもなく(?)普通な感じでした。さすが。

また、ドイツではシュペアミュル(Sperrmüll)という粗大ごみをピックアップしてもらえるよう手配しその当日路上にピックアップされるまでの間置いておくのですが、これがドイツ人は大好き(笑)通り掛かりの、身なりも至って小綺麗で普通の出で立ちの人が、路上に置かれた粗大ごみを見るや否や立ち止まってしっかりチェックしていきます。…そうです。置かれた『粗大ごみ』の中でめぼしい物がないかの品定めなんですw

もちろんキッタナイ物が大量に置いてあるような場合は誰も見向きもしませんが、ラッキーな時はこれ捨てるの勿体ない!と思ってしまうようないい物が見つかります。だからケチ民族節約大好きなドイツ人も必死(笑)特に高級住宅街エリアのシュペアミュルを見た日には、同時に何人かの人が『粗大ごみ』の周りに立って良い物を見つければすかさず運んでいくのです。

家具以外にも服だったり本だったり、捨てる側も他の人の役に立つならどうぞ、というスタンスで捨てているような物も見かけます。かくいう私も一度『捨てたて』の状態の良いもの(笑)、例えばバルコニーに使えるような椅子をゲットしたことがありました。どうせ『ごみ』として捨てられているものなので、運が良ければ良い家具や食器、面白い本が見つかって持って帰れるのであればゴミも減って持ち帰る人も嬉しいのでWin-Winかも?

見知らぬ男女が真っ裸で一緒って!?

ドイツにも日本のように何箇所か温泉を楽しめる場所があります。例えばバーデン・バーデンなどはその名が示すように温泉保養地で有名な町ですね。日本の方の旅行先にも結構出てくるこの保養地、行ったことや調べた事がある方はご存知かもしれませんが、ここでまさに『見知らぬ男女が真っ裸で一緒に』いる光景に遭遇します。

そうです、ドイツではスパやサウナでは基本的に男女一緒、混浴なんです!!日本でも混浴の温泉地などあるようですが、女性は湯着やタオルを巻いて、だったり男女共水着着用という場合もOKですよね。ヨーロッパの他の国、ハンガリーでも温泉がありますが水着着用の温泉地です。ドイツはなんと『サウナに水着やタオルNG』なんです…!タオルは自分が座るところに敷く感じで、体に巻き付けません。

理由は、細菌の繁殖を防ぐため。へー。でも、日本やハンガリーの皆さんは、細菌だらけの温泉に行ってても至って元気だと思いますがー。笑 ハンガリー人の女友達も、あれはおかしいって嫌がってましたw 色々なびっくり項目をご紹介している中で、これだけは絶対慣れませんし、変です。

スパやサウナでは一応毎週1日ほど『女性だけ利用の日』が設けられているところが多いので、混浴を回避しに『レディースデイ』に一度行ったことがありますが、掃除スタッフが男性!!!女性の日、ちゃうやん!!w と全身でツッコミして以来私はドイツではスパはほとんど利用していません。

スポーツジムに女性の更衣室の近くに女性専用のサウナが併設されているところがありますが、ここは完全に女性オンリーなので、どうしてもサウナという場合はここですね。

ルールの国、ドイツ!

決まりが沢山、罰金大国ドイツ

ルーヘツァイトの時に触れましたが、『ルールが大好き』な国、ドイツ。日本人もルールを守る民族ではありますが、私の個人的な見解で言わせれば、日本人がルールを守る理由=無意識的にマナーとして、常識としてという感覚。ドイツ人がルールを守る理由=ルールと決められているから。(逆にルールと定められていないのであれば守らなくてOK)という風に感じます。

そしてドイツ人はルールに守らない人には厳しいです。例えば赤信号。信号無視をして歩いたり自転車で走ったりする人、ここフランクフルトでは結構見かけるのですがドイツの田舎の方へ行くと誰もいなくてもしっかり信号を守っています。日本では概して赤信号は止まれという意識の下で守っている人が普通ですが、もし誰かが赤信号を無視して歩いたとしても他人に干渉(注意)するような人はいないでしょう。これがドイツ人だとルールを守れない人が許せないのか、信号無視している人に注意している人に頻繁に遭遇しますw

赤信号を無視してそれが警察に見られていたら歩行者でも呼び止められて罰金、自転車で信号無視すると罰金の額があがり、さらに運が悪いと車の免許証の点数が差し引かれます(!)病院や何かを購入し後から請求書が来て支払いという場合、XX日以内に支払うように、と書いていますが、これを守らないで放置すると『Mahnung(マーヌング:警告、催促状)』と書かれた怖い手紙が来て『Mahngebühren』という追加料金が入ってきます。その額は払わなければ払わないほどに膨れ上がります。(最後は法的に呼び出される可能性も!)

電車では改札口がないのでキセルをしたとします。検札の人に見つかったらフランクフルトでは無賃乗車の罰で60ユーロの罰金。レンタカーを利用するお客さんで、交通ルールがわからず制限区間(アウトバーンでも無制限の場所ばかりでありません)で『スピード違反』を起こしてしまいレンタカー会社から罰金のお知らせが来ることもよくあります。

ご紹介したのはごく一部ですが、このようにたくさんのルールが生活の中であり、それが守られないと言い訳も通用せずすぐ罰金となるケースが多々あるのがドイツのお国柄と言って良いかと思います。例えばフランスなどラテン圏では許されていることがドイツではタブーだったりもするので、フランス人の人も面食らうこともあるようで。ルールをきちんと把握し守らないと罰金となるのがこの国です。

ビールが沢山、ビール大国ドイツ

ビールの種類が5000種類以上、醸造所が1000箇所以上あると言われるドイツのビール事情。これはいちいち紹介するまでもないかとは思ったのですが、以下はご存知でしたでしょうか?

ビールやワインなどの飲酒は保護者の同意と観察の元であれば13歳からOK(!)。16歳からは親の同伴なしにビールやワインなどの飲酒OK。18歳から度数の強いお酒も含めてすべての種類の飲酒OK。

また、血中アルコール濃度(血液1mm あたり0,5mgまでのアルコール量)によって飲酒後の運転もOK。目安は平均的な体型の成人男性にとって『ビール小(生中300ml程度)』2杯分まで、らしい。つまりワイン1杯程度なら飲んでも運転OK。1滴でもアルコールが入ったら運転禁止の国日本からいらっしゃる方にこの事実をお伝えすると驚愕されますw

私的には、同じ量を飲んでも日本の方はドイツ人より血中アルコール濃度が高くなっていると思います。ドイツ人はアルコールに強い民族で体型も日本人よりかなり大きいので、『ドイツだから飲んでも運転しちゃえ♩』と慣れないことをされませんように!

犬が沢山、お犬様天国ドイツ

こちらも知られているかもしれませんがご紹介します。犬の躾はドイツ人にさせろ、とはよくいったもので、ここドイツでは外出すればたくさんの犬が人間と同じ扱いを受けて闊歩しているのを目にする事でしょう。レストラン、カフェ、デパート、電車(新幹線も含む)、バスなどの交通機関、生鮮食品を扱うスーパー以外のほとんどのエリアでペット犬同伴がOKです。

ドイツでは犬は愛玩動物というよりは人間の立派なパートナーという扱いです。可愛い飾りやお洋服を着せて歩かせる飼い主はほとどいません。そういうのを着せて歩かせると上記でも紹介したお節介タイプのドイツ人から『虐待だ』とコメントされるかもしれませんw もちろん寒い日にベストのような防寒具をつけることはあるかもしれませんが、コスチュームみたいなものを着せてドッグカフェで集う、というようなことは皆無です。どこでも犬を連れて入れるので、『ドッグカフェ』自体そもそもドイツには必要ありませんが…

そんな犬が自由に暮らせるドイツですが、自由=責任が伴います。レストランに入れる、ということは犬もしっかり躾けられています。つまり、美味しそうな匂いがあちこちから出ていて見知らぬ人が沢山いるレストラン、きっちり躾けられていないと吠えたりソワソワ落ち着かなかったり、他人に飛びかかる犬もいるかもしれません。そんな『誘惑』が多い場所でも飼い主のいうことは絶対で、飼い主の足元にきちんと座ってむやみに動かない、無駄吠えもしないように厳しく躾けられてからレストランやカフェデビューを果たしている犬がほとんどです。

ドイツはペットショップがなくティアハイム(Tierheim)という保護施設やブリーダーから犬を見つけるのが一般的ですが、犬を飼う場合はしっかり届け出を出し、なんと犬の税金も課せられます。犬税は飼う犬の頭数ごとに支払い、また指定された闘犬などは税金が高くなる仕組みです。こうすることによって無責任な飼い主を減らし、また犬の頭数を把握しコントロールすることができます。

私は残念ながら犬を飼っていませんが、ドイツで飼われている犬を見ていると、ドイツ人は中型〜大型犬を好む傾向にあると感じます。スペインやイタリアなどへ行くとチワワなどの小型犬をよく見たような気がします。住宅の敷地が小さい傾向にある日本は小型犬を好んで飼っていらっしゃる人が多いのではないでしょうか。これから犬を迎えたい方、ぜひペットショップではなく保護施設や良識あるブリーダーさんから探してください。ドイツのティアハイムも一般の見学や犬の散歩ボランティアを受け付けているところもあります(身分証明書必須)ので、機会があればティアハイムへ行ってみてください。たまに私もアテンドしていますよ♩

これはアメリカ並みかも?なドイツ

アメリカで昔マクドナルドのドライブスルーで頼んだコーヒーで車内でやけどして訴訟をして勝ったというニュースが話題になったことがありましたが、覚えていらっしゃいますでしょうか?訴訟大国=アメリカ、というのは知られているイメージではありますが、ここドイツもアメリカに負けじと訴訟大国だと私は感じます。

大きな訴訟はどこの国でもありますが、ルールを破った時や取り決められていたはずの内容が守られていない時など、弁護士の活躍が盛んなのもドイツです。ドイツでは書面での取り交わしが常識で書面で決められサインしたものは証拠となって力を持ちます。これにそぐわない事態が起こった時やトラブルがあった時、約束が果たされていない時などはいきなり訴訟とはならないもののとりあえず『弁護士に一筆書いてもらう』ことが定番です。

ですが、弁護士に一筆書いてもらったり、相談したらそれだけで大金が吹っ飛びそうですよね?そんな時にドイツ人の多くが利用する『弁護士保険』(Rechtsschutzversicherung)の登場です。『まさか、弁護士なんて使うことなんてそうそうないでしょ』と日本の方は思うかもしれませんが、健康保険以外でこのような弁護士保険をはじめとする『自分を守るための保険』に入っておくのはドイツでは常識と言ってもよいくらいポピュラーです。

海外生活、何が起こるか本当にわかったものではなく、日本では考えられないことがある日起こったりすることもあるんです。私はまだそこまでひどいことが起こったことはありませんが(弁護士に一筆書いてもらって解決したことはありますw)、周りでこんなことがあった、あんなことがあった、XXで近所の人ともめて弁護士を使って大金を支払うことになった、ということも聞きます。そんな時に上記の弁護士保険に入っていると弁護士への費用が抑えられます。また、アパートを借りている場合は『損害保険』『個人賠償責任保険』であるHausratsversicherungやHaftpflichtversicherungという保険などに入っていると揉め事を回避しやすいです(弁償代金が賄える)。上で犬について書きましたが、もちろん飼い犬がいる人が入る保険もあります。(Hunde-/Pferdehaftpflichtversicherung)

口約束や曖昧な決め事になりがちな日本とは違い、きっちり書面でルールを決めて何かあったら法の専門家に相談し解決するという考え方はドイツでは身近であるということを知っておくと良いと思います。また、ドイツにある保険を把握しておいて自分をどう守るか準備するのもドイツ生活では大切なことです。

非常に長くなってきたので、この続きは後編にて!

 

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