Hallo!ドイツで一番治安が悪い町と言われるフランクフルトに住みつつ、スリに一回も遭っていないユウコフランクフルト(@yukofrankfurt)です。
今回の記事では、海外旅行、一人旅や仕事でいらっしゃった方の多くの悩みである海外でのスリなどの防犯対策について、実体験も交えて語っていこうと思います。
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- 【ドイツやヨーロッパ旅行でのスリ対策】トラブル実例や手口、防犯対策を在住者が紹介
- 【ドイツ・フランクフルトの治安】フランクフルトはドイツで1番危ない町?!
- 海外旅行中、まず自覚して欲しいポイント
- ドイツやヨーロッパの町で見聞きしたトラブル事例を紹介
- ドイツ・フランクフルト中央駅近辺で起こったトラブル例:強盗、置き引きなど
- ドイツ・フランクフルト中心部で起こったトラブル例:スリやスリ未遂事件
- ヨーロッパの公共交通機関や駅で起こったトラブル例
- その他の場所で現地在住者が遭ったスリのトラブル色々
- 海外旅行でスリや犯罪に遭わないようにするコツ
- 【ドイツやヨーロッパ旅行でのスリ対策】トラブル実例や手口、防犯対策を在住者が紹介 さいごに
【ドイツやヨーロッパ旅行でのスリ対策】トラブル実例や手口、防犯対策を在住者が紹介
記事内でも具体的に紹介していきますが、世界でも有数に安全な国日本とドイツ・ヨーロッパなどの海外は全然勝手が違います。
日本で財布を落として中身が無事のまま返ってきて感動した!という外国人の話も聞きます。
ドイツでそんな事が起こったら、奇跡!!(苦笑)
財布を落としてしまって返ってこないまだしも、ちゃんと所持している物をあの手この手で盗んでしまうスリがいるのは残念な事実。
海外旅行では旅行前の準備と同じぐらい、スリやその他の犯罪対策をしておくのは重要です。
まずは心構えから!
この記事では、ドイツ在住の筆者が色々な人から直接聞いた実体験や、実際に起こったスリや犯行の手口を紹介していきます。
ちなみに筆者のスペックを軽く紹介しておくと
・アメリカで治安が悪いニューヨークで9年ほど生活
・仕事で東南アジアに半年
・女一人旅でヨーロッパ(ロシア、東欧、コーカサスなどの地域含む!)、東南アジア、カリブ海エリアなど渡航しまくり
・これまで海外旅行で行った国は累計45ヵ国以上
・ドイツで治安が悪いと言われる町フランクフルト在住(←今ココ)
・財布を取られた事は人生で1度もなし!!
というわけで、ある程度ドヤりながら今回は色々とコツや事例など語らせてください笑
【ドイツ・フランクフルトの治安】フランクフルトはドイツで1番危ない町?!
私が現在住んでいるドイツ。
ヨーロッパ基準で言えば他の国に比べてまだまだ安全と言えると思います。
そんなヨーロッパの安全圏的な国、ドイツの中でも多くの日本の方々が舞い降りる街、フランクフルトですが・・・
ここフランクフルトはドイツでも1番治安が悪い街!と言われている(by ドイツ人)のをご存知ですかー!!w
かつて私は別の街に住んでいたのですが、仕事のオファーがありフランクフルトへ引っ越すことになりました。
そこで、当時住んでいた街のドイツ人の友人たちにその話をした所。
まー色々ネガティブなコメントを言われる・・・笑
『フランクフルトなんか汚くて危険な街で、人々も失礼な人が多いし私は好きじゃない』
だの
『変な訛りがあるw(←ヘッセン州の訛り)例えば灰皿(Aschenbecher)はアッシェンベッヒャーと言わないで、アジャベジャと言うんだよww』
だの。笑
まあ、ドイツ人は基本的に自分の出身地が一番最高と思っている(日本の方で地元ラブな人は共感できるかな?)タイプが多いので他の街をdisる傾向にあるんだろうなーと思ってましたが。
フランクフルトに降り立って最初に何日か滞在した知り合いの家が中央駅近くの一番ヤバイエリアだったので(私の作った治安マップでひいた赤線がモロに当たってます!)、そこで友人達のネガコメが当たっていたと確信したものです。
あと、確かにヘッセン州の訛りは面白いものがあるw
そんな筆者(←日本人女性)ですが。
長年経った今もフランクフルトで元気に住んでいますし、夜一人で歩くこともあります。
あと、上で紹介したスペックでも触れていますが、海外旅行が大好きでいろんな場所へ旅行しまくってきました。
さらに女一人旅で旅行した事も多々。
なのに、私はこれまでスリなどの犯罪に巻き込まれたことは人生の中で一度も!ありません。
ついでに自慢してしまえば、色んな国に住んだり旅行(ひとり旅も多数、発展途上国など治安がドイツより悪い場所含む)したりしてきましたが、私は財布を取られたことは人生で一度も!ありません。
こちらの記事では、怖がらせるために書いているのではなく、海外旅行へ行く際に十分に気をつけるポイントを事前に知って準備しておいて、皆様の滞在がトラブルのない楽しいものになる助けとなればと思い、筆・・ならぬキーボードを取った次第です。
具体的にどんなトラブルが起こりうるか実例を交えて紹介しつつ、私なりの防犯対策のアドバイスなど色々と書いていきます。
・海外出張でトラブルにあわないか不安
・海外旅行でスリ対策をしたい
・一人旅なので防犯対策を知っておきたい
という方にとって今回の記事はためになる事間違いなし!(笑)
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海外旅行中、まず自覚して欲しいポイント
私がドイツやヨーロッパ、さらにはその他の海外に行くという方で不安な方々に言いたいのは、まずこの3点です。
・外国では、日本と同じ考えや理屈は捨てる。
・安全はお金で買う。お金でサービスや安心を買えるなら買って利用するべき。
・危機管理能力を自分で身につけておく
ここは外国なので、日本と同じ考えや理屈は捨てる
日本という国ほど安全な国は無いです。
最近は在住外国人の増加とともに犯罪も増えてきてはいるようですが、まだまだ日本は安全な国と言えます。
例えば男性でよく見かける、長財布や携帯電話をジーンズの後ろポケットに入れて歩く姿。
これ完全に日本以外の海外だとNG行為です笑
フランクフルトに至っては、こんなことをした場合・・道行くすべての人々に「スリ、歓迎!財布(携帯)あげます!」と言っているようなもの。
ヨーロッパだけの話ではなく日本以外の海外全てに当てはまります。
実際にこのスタイルで韓国旅行に行ったりして、スリに遭ってしまった話も聞きますが・・(ため息)
アジア旅行でも、日本から出れば治安は全然違うので、スリ対策はしておくべき。
こういう話を聞くと、ヨーロッパ云々でなくて日本以外の外国はどこも危ないな、と思ってしまうと同時に、日本って本当に平和だなぁと感心してしまいます。
カフェなどで席を取る時に、椅子に財布入りのカバンを置いたり、携帯を置きっ放しにしたり、貴重品を置いたままトイレに行ったり。
こういうことができてしまうのは日本ぐらいです。
同じような感じで外国で過ごしてしまうとどうでしょう。
誰も置いたカバンや貴重品に責任を持ってくれませんし、なくなってしまっても『当たり前』。
さらには『取られてしまう状況を作る方が悪い』という風にもなってしまいます。
日本は安全な国なのは確かですが、外国へ来たのであれば日本と同じ感覚は捨て去るべきです。
海外旅行では安全はお金で買う
安全は、お金で買うもの。全ての行動は自己責任。
ヨーロッパ旅行に限らず、海外旅行先のどこでも言える基本事項ですが・・
これは本当に残念な話ではあるのですが、結局このフレーズが海外ではピッタリと合ってしまうのです。
タクシー利用の記事でも書いていますが、夜1人で慣れない場所を移動しようとした時に、電車やバスで移動すればもちろん安上がりです。
でも、移動するのに歩く時や、なかなか来ない電車やバスを待つ駅での安全は保証されません。
私もかつて夜にケチって徒歩で帰宅しようとした事があります。
その時アメリカ人やヨーロッパの人たちに『なぜわざわざリスクを背負うのか?』と言われたことがあります。
また、海外ではサービスは有料(別料金=チップなど)なので、良い場所でドアマン付きの住居などは必然的に高くなります。
アメリカなどの国では特に顕著ですが、富裕層のいるエリアと貧困層のいるエリアでは治安がガラリと変わりますよね。
かけるお金=治安へのセキュリティ、という図式が存在しています。
海外旅行で滞在中のホテルだってそうです。
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ケチって安宿に泊まった結果セキュリティが万全でなくて物がなくなった、だったり治安の悪い場所になってしまった、という結果はお金で安心を買わなかった結果であり、これまた自己責任となってしまいます。
日本とは全く違う慣れない海外にいるのだから、できるだけ【安心のために投資する】という考えを持てばトラブルに遭うリスクも減ります。
お金がもったいないという考えでなく、トラブルに遭うことを考えればトータル的にお得になる、と考えるべきです。
お金をケチりたいのは自由ですが、それは自己責任となるだけです。
移動方法以外にも、例えば1人旅の人や旅慣れていない人などは自分だけで無理をせず、現地のガイドを付けて観光するとコストはかかりますが現地の生きた情報も手に入るし、何より起こりうるリスクが減ることは確かです。
ホテルに関してですが、こちらの限定記事で在住者の私がアテンド時にお客様におすすめしているフランクフルトのホテルについて詳しく紹介しています。
ここに載せているホテルではトラブルは聞いた事はありませんし、何より立地的コスパ的に良いと思うホテルばかりです。
フランクフルトに滞在予定の方は興味があればチェックしてみて下さい。
海外では危機管理能力を自分で身につけておく
何度か『自己責任』という言葉を使いましたが。
自分の安全は自分で責任を持って管理するのは当たり前です。
海外にいると、時折日本の常識ではありえない事、想像してもいなかった事が起こる事があります。
私はアテンド中はなるべくお客さんの周りに変な人やスリが近づかないか、荷物など安全かかなり注意して見張っています。
それでも、ロボットではないので(笑)常に完全に完璧に監視し続ける事はできません。
どんな状況であっても、日本でない国にいる間は日本と同じように振舞わないようにする。
海外では公共の場では緊張感を持ちしっかり気をつけ、自分で自分の安全を守る癖は持っておくに越した事はありません。
具体的にどんなトラブルが想定できるか、それに対してどうやって危機管理していくか、私なりのコツも踏まえて紹介していきますね。
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ドイツやヨーロッパの町で見聞きしたトラブル事例を紹介
こちらではこれまで人から聞いたり体験した事件やトラブルの具体例(どのような状況でスリにあったか)を紹介していきます。
脅かすわけではありませんがこんな事が本当に起こっていますので、知っておく事は犯罪を防ぐ助けにもなるかもしれません。
ドイツ・フランクフルト中央駅近辺で起こったトラブル例:強盗、置き引きなど
まずはドイツ・フランクフルトの中でも治安が悪いとされる中央駅エリアで起こった事件について書いていきます。
フランクフルト中央駅近くの賑やかな通りで起こった強盗事件
この通りは私もよく歩いていて、雑多ではありますがレストランも多い場所。通常そこまで酷い通りでもないと思っていましたが・・・
とある夜22時頃に歩いていたドイツ人男性2人組。
周りに人も結構いたにもかかわらず、通りすがりに後ろから何者かに殴られ、転倒した隙に財布を奪われてしまった。
このケースは、スリというよりは強盗ですよね。
この話はその2人を実際に知るドイツ人の友人から実際に聞いた事です。
先ほども書きましたが、この通りは私も平気で歩くような場所です。
これはもう不運としか言えない気もしますが、やはりフランクフルト中央駅周辺の夜は緊張感を持って歩くべきですね。
フランクフルト中央駅近くの治安の悪い通りでの強盗事件
中央駅近くで私もオリジナルマップに赤線(危険な通り)をしっかり引いている通り。
この辺りは私も日中でもなるべく行きたくないので避けているエリアですが、ここにあった銀行で銀行強盗があったとニュースでありました。
普段から謎の輩たちが道端に佇んでいる、雰囲気が昼間でもあやしい感じの場所で、私も普段絶対行かないところです。
厄介なのがこの通りは人通り自体は日中は多く、大通りに面している事。
そしてこの通り及びその周辺にも結構手頃な値段のホテルが点在していて、たまにご自身でホテル予約したお客様をお迎えに行く事も。
たまに女性1人でピンポイントでその近くの宿を取られる場合があり後悔されている事が多々(ホテルやプランを全てご自身で決めてからアテンドのお願いをされたパターン)。
私のおすすめするホテル情報を入手すれば、このような場所は簡単に回避できるのですが・・
ちょっとしたハプニングが私にも!被害総額200円の置き引き事件
スリではありませんが、私にもそういえば小さなトラブルがあったと思い出したので、『こんなもん取るの?!』というケースを紹介いたします(笑)。
自転車でフランクフルトの街を移動する私。
中央駅近くの場所に自転車を止め、お店に物を見に行って目当ての物がなく、5分と経たずにすぐ出てきた私。
日本の100均で購入した自転車用の座席カバー及び、自転車のライト(取付式)が消えてて驚愕!
お店に入って目当ての物が置いてなかった為、すぐ出てきたので本当に5分ないぐらいの間の出来事です。
ハイ、フランクフルトではこんなしょーもないもの盗るの!?という物まで盗られる事がございます。
さすがに、人のお尻が乗っているこんな中古カバーを盗るのかwと笑ってしまいましたが。(日本の100均グッズ優秀ですものね)
これでも、まだ車輪やシートが盗まれていないだけマシです。
例えばこちらの写真↓のように、自転車の部品がごっそり無くなっている事だってあるのですから・・・
この場合、被害総額がグッと上がる訳で。
↑これは、フランクフルトの路上で見かけたどなたかの元自転車の様子です。
合掌・・・
以来、自転車を使う場合は座席カバーはつけず、自転車のライトは自転車を置く際に取り外して持ち歩いてます・・・
ああ、面倒。
ドイツ・フランクフルト中心部で起こったトラブル例:スリやスリ未遂事件
賑やかなハウプトヴァッヘなどの中心部エリアでも、人通りが多いとこんな事も起こります。
財布ではない、別の大事なものを取られたスリ事件
私のお客様(一人旅の女性)で、到着した日にご案内し後日またお会いした時に聞いたスリ事件。
その日、お客様は閉まらないタイプのバッグで1人で日中散策されていたとの事。
私もまさか開いたタイプのバッグで終日行動されているとは思っていなかったのですが・・・
ミュンヘン行きの電車チケット(旅行会社で手配したオリジナルのもの)と、旅行社からもらっていたバウチャーや日程表を入れていた小型のポーチ的なケースが無くなってしまったとの事。
落とした感じはないと首を傾げていらしたのですが、これ、絶対に誰かが財布だと思って取ったと思いました。
幸い財布はカバンの奥底に入れていたようで不幸中の幸い。
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財布が盗まれたわけではないものの、電車のチケットや大事な情報などが入っていた日程表などがなくなったので後処理が大変だったとのこと。
お金を盗られたスリではなくても、これはこれは非常に不便です。
とても可愛いバッグではあったのですが、残念な事に盗難事件にあってしまいました。
フランクフルトに住んでいた日本人男性3人に起こった、スリ未遂事件
フランクフルト在住だった友人とその友人2人に起こったスリ未遂事件です。
とある週末。
男の子3人で飲んだ後、深夜のハウプトヴァッヘを歩いていたら、突然ある男性が登場。
フレンドリーな雰囲気で彼らに向かって『スモー!スモー!(相撲)』と話しかけてくる。
恐らく、スモーをやろう!みたいなノリだったんでしょう(笑)。
友人は参加しなかったものの、他の二人は酔っている為男性にノリよく反応してしまい、スモーごっこ?開始。
参加しなかった友人が見知らぬ男性と他の二人が戯れる様を離れたところがらぼんやり見ていると、おかしな事に気づきます。
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相撲ごっこをする中、なんとその男性が友人の友人の財布をズボンのポケットからさりげなく失敬しているのを発見!
すかさずその友人は日本語で『財布盗られてる!』と教えました。
その友人はなんと、スモーではないものの、柔道の有段者だったので力づくですぐに財布を取り返し、ギリギリセーフ(!)。
友人がそのからかいに参加しなかったのが幸いでしたが、あやうく財布をすられる所で危なかったそうです。
堂々としたタイプのスリのパターンですが、未然に防げて良かったです・・・
フレンドリーなふりをして話しかけ、至近距離で何かが起こる場合もあるので気をつけるに越したことはありません。
市内中心部のツァイル(Zeil)通りで2人組が観光客からクレジットカードを盗み、多額の買い物に使った事件
犯罪の現場は、市内中心部のにぎやかな通り、ツァイル(Zeil)。
被害者がデパートのエスカレーターで前にいた男に誤ってぶつかってしまった瞬間、男の共犯者である女が被害者に気付かれないように背後から近寄りハンドバックから財布を抜き取ったとの事。
犯行後数時間に渡り、男女は盗んだクレジットカードで1万1千ユーロ分の商品を購入。
幸いにも警察官がデパートの監視カメラ映像から犯人らを特定、その日の夕方既に別の服に着替えていた男女をツァイル通りで逮捕、現在は勾留中。
犯人たちは他のヨーロッパの国でもスリでの逮捕歴があるとの事。
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恐らく犯人たちはわざとぶつかるような状況を作り、チームを組んで盗みを働いたのでしょう。
ヨーロッパではあるあるな、グループでのスリの犯行手口です。
ちょっとしたアクシデントでもスリが起こる可能性はあるので気をつけたいです。
ヨーロッパの公共交通機関や駅で起こったトラブル例
ドイツ・フランクフルトの電車内での落し物トラブル
これはスリではないですが、こんな事例もあり得るという事で紹介します。
フランクフルトでアテンドをさせて頂いたお客様とSバーン(電車)で2、3駅程度一緒に移動。
目的地の駅で下車し、歩き出したその瞬間に『あっ忘れた!』と大慌て。
この間の移動時間5分もありません・・・
聞くと、買ったばかりのジャケットが入ったバッグを電車の座席に置いたまま出てきてしまったとの事。
私もアテンド中は上で書いたようにお客様の周囲や持ち物には気をつけて見てはいるのですが、ちょうど座っていた真横にバッグを置いていた(私の視界から見えにくい位置)ようで、私も案内する為に先に席を立ったこともありそこまで気づきませんでした・・・
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この旅行の為に奮発してわざわざ購入した高めのジャケットということで、忘れ物センターに一緒に行こうとしましたが運悪くその日は日曜日。
お客様と話した上でこのケースは戻ってこないであろうこと、またその日のスケジュールに影響も出てくる為諦めることにされました。
まず、ちょっとした距離の移動であれば荷物を座席に置いておかない方が良いです。
置いておく場合は常に気をつけておく。自分で置き忘れなくても、誰かがちょっとした隙に取っていくかもしれません。
ヨーロッパ鉄道で一人旅中、電車であったスリのパターン
ヨーロッパで鉄道旅行した方から聞いたスリの体験談。
一人旅中、ヨーロッパの国の駅で目的の長距離列車に乗車し、自分の座席を発見。
貴重品の入ったバッグは自分の座席に置き、大きめの荷物だけ座席すぐ上の棚に置いてさて座ろうとしたところ、何と!
自分の座席にさっき置いていたはずのバッグが忽然と消えていたそう。
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長距離列車は勿論切符のチェックがあるので、ランダムな人がずっと乗っていられはしないものの、大きい駅だと停車している時間が長いですよね。
電車が到着して出発するまでの間は多くの人が乗り込んだり席を探したりとガヤガヤしていますが、そのタイミングで恐らくスリが日本人を狙って(?)貴重品が入っているであろう小型のバッグを通りすがりなんかにサッと取って出発前に電車から出てしまったのでしょう。
こういうちょっとした隙に狙われる事もあるので、いくら自分のすぐそばに置いていたとしてもできるだけ貴重品は一瞬でも目を話さない、できるだけどこかに置かない方が良いですね。
ちなみにこのスリのパターンはヨーロッパの他国だけでなく、ドイツの駅でも十分あり得ると思います。
その他の場所で現地在住者が遭ったスリのトラブル色々
現地在住者で慣れていても、運次第というか、時々スリの被害などが起こっています。
どんな状況でスリ被害にあったか聞いた具体的な話を紹介します。
日本人以外でも被害に遭っている!スマホや財布をスリに取られた事件
ヨーロッパ人の友人が、スーパーで買い物中(野菜を選んでいた時)に背後からスリが彼女のコートのポケットに手を入れスマホを盗られたそう。
彼女は後から携帯がない事に気づき、恐らくあの時にそうなったと話していました。
本当にちょっとした隙に盗難が起こっています。
他にもドイツ人の知り合い(男性)が、何らかのイベントで人混みの中1日中過ごしていた時に気づいたら自分の財布が消えていたそう。
確かにアジア人=現金を持っているイメージがあるようですが、何もスリはアジア人のみを狙っているわけではないのです。
日本人であろうがなかろうが、男女問わず、誰でもひょっとした隙にスリにあってしまう可能性は十分あります。
ドイツ在住日本人が遭った、ラッシュアワーでのスリ事件
日本人女性の知り合いがドイツで朝の通勤時、眠さもあってホームでぼーっとしていたそう。
恐らくその時に何者かが彼女のリュックを開け、中に入っていた財布を抜き取り。
運悪くその時に結構な現金が入っていたそうで・・・
かなりの額を失ってしまったとの事。
人混みの中でぼんやりしていると、恰好の獲物のように思われてしまうかもしれません。
財布はあるけど中身だけが取られたスリ事件
フランクフルト在住の日本人女性の知り合いに起こったトラブルです。
その日、フランクフルト中心部エリアでお買い物で2、3軒程度お店をまわっていたそう。
最初の店で買い物をして次の店へ。
その後街を歩いていると、通りすがりの人が『リュック開いているよ』と指摘。
中を見ると財布がちゃんとある・・・けれど!
なんと、財布の中身がカラ!
その方が言うには恐らく最初に買い物(支払い)をした時はお金があったので、犯人はその店から次の店まで付いてきていたのではないか、と。
財布の中身を取って戻すスリっていうのは凄いですよね。
どんな余裕なのか・・・やはり相手はプロのスリ。
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海外旅行でスリや犯罪に遭わないようにするコツ
海外生活が長いのに1度もスリにあったことがない私が、スリなどのトラブルに遭ったりしないようできるだけ心がけている工夫を紹介します。
これをすれば絶対大丈夫!という保証はできませんが、一応スリや置き引きにはあった事が一度もないのでよければ参考にしてみてください。
海外では人通りの多いところでは貴重品に常に気をつける
勿論、日本からいらっしゃるみなさまも気をつけてはいると思うので、当たり前に感じるかもしれませんが。
とにかく!気をつけています。
女性が肩からかけるような小型のバッグって、側からみれば明らかにそこに財布が入っているとわかりますよね。
そういうバッグに財布を入れている時は絶対に自分の手前に持って行き、なおかつガードです。
あまりお洒落に見えなくても安全第一です。
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冬場でクリスマスマーケットへ行く時などは、小型のカバンでショルダーやポシェットタイプのものだとコートを着る前に肩にかけ、その上からコートを羽織ってしまいます。
これだとかなり安心かと思います。
また、人混みの中では絶対財布を分かりやすく取り出したり中を確認しません。
財布を見たい時は人の目につかない所やタイミングでチェックします。
クリスマスマーケットやイベントなど、現金支払いでちょくちょく支払うような場面では、使う分のお金をポケットなどにちょっとだけ入れておいて、そのポケットにはお行儀が悪いですが常に手を入れておくのも一案ですね。
海外旅行先で多額の現金を持ち歩かない
海外旅行ではなるべく現金支払いを避けて、財布を盗られたとしてもタカが知れている額の現金だけ入れるようにしています。
多くても50ユーロぐらいでしょうか。
それでもスリにパクられたらショックですがw
足りない分はその都度下ろす。
なるべくカードで支払うのもいいですね。
日本からいらっしゃる場合はこういタイプのカードなんかおすすめです。
とはいえ、屋台が並ぶクリスマスマーケットやイベントなどなど、現金支払いの場面が多いドイツ・・・
その日大体使うか考えて、使うであろう分だけ持ち歩くのも一案ですね。
街で持ち歩くぐらいならホテルの部屋のスーツケースの中に鍵をかけて入れておくか、セーフティボックスを利用するかの方が安心かと思います。
安宿の場合はセーフティボックスもなるべく使いませんが・・・?
ここで、上でも書いた、『安全はお金で買う』の考えが出てきますね。
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良いホテルに泊まっておくとそれだけでホテル内での安心が買えます。
先日お会いしたお客さんも、安さで選んだホテルは雰囲気が微妙で部屋にはセーフィーボックスもなかったので仕方なく全財産を毎日持ち歩いているとおっしゃていました。
それでスリにあったら大変です。
酷い目に遭う可能性を回避するべく、ある程度良いランクのホテルという選択も考えてみては如何でしょうか。
Booking.comなどでこまめに値段をチェックすれば、高級ホテルと呼ばれるタイプの場所でもお得に泊まれることが多々ありますよ。
»在住者紹介!【12選】フランクフルトの高級ホテル・5つ星ホテル
多めの現金を保管する場合、分散やカモフラージュを考える
何らかの理由で現金を多く持ってきた場合、保管の仕方が心配ですよね。
これは私が自ら考えて実行したアイデアなのですが・・・
東南アジアのとある国に1人旅に行ったとき。
その時結構現金を持っていたのです。
安宿だったのでセーフティボックスもないし、フロントに預けるのも不安(信用できない)。
なおかつ自分のスーツケースに入れててもこじ開けられてもいやだし・・どう保管しておこう。
という時に、思いつきました。
テキトーなフリーペーパー的な(しかもちょっとボロい笑)雑誌を持っていたのですが、持っていた現金のうち何割かをその雑誌の中に挟み込みました。
他の何割かはベッドのマットレスの下(笑)また何割かはスーツケースの中。
と分散させて保管していました。
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出かける時にはその日使う分をジップロックに入れて靴底に(笑)
また、財布らしい見かけのものに入れず、こ汚い紙袋みたいなものに入れたり、とか。
まさかそんなところに?というところに隠し持つのがコツ(笑)。
お金をはさんだ雑誌をあえてテーブルの上に置いて外出、とか。
どこかに一生懸命隠しておく方が探されるかな、と思ってそんな手法も試しました。
何にも取られませんでしたよ。
一人旅が趣味の方から聞きましたが、スリ対策として敢えて財布を2つ持ち、1つは大事なので首から下げるタイプのスキミング防止機能付のものに保管。
もう1つは『おとり』として、あからさまに分かりやすい場所(ポケットやカバンなど)にちょっとだけ現金を入れておき、スリに遭った場合にそっちに食いついてもらうようにしている、と言っていました。
それもとても良いアイデアだと思いました!
駅のホームなどでは自分の周囲、特に背後に人が近づかない状況をつくる
これも私がなんとなく考えて実行し、今では無意識的にそうなってしまうのですが。
駅のホームなど狭くて人でごった返すような場所などで、自分がしばらく待っているような場合はなるべく自分の後ろに人が入れないようにしています。
例えば壁にもたれるというか、壁を背にして立つ感じです。
壁がないホームの場合は、なるべく人から離れ、程よい距離を保って待ちます。
これはなんとなくなのですが…
なるべく知らない他人がすぐ近くにいるような状況を作らないようにしています。
話しかけられる事も減りますしね。
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上でリュックをしょってて盗難にあってしまった人がいますが、私も結構リュックを使っていてさらにその中に財布を入れている事も多々あります。
人が後ろから自分のリュックを触れないように壁にもたれるか、なるべく人から離れたり。
人が多い場所ではリュックを自分の手前に持ってきたり肩にかけて体の前でキープしたりしています。
日本からいらっしゃる人でリュック利用の人は、防犯効果が高いボビーなどを使っている人もいますね。
エスカレーターなんかでも、後ろや隣を通りすがりに、ということもあるらしいので、私はエスカレーターでも前後に気をつけたりしています。
海外で話しかけてくる知らない人はほぼ相手にせず、話した場合も秒速で会話を終える
ニューヨーク生活が長かった事もあり、自分を守ろうとするあまり必然的に癖になってしまった所もあるが故にちょっと淋しい話になりますが・・・
駅や街で知らない人が道を聞いてきたり『すみません(Entschuldigung エンシューディグン)』と声をかけられても、私は8割以上は聞こえないフリをして去ってしまいますw
はい、冷たいかもしれません。
でも余計な問題に巻き込まれる確率は断然下がります。
大体、見かけからしてなぜアジア人な私をわざわざ選んで道を聞くのっていうのもあります。
まあフランクフルトの場合はNYに負けず劣らず人種のるつぼなので、現地在住者と思われるのかもしれませんが。
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上記で紹介した『スモー』事件ではないですが、フレンドリーに話しかけてきてその隙にグルの他の人がスリをするという手口も聞いているので、ついつい警戒してしまうんです。
もちろん本当に道を聞いているケースもあるでしょう。
そこら辺はもう、時と状況になるのですが。
言い方は悪いですが、その人の雰囲気や身なり、放つオーラ(笑)をチェックして、まあ話しても良いかな?と自分のカンを頼りに判断して答える事もあります。
が、なるべく短く会話を終えるようにしています。
終えたらすぐにその場を離れたり。
海外で開放的な気持ちになり、そこで話しかけられた人を『いい人』と信じて仲良くしたくなることもあるでしょう。
特に一人旅などしていると、ついつい人との関わりが楽しかったりしますしね。
ですが、私はなるべく警戒するようにしています。ちょっと悲しいですが・・・
知らない人と知り合って交流するのはそういうイベントに出かけて交流しています。
通りすがりはあまり好みません。
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自分の自宅以外はなるべく貴重品をずっと置いておかない
これも、『当たり前!』と思われる事かもしれませんが、敢えて。
これはアメリカ時代に教わったのですが、当時新卒でとある企業で働き始めた頃。
先輩スタッフにカバンをどこに置いておけば良いか聞くと、
「ここが良いよ。でも、休憩時間や長くデスクを離れるときは気をつけて!誰が来るかわからないし」
と言われた事が。
そのビルは多くの人が出入るする場所で、宅配便を届ける人(メッセンジャーと呼ばれる人など)や外部の人も業務時間は訪ねてくるようなところだった為。
オフィスであっても、自宅以外の場所では貴重品は常に肌身離さず持っておくようにするべきなんだ、と学びました。
ここドイツの職場でも、長時間デスクを離れるときはなるべく貴重品だけは持っておく癖をつけています。
小さい会社ならまだしも、大きいオフィスでいろんな人やお客さんが出入りするとき、リノベなどで工事関係の人など外部の人がいる時など念には念をと気をつけています。
つまり、貴重品や大事なものを持っている時は、自宅以外の場所、レストランでもどこでもちょっと席を外したり電車の中だったり置いて行かないという事です。
置いてしまうなら十分気をつける。
信頼できる友達などと一緒の場合、その人に「カバン置いていくから見てておいて」という一言を忘れません。
私だけでなく、アメリカやヨーロッパで周囲を見ていると皆きちんと自分の財布や貴重品を気をつけて管理しています。
キョロキョロゆっくり歩かず、ある程度テンポよく歩く
これはパリに行ったときに学んだのですが、パリに比べれば安全と言えるフランクフルトが長くなってきたからでしょうか。
何度も行ったことのあるパリで、ドイツに住んで数年後久しぶりに行ったときにジプシーに絡まれました。
ただ絡まれただけで、英語でまくしたてて(笑)追い払ったので財布も私も無傷でしたがw
パリ出身のパリジェンヌの友達にそのことを言ったら、このようなコメントが返ってきました。
「パリ在住者かどうかは、歩くスピードですぐわかる。ゆっくりよそ見しながら歩いてたらお上りさんと思われて狙われるよ」
パリはやはり見所もあるのでゆっくり歩いて見たいものの、確かにキョロキョロ見ながら慣れない感じで歩いてたら旅行者感満載ですよね。
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フランクフルトでは自然とよそ見せず歩けるのですが(真新しいわけでもないしw)、そういう感じで歩くよう心がけるとおのぼりさんと思われにくくて良いと思います。
エリアによっては早歩きするなど歩くテンポに気をつけてみましょう。
余談ですが、ここ最近のパリは本当にスリの被害がひどくなっていると聞いています。
私でも怖いぐらい。
私がよく行っていた2007年〜2011年ぐらいは全然平気でしたが、ここ数年パリで被害にあった人から聞く話が恐ろしい・・
この間もシャンゼリゼ通り近くで日本人の方が世界に30個ぐらいしかない約9000万円相当の腕時計を取られた(!)というニュースがありました。
パリに比べれば、フランクフルト含めドイツは行動とエリアに気をつけてさえいれば被害にあうことはほぼないと思います。
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治安が悪い場所でなくても、海外では人通りの少ないところは気をつける
フランクフルトよりもっと危ないと思う街、ニューヨークに住んでいた時。
当時は今よりもっと治安が悪かったブルックリンのとあるエリアを夜歩いていた時、知り合いがこう言っていました。
『人通りがない方が私は怖い』。
確かにそうです。
人通りがある場所で起こりやすいのはスリなどこっそり行うような犯罪ですが、逆に人通りがない場所だと目撃者が減るわけで、スリではなくて強盗やホールドアップに遭う可能性もある、と。
フランクフルトでも人通りが少なくかつあまり雰囲気のよくない場所があったりします。
なるべくそういう通りは避け、どうしても通らないといけない時はタクシーを利用しましょう。
フランクフルト中央駅周辺に関しては、私が限定配布している中央駅周辺治安マップなどをぜひご利用ください。
【ドイツやヨーロッパ旅行でのスリ対策】トラブル実例や手口、防犯対策を在住者が紹介 さいごに
いかがでしたか?
今回は、ドイツやヨーロッパの治安についてを中心に、実際起こったスリや置き引き、強盗などの具体例を紹介しました。
これを読んで、より不安になってしまったらごめんなさい。
でも、こういうケースもあると知っておいて意識の中においておくのは海外旅行中の犯罪防止になるのではと思います。
フランクフルトは確かに一部気をつけたいエリアや状況が出てくる事も確かですが、私は旅行先で盗難や大きなトラブルに巻き込まれた事はこれまで一度もありません。
何年も住んでいる私がそうなので、数日程度など短期間だけいらっしゃるのであればちょっと気をつけるだけでまた日本に戻るのですから何事もなく過ごせる確率は高いと思うのです。
日本から来たばかりだと、気を常に張っているのは慣れないし面倒に感じるかもしれませんが、癖になってしまえば無意識に気をつけるようになるのでそこまで気にならなくなると思います。
備えあれば憂いなし。
常に注意して、補えないところは防犯グッズや信頼できる人と協力しつつ、皆さんが楽しく過ごせるように願っています。