Guten Tag! ドイツ在住ブロガーのユウコフランクフルト(@yukofrankfurt)です。
ドイツ各地で開催されているクリスマスマーケット。
中でもおすすめしたいのは世界遺産・ケルン大聖堂で有名な町・ケルンのクリスマスマーケット!
世界中から訪れる大人気のケルンのクリスマスマーケットをドイツ在住者の筆者が詳しく紹介していきます。
- 【世界遺産】ケルンのクリスマスマーケットは必見!ドイツ在住者が見どころ、開催日程、イベント、おすすめグルメなど徹底紹介
- ケルンとはどんな町?
- ケルンのクリスマスマーケットの歴史や特徴
- ケルンのクリスマスマーケット2024年開催日程
- ケルンのクリスマスマーケット開催場所・見どころ
- 世界遺産:ケルン大聖堂前クリスマスマーケット Weihnachtsmarkt am Kölner Dom
- 小人の市場:旧市街のクリスマスマーケット Weihnachtsmarkt in der Altstadt
- ノイマルクト:天使のクリスマスマーケット Markt der Engel auf dem Neumarkt
- ルドルフ広場:ニコラウス村のクリスマスマーケット Weihnachtsmarkt Nikolausdorf Köln
- チョコレート博物館:港のクリスマスマーケット Hafen-Weihnachtsmarkt am Schokoladenmuseum
- シュタットガルテンのクリスマスマーケット Weihnachtsmarkt im Stadtgarten
- 【おまけ】他にも色々!ケルンのユニークなクリスマスマーケット
- ケルンで楽しみたい!おすすめご当地グルメ
- フランクフルトやデュッセルドルフから日帰り可!ケルンへのアクセス
- 【2024年】保存版!ドイツ各地のクリスマスマーケット開催日程一覧
- 2024年版【世界遺産】ケルンのクリスマスマーケットはドイツで必見!見どころ、開催日程、イベント、おすすめグルメなどドイツ在住者が徹底紹介 さいごに
【世界遺産】ケルンのクリスマスマーケットは必見!ドイツ在住者が見どころ、開催日程、イベント、おすすめグルメなど徹底紹介
ドイツで開催されるクリスマスマーケットは約2500ヶ所(!)ほどと言われていますが、その中でも筆者もお気に入りなのがケルンのクリスマスマーケットです!
初めてケルンのクリスマスマーケットへ行った時に気に入って別の記事でも大好きと書いているほど笑
ケルンといえば有名すぎる世界遺産・ケルン大聖堂ですが、クリスマスマーケットシーズンはここ大聖堂前でもクリスマスマーケットが開催されるんです。
迫力ある大聖堂を見上げながら楽しむホットワインは格別!
ケルンでは大聖堂前以外でも色々な場所でクリスマスマーケット会場があるので、ケルンに行ったらぜひ色々とまわってみてください。
今回はケルンのクリスマスマーケットの開催日程や開催場所についての詳細はもちろん、必見の見どころ、イベント、ケルンで楽しめるおすすめグルメなども徹底紹介していきます。
ケルンとはどんな町?
工業で栄えたルール地方があるドイツ西部のノルトライン=ヴェストファーレン(NRW)州にある都市、ケルン。
110万人ほどの人口を持つケルンはNRW州内では最も人口の多い自治体で、かつドイツ国内では4番目に大きな自治体でもあります。
2000年以上の歴史を持ち、世界遺産のケルン大聖堂やロマネスク様式の教会など中世の建造物や美術館・博物館など文化的施設も多く、ヨーロッパの中でも重要な観光地として知られています。
100箇所以上とドイツのどの都市よりもギャラリーが多く、美術館を含めると130以上もの芸術施設があり、とりわけ現代美術のコレクションは充実していてアート好きには楽しい文化都市です。
また、ケルンはオーデコロンの発祥の地でもあります。
オーデコロンは1709年、ヨハン・マリア・ファリナ氏によって初めて誕生しました。
ケルンがナポレオン軍に占領された際、ナポレオンや軍の兵士らがケルンの香水を好みフランスに持ち帰ったことで人気に火がつきます。
フランス語で「ケルンの水」という意味のオーデコロン(Eau de Cologne)として知られるようになりました。
ナポレオン占領時代にケルンの建物全てに番号を表示することになりましたが、ちょうど当時ナポレオン軍が気に入ったオーデコロンを製造していた場所が「グロッケンガッセ4711」で、そのままブランド名として引き継がれだのだそう。
ケルン土産で定番のオーデコロン、4711もここケルンに本店を構えています。
香水の歴史に興味がある方は、オーデコロンの開発者、ヨハン・マリア・ファリナ氏の名前が付けられた香水博物館(Farina Haus)と合わせてチェックしてみるのもおすすめ。
ケルンのクリスマスマーケットの歴史や特徴
ヨーロッパ内の人気観光地としても有名な文化都市・ケルンはクリスマスマーケットも大人気!
ドイツ国内外から多くの人が訪れ、その数約400万人近くにもなるそう。
現在ケルンでは小規模のものも含めると合計17種類以上のクリスマスマーケットが開催されているそうで、中でもケルン大聖堂前は世界で最も訪問者数が多いマーケット会場の1つと言われています。
そんなケルンのクリスマスマーケットですが、初めて開催されたのは他の町に比べると比較的後だったようです。
記録によれば、ケルンでクリスマスマーケットのようなものが一番最初に開催されたのが1820年ごろ。
アルターマルクトで「ニコライマルクト(Nicolai-Markt)」という名前で始まったとされています。
小屋の並ぶさまからde Hött(デ・ヘット)と呼ばれ、地元民の間で人気になりました。
さらに本格的にマーケットが開催され始めたのは1837年に入った頃で、市議会が当時のプロセイン政府に交渉して正式に承認されることとなります。当時は「販売品は子供のおもちゃと食品類のみ。酒類は禁止」と厳しい条件がついていたそう。
アルターマルクトからホイマルクトへ移転し、年々人が集まるようになると同時に騒音問題やゴミ問題、治安の悪化などが懸念され始め、1885年にクリスマスマーケットが禁止に(!)。
その後第一次世界大戦を経て1923年にノイマルクトでde Hötteが新たに開催。第二次世界大戦まで安定的に開催され平和な日々が続きました。
そして第二次世界大戦によってクリスマスマーケットが再び停止に。
戦後、ようやく再開されたのは1970年に入ってからで、それが今に至るというわけです。
ご覧の通りケルンのクリスマスマーケットの歴史は紆余曲折を経て続いてきたことが分かりますね。
ケルンのクリスマスマーケット2024年開催日程
コロナ禍を経て、2024年ケルンのクリスマスマーケットが開催!
ケルン大聖堂前クリスマスマーケットの2024年開催日程・営業時間は以下になります。
下記で詳しく紹介していますが、ケルンのクリスマスマーケットはケルン大聖堂前だけでなく、いくつかの場所に分かれて開催します。
場所によっては上記の開催期間より長く開催されたり、数日早めに終了するところがあります。
大きく異なる開催期間についてはそれぞれのマーケットの詳細に記載するようにしていますが、細かいところは各マーケットの公式情報を確認ください。
ケルンのクリスマスマーケット開催場所・見どころ
ケルンといえば大聖堂前のクリスマスマーケットというイメージですが、文化都市ケルンでは複数箇所でクリスマスマーケットが開催されています。
ケルンでチェックするべきクリスマスマーケット会場の場所やテーマは2024年は主に以下となります。
世界遺産:ケルン大聖堂前クリスマスマーケット Weihnachtsmarkt am Kölner Dom
ドイツ人に大人気の町・ケルンのクリスマスマーケットで1番人気の場所といえば、もちろんケルン大聖堂(Kölner Dom)前で開催されているクリスマスマーケット!
ご存知、ケルン大聖堂はドイツの世界遺産に登録されていて、年間を通して世界中から観光客が押し寄せる有名観光スポットでもあります。
ホットワインを飲みながら世界遺産のケルン大聖堂を見上げる…なんて贅沢な時間なのでしょう!
ケルンのクリスマスマーケット会場の中でも、ここケルン大聖堂前は来場者数が400万人ほどとなる人気ぶり。
多くの来場者に応えるべく、150ほどの色々な屋台が立ち並び、クリスマスマーケットグルメやお土産探しの買い物も楽しめます◎
ケルン大聖堂前の広場には高さ25メートルほどのクリスマスツリーも飾られていて、NRW州の天然木(アカエゾマツ)のツリーの中では1番の高さを誇るんだとか。
会場の中央にはステージが併設され、コンサートやイベントなども開催され、昼も夜も楽しめるようになっています。
ケルン中央駅(Köln Hbf)を出たらすぐ視界に入るぐらいの「駅チカ」なのも便利ですね。
ドイツの他の町から日帰りで来たとしても、電車の時間ギリギリまで楽しめるロケーションです◎
ちなみにドイツに住み始めの頃、筆者が真っ先に見に行ったのもこのケルン大聖堂前のクリスマスマーケットでした。
筆者もお気に入りで別の記事にてその思いを語っています笑
小人の市場:旧市街のクリスマスマーケット Weihnachtsmarkt in der Altstadt
ケルン大聖堂から南方面へ歩くと数分程度で旧市街のクリスマスマーケット(Weihnachtsmarkt in der Altstadt)があるエリアへ到着します。
旧市街のクリスマスマーケットの会場は厳密には
・アルターマルクト(Alter Markt)
・ホイマルクト(Heumarkt)
の2つの広場で開催されています。
上の「クリスマスマーケットの歴史と特徴」の項目でも触れていますが、この2つの広場ではケルンで昔からクリスマスマーケットが開催された記録がある歴史的な会場でもあるんです。
アルターマルクトはクリスマスマーケットの歴史の項目で少し触れていますが1820年にケルンで最初のクリスマスマーケット「ニコライマルクト(Nicolai-Markt)」が開催された広場。
その後、プロセイン政府から正式に承認を受け1837年からクリスマスマーケット会場となっていたのがホイマルクト。
歴史を感じる旧市街で開催されるマーケットはムードたっぷり。ホットワインを飲みつつ200年ほどの歴史に思いを馳せてみるのはいかがでしょうか。
ケルン大聖堂から南下して最初にアルターマルクトに着くはずなので、ここから旧市街のマーケットを楽しみましょう。
旧市街のマーケットは別名「ハインツェルス・ヴィンターメルヒェン(Heinzels Wintermärchen)」と呼ばれ、訳すると「ハインツェルの冬物語」というような意味になります。
旧市街のクリスマスマーケットでは、このハインツェル・メンヒェンをテーマに開催され、屋台や会場の装飾も小人たちをモチーフにしたものも見つかります。
会場全体がメルヘンの雰囲気で写真映えスポット満載!見どころも多く、ケルン大聖堂前共にケルンで人気のマーケットです。
120ほどの屋台が立ち並び、ドイツの旧市街で開催されるクリスマスマーケットの中でも最大規模と言われています。
子供連れには嬉しい観覧車や子供用のメリーゴーランドもあるので、家族でも楽しめる会場です◎
アルターマルクトは伝統工芸品などを扱う職人の屋台や手作り品などお土産になりそうなグッズが充実しています。
ホイマルクトは屋台の他、1800平方ほどのアイススケート場やカーリングのレーン、氷をテーマにした風景などが楽しめます。
アルターマルクトはクリスマス前に終わりますが、ホイマルクトは年明けも引き続き開催予定(下記参照)。
クリスマスマーケット期間中に登場する「クリスマス郵便局(Weihnachtspostam)」ではハインツェル・メンヒェンの切手も販売されているので、日本の家族や友人にここから手紙を出すのも良い記念になりそう。
歩いているだけでワクワクする旧市街のマーケットは食べ歩きとお土産探しをしながらゆっくり楽しみたいですね。
【アルターマルクト】
住所:Alter Markt, 50667 Köln
アルターマルクト開催日程:2024年の最新情報が入り次第更新予定
アルターマルクト開催時間:期間中毎日 11時〜22時
【ホイマルクト】
住所:Heumarkt, 50667 Köln
ホイマルクト開催日程:2024年の最新情報が入り次第更新予定
ホイマルクト開催時間:期間中毎日 11時〜22時
開催時間:12月26日まで毎日 11時〜22時、12月26日から11時〜21時
ノイマルクト:天使のクリスマスマーケット Markt der Engel auf dem Neumarkt
旧市街のクリスマスマーケット会場の1つ、ホイマルクトから西方向(ライン側と逆方向)に約1kmほど進むとノイマルクトのクリスマスマーケットに到着します。
徒歩で13分ほどでしょうか。歩くのに疲れた!という方はホイマルクトの駅から1、7、9番のシュタットバーン(Stadtbahn)で1駅西へ進めばノイマルクトです。
ノイマルクトのクリスマスマーケットは「Markt der Engel auf dem Neumarkt」、「ノイマルクトの天使の市場」という名前がついています。
会場で目をひくのは星や天使モチーフのデコレーション。特に夜に行くと頭上に飾られた星がキラキラしていて本当に天使がその辺に飛んでいそうなロマンチックな雰囲気です。
ノイマルクトで出会えるのは天使だけではありません。ドイツのクリスマスシーズンのシンボル的存在、聖ニコラウス(Nikolaus)がここノイマルクトに訪れます。
世間でお馴染みサンタクロースは25日にプレゼントは持ってこないのか?ですが、ドイツではサンタではなく女の子の天使、クリストキント(Christkind)がやってきます。
ちなみにニュルンベルクのクリスマスマーケットではこのクリストキントがシンボル的存在で、クリストキントが色々なイベントで登場します。
聖ニコラウスはクネヒト・ループレヒト(Knecht Ruprecht)という黒い服を着た老人と一緒に家を周るのですが、良い子には聖ニコラウスからのプレゼントが、悪い子にはクネヒト・ループレヒトが持っている大袋に放り込まれて連れていかれるというなかなか怖い話になっています笑
ドイツの子供たちは2回プレゼントがもらえるのは羨ましいですね。ただし、「良い子」に限りますが…
聖ニコラウスが登場するのが聖ニコラウスの日なのですが、ここノイマルクトでは他の日にも馬に乗った天使と一緒に聖ニコラウスが来るそうなので会えるチャンスが増えます◎
その他、神話に出てくる生物たちも見る事ができるそうなので、お子様連れの方は会いに行ってみるのも楽しいと思います。
聖ニコラウスに興味のある方は、ノイマルクトから徒歩5分程度の距離にあるルドルフ広場のニコラウス村も要チェックです!(下記項目にて紹介)
ルドルフ広場:ニコラウス村のクリスマスマーケット Weihnachtsmarkt Nikolausdorf Köln
上で紹介したノイマルクトからさらに西方向に500メートルほど進むと到着するのがルドルフ広場(Rudolfplatz)。
13世紀ごろに建てられたハーネントールブルク(Hahnentorburg)という城門が目印で、この城門を眺めながらのクリスマスマーケットが楽しめます。
ここのクリスマスマーケットのテーマは「Weihnachtsmarkt Nikolausdorf(ニコラウス村のクリスマスマーケット)」。
先ほど紹介した聖ニコラウスの村というセッティングです。
ドイツらしい木組みの家のような屋台が並び、聖ニコラウスモチーフのデコレーションと中世の城門が写真映えするクリスマスマーケットです。
期間中毎日16時〜16時半ごろに聖ニコラウスがマーケットへやってきて、17時から30分ほどニコラウス村を練り歩きます。
ドイツ人の子供たちに大人気の聖ニコラウス。「良い子」がいらっしゃる家族連れの方は、ぜひ聖ニコラウスに挨拶しに行ってみてください。
また、ニコラウス村にはニコラウス・ハウス(Nikolaushaus)が併設されていて、ここでは子供向けのアート・ワークショップが開催されています。
クラフトや絵、切り絵などを保育士たちが子供に無料で教えてくれるので、子供連れには嬉しいスポットです。
その他見どころとしては村のチャペルでのクリッペ(Krippe)と呼ばれるキリスト降誕の展示や、音楽などが楽しめる特設ステージも必見。
チョコレート博物館:港のクリスマスマーケット Hafen-Weihnachtsmarkt am Schokoladenmuseum
ケルンの人気観光スポット、チョコレート博物館があるライナウ・ハーフェン(Rheinauhafen)。
ライン川沿いで港をテーマにしたクリスマスマーケット、Hafen-Weihnachtsmarkt(ハーフェン・ヴァイナハツマルクト)が開催されています。
ドイツの海は実際には北の方へ行かないとないのですが(笑)、代わりにライン川を海に見立てた「海上風クリスマスマーケット」が展開。
船の帆をイメージしたテントには70ほどの屋台が並び、「メイド・イン・ケルン」にこだわったケルンで作られたユニークなお土産や、焼きサーモンにフィッシュサンドなど港町を感じるようなメニューが充実しています。
イルミネーションが輝く船や、ライン川沿いの景色を一望できる高さ48メートルの観覧車なども要チェック。
潮風ならぬ、川風に吹かれながらシーフードなどを味わっていると海にいるような気分になれるかも?
クリスマスキャロルや船乗りの話が聞けるプログラム、海賊のパフォーマンスなどもここならでは。
子供が退屈しないキッズコーナーもあるので、家族連れにも嬉しいですね。
クリスマスマーケット参戦前にチョコレート博物館で甘いエネルギー補給もおすすめ◎
ちなみに同じ会場ではクリスマスマーケットの後引き続き「ニューイヤー・マーケット(Neujahrsmarkt)」という名前で翌年の元旦までマーケットが開催されています。
クリスマスマーケット終了後もチェックしてみては。
シュタットガルテンのクリスマスマーケット Weihnachtsmarkt im Stadtgarten
ケルン大聖堂や旧市街など、中心部のクリスマスマーケットは大人気なので常にたくさんの人で大にぎわい。
少し落ち着いた雰囲気でクリスマスマーケットを楽しみたい…という方におすすめなのが、シュタットガルテン(Stadtgarten)という公園にあるクリスマスマーケット。
ルドルフ広場から北方面に10分程度歩けば到着する距離で、最寄駅はケルン西駅(Köln West Bahnhof)。
自家製ホットワインやユニークな工芸品など80ほどの屋台が迎えてくれます。
観光客だらけのエリアより少し離れていることもあって、どちらかというと地元の人たちで盛り上がるローカル感あふれるマーケット。
ちなみにこの辺りはベルギー地区(Belgischen Viertel)と呼ばれ、おしゃれなカフェやお店などがあり地元民にも人気のエリア。
クリスマスマーケット巡りのついでにこの辺りを散策するのも一案です。
【おまけ】他にも色々!ケルンのユニークなクリスマスマーケット
ケルンで開催されている主なクリスマスマーケット会場は上記数カ所となっていますが、さすが文化都市ケルン、小さいものやオルタナティブなものを加えるとさらにたくさんのマーケットが挙げられます。
例えば以下のようなクリスマスマーケットが開催されているので、メジャーどころは周り終わって変わった場所へ行ってみたい、という方はチェックしてみては。
ケルンで楽しみたい!おすすめご当地グルメ
クリスマスマーケットでのお楽しみといえば屋台でのグルメ。
色々な食べ物がありますが、せっかくなのでケルンならではのご当地グルメはいかがでしょうか?
おすすめをいくつか紹介してますが、これらはケルンやデュッセルドルフなどドイツ西部・ライン地方の郷土料理やご当地ビール。
クリスマス屋台でも見かけることもありますが、レストランでもポピュラーです。
ケルシュ Kölsch
クリスマスマーケット限定ではないのですが、ケルンのビールといえばケルシュ(Kölsch)!
ケルンに来たらぜひ飲んでおきたい、ご当地ドイツビールです。
ケルシュは上面発酵で作られるビールで、アルコール度数は約4.8%。
ケルンのあちこちにあるブラウハウス(醸造所)へ行くと200mlの細いグラスでサーブされます。ホップがきいたフルボディの味わいはクセになること間違いなし。
ドイツで出てくる一般的なビールより一回り小さめのグラスで出てくる黄金色のケルシュビールは、クセなくついつい一気飲みできちゃいます。
…が、その次の瞬間!
おもむろに店員が近づくと空になったグラスを片付け、そこに新たにケルシュが注がれたグラスがおかれます。おかわり追加と言ってもいないのに。
そう、これがケルンで当たり前のケルシュの飲み方。日本でいうわんこそば形式で、飲み干したら当たり前のように次のケルシュがテーブルに置かれるんです笑
もうビールはいらない、という場合はビールグラスの下に敷かれたコースターをグラスに蓋するように置けばOK。
このような体験も含めて楽しく飲めるケルンのケルシュ。ぜひケルンの醸造所で食事と一緒に楽しんでみてください。
ドイツ人のケルンっ子が飲んでいるのがほぼ確実にこのケルシュで、クリスマスマーケットでもケルシュを嗜む現地人を見かけるはず!
ライニッシャー・ザウアーブラーテン Rheinischer Sauerbraten
ザウアーブラーテン(Sauerbraten)は、酢をベースに香辛料などを合わせた漬け汁に肉を数日間漬け込み焼き上げたロースト料理で、ザウアーブラーテン自体はドイツの伝統料理としてライン地方に限らずドイツ全土で見かけ、その土地によって調理法や味付けも様々。
「ライン地方の」ザウアーブラーテン、ライニッシャー・ザウアーブラーテン(Rheinischer Sauerbraten)の特徴は、その味付け。
漬け汁にレーズンや甜菜糖などを入れることによって他のザウアーブラーテンより甘みがしっかりあります。
また、昔は馬肉を使用することが多かったそう。今は主に牛肉で調理されています。
リッチで濃い味わいにはちゃんとビールが合います◎ぜひ見かけたらお試しを。
ハルヴェ・ハーン Halve Hahn
「半分の」という意味のHalve、「鶏肉」という意味のHahnから名付けられた料理、ハルヴェ・ハーン(Halve Hahn)。
ということは、鶏肉の半身かな?と思ってしまうかと思いますが、こちらは肉料理ではありません。
ハルヴェ・ハーンはレッゲルブレートヒェン(Roggenbrötchen)と呼ばれるライ麦パンにゴーダチーズやピクルス、玉ねぎなどをのせた、デュッセルドルフやケルンでポピュラーなサンドイッチ。
発祥に関しては諸説色々とありますが、1870年代にケルンで生まれたという説がよく言われています。
もちろんビール大好き人間なドイツ人たちはこのハルヴェ・ハーンを片手にケルシュビールを嗜みます。ドイツ人にとってはパブ料理、おつまみのような感覚です。
サンドイッチなので、量もどっしりヘビーなドイツ料理に比べれば控えめなので、軽く食べたい時や軽食にもおすすめです。
ムッツェンマンデルン Mutzenmandeln
ムッツェンマンデルン(Mutzenmandeln)は、ケルンではムーツェメンデルヒャー(Muuzemändelcher)という名前で呼ばれ、アーモンドやラム酒入りの小麦ベースの生地を雫のようなユニークな形にして油で揚げ焼きにしたお菓子。
ケルンではドイツのお祭り・カーニバルの時期や大晦日で食べるのが定番で、その時期にはケルン中のベーカリーで売られています。
大聖堂スペクラチウス Dom-Spekulatius
スペクラチウス(ドイツ語読み:シュペクラーツィウス)は、スパイスのきいた薄いクリスマスクッキー。
ベルギーやオランダが発祥と言われますが、ドイツでもポピュラーで、ケルンのあるノルトライン=ヴェストファーレン州などではよく見かけます。
ベルギーやオランダでは聖ニコラウスの時期に食べられていて、クッキーの形が船や馬など聖ニコラウスに関するモチーフで作られるのがオーソドックスなタイプ。
クッキーを並べると聖ニコラウスの物語が完成するようになっているそう。
その他風車や象、白鳥など聖ニコラウスに関係ない他の形もどんどん出てきていて、それを象徴するかのような一品がDom-Spekulatius(ドーム・シュペクラーツィウス)!
その名の通り、ケルン大聖堂をかたどったスペクラチウスで、ケルン土産にも良さそうです。
ライべクーヘン Reibekuchen
ライべクーヘン(Reibekuchen)は、すりおろしたじゃがいもをパンケーキのように平くして揚げ焼きした料理。
他の地域ではカルトッフェルプッファー(Kartoffelpuffer)と呼ばれ、ここケルンならではの呼び方はRievkooche。
クリーミーなガーリックソースか摺り下ろしりんごムースが添えられることが多いです。
注文すると2〜3枚渡されこれが結構なボリュームなので、他にも色々食べ歩きしたい場合は他の人とシェアするのが良いかも。
その他おすすめなドイツのクリスマスマーケットグルメ
ケルンのご当地グルメの他に、ドイツのクリスマスマーケットではどんな食べ物や飲み物が定番なのか?
詳しく知りたい方には、別の記事でものすごい勢いで羅列(笑)しているのでこちらもぜひ参考に読んでみてください!
フランクフルトやデュッセルドルフから日帰り可!ケルンへのアクセス
日本からドイツで最初に到着する玄関口的な町・フランクフルトからもICEを利用すれば日帰りで行ける距離です。
筆者の経験上、電車で片道2時間以内ぐらいであれば体力的にも疲れず日帰りしやすいと思っています。
例として周辺の町からのアクセスについてを所要時間をいくつか紹介します。
【2024年】保存版!ドイツ各地のクリスマスマーケット開催日程一覧
コロナ禍を経て、今年2024年度クリスマスマーケットはドイツ各地で開催予定です!
ケルン以外のドイツの町にはどんなクリスマスマーケットがあるか、開催日程の最新情報と共に記事にまとめました。
2024年、ドイツのどの町のクリスマスマーケットがおすすめ?
別の記事にてドイツ各地のクリスマスマーケットの開催日程を一挙にまとめて紹介しています。
ドイツの州ごとに開催されているクリスマスマーケットの開催情報をおすすめ中心に載せているのでぜひ参考に!
※コロナの状況などで間際になってクリスマスマーケット開催の変更などある場合があります。最新情報は更新予定ですが、各自でも情報の確認などをお願いします。
2024年版【世界遺産】ケルンのクリスマスマーケットはドイツで必見!見どころ、開催日程、イベント、おすすめグルメなどドイツ在住者が徹底紹介 さいごに
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
今回の記事では、世界遺産のケルン大聖堂で有名なドイツの町・ケルンで開催される人気のクリスマスマーケットをドイツ在住者が徹底解説しました。
ぜひこの記事を参考に、ドイツのクリスマスマーケットを楽しんでくださいね。
当ブログでは他にもドイツのクリスマスマーケットやクリスマスイベント、アドベントに関する記事を色々書いていますのでぜひぜひチェックしてみてください。
【ドイツのクリスマスマーケット記事】
»ドイツ全土のクリスマスマーケット開催日程まとめ決定版!今年開催予定のドイツの町の最新情報
»フランクフルトのクリスマスマーケットを在住者が紹介!日程、開催場所、イベントなど
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»【ラヴェンナ渓谷のクリスマスマーケット】見所やアクセスなど在住者が紹介!
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