Guten Tag!ドイツ・フランクフルト在住ブロガー、ユウコフランクフルト(@yukofrankfurt)です。
今回は、年中世界中から観光客が絶えない有名な観光地、リューデスハイム(Rüdesheim am Rhein)でのクリスマスマーケットについて。
フランクフルトのクリスマスマーケットより一足先に始まったリューデスハイムのクリスマスマーケット。
私も早速行ってきましたので、様子など紹介したいと思います。
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リューデスハイムのクリスマスマーケットについて
クリスマスマーケットの歴史や特徴
リューデスハイムのクリスマスマーケットの特徴としては、ドイツらしい定番の屋台以外に外国からの特産品やギフト、食べ物などが紹介されている屋台が充実しており、別名『世界のクリスマスマーケット(Weihnachtsmarkt der Nationen)』とも呼ばれています。
参考までに、2019年度は6大陸から合計17カ国以上のテーマを持った屋台が出ていました。
リューデスハイムでは1993年からクリスマスマーケットが始まりました。
フランクフルトに比べれば歴史は浅いものの、やはり人気の観光地と言うこともあって、年を重ねるごとにクリスマスマーケット目当ての訪問者が増えていっているようです。
街としては、2016年にはフランクフルトのクリスマスワールドメッセで開催されている、ベスト・クリスマス・シティアワードの『オーディエンス賞』を受賞しています。
フランクフルトから気軽に日帰りできる世界遺産の町として人気のリューデスハイム。
ライン川下りのイメージが強いせいか冬季に足を運ぶ人は少ないかも知れませんが、クリスマスマーケットはとても可愛らしいので、ぜひ行ってみてください。
2024年のリューデスハイムのクリスマスマーケット開催日程
2024年のリューデスハイムのクリスマスマーケット開催日程は次の通り。
開催日程:2024年11月21日〜12月23日
開催時間:日曜〜木曜:11時〜20時、金曜・土曜:11時〜21時
※変更の可能性があるので、各自で最新情報を確認ください。
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リューデスハイムのクリスマスマーケットに実際に行ってきたのでレポート!
11月後半に差し掛かった、とある週末の朝。
寒いけれども快晴ということで、リューデスハイムのクリスマスマーケットに行く絶好のチャンスと捉え、行くことに決めた筆者。
思い立ったらドイツの色々な町へ気軽に日帰りできるのでフランクフルト在住というのはその点とても便利です。
フランクフルトの観光自体は半日で終わってしまうものの クリスマスマーケット巡りの方は、フランクフルト起点で滞在するのもおすすめですよ。
リューデスハイムの観光アテンドでは、通常は朝から出発し夕方ごろに帰る日程を組んでいます。
が、今回クリスマスマーケットでは日中と夜の雰囲気を両方楽しみたかったため午後に入ってからゆっくり出発することにしました。
フランクフルト中央駅からリューデスハイム行きの電車に乗る
フランクフルト発リューデスハイム行きの電車は、毎時53分発。
ローカル電車RB10がフランクフルト中央駅の23番ホームから出ています。
今回購入したのは、フランクフルトからリューデスハイムまで有効のグループ1日乗車券 Gruppentageskarte (5 Pers.) 34,50€。
フランクフルトからリューデスハイムまで、片道通常券が既に1枚12,35€(※2019年時)なので、2人以上ならこちらの方がお得です。
フランクフルト〜リューデスハイムへの交通費やお得なチケット情報はこちらの記事にて詳しく紹介しています。
【参考記事】ヘッセンチケット以外にも!フランクフルトのお得なチケット【日帰り旅行に!】
電車は乗り換えなしで1時間11分ほど。
途中、保養地の街ヴィースバーデンを経由して向かいます。
時間に余裕のある人は、ヴィースバーデンやマインツに寄り道するのもいいですね。マインツのクリスマスマーケットも、筆者オススメです!
ライン川下りのシーズンから外れているからか、私たちが遅い電車に乗ったからなのか、いつもは席を見つけるのが困難な電車の中も比較的余裕があって座れました。
クリスマスマーケットへ行くならゆっくり出発でも全然OKです♫
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リューデスハイムのクリスマスマーケットの開催場所
屋台があるエリアは、大きく分けると4つほどのエリアになります。
HPの地図でもわかりますが、①〜④の順で向かえば、ちょうどぐるっと回り道なしでまわることができます。
①ライン川沿いのライン通り(Rheinstraße)に並ぶ屋台
クリスマスマーケットのスタートポイントにやってきました。
ちょうど、つぐみ横丁(Drosselgasse)がある位置からライン川に沿ってお店が並びます。
ついついつぐみ横丁方面へ行ってしまいたくなりますが、効率よくまわるなら川に沿って東方向へ進むと良いかと思います。
つぐみ横丁へ一旦入ってから、引き返しても良いですね(笑)
②マルクト通り(Marktstraße)沿いの屋台
ライン通りのマーケットを進んでいくと、南北に広がるマルクト通り(Marktstraße)に到着します。ちょうどそのあたりでライン川沿いの屋台が途切れ、代わりにマルクト広場方面に向かって屋台が見えるでしょう。
ライン川を背にしてマルクト通りを北に進みながら、引き続きマーケットを楽しめます。
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③マルクト広場(Marktplatz)の屋台
この辺りから賑やかになってくるはずです。メイン会場的なマルクト広場(Marktplatz)のマーケットには、パフォーマンスなどがある特設ステージがあります。
ホットワインを飲みながら、ライブ音楽を楽しんだり写真撮影したりゆっくり楽しみましょう。
ちなみに、ここで展示されているイエスの誕生の様子を描いたクリッペは、ヨーロッパでも最大級のものだそう。
確かにかなり手が込んでいて、見応えがあります。
④オバー通り(Oberstraße)沿いの屋台
マルクト広場を過ぎ、引き続きマルクト通りを進んでいくと、オバー通りに入ります。
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クリスマスマーケット以外のシーズンもいつも観光客で賑わうオバー通りには、クリスマスグッズで有名な『Käthe Wohlfahrt (ケーテ・ウォルファルト)』のお店や、リューデスハイム名物のケーブルカー乗り場もあります。
ケーブルカー乗り場近くのホットワイン屋さんはリューデスハイムのワインを使っているそうなので、おすすめですよ。
動画も少し撮ってみました♩
#クリスマスマーケット の時期は、なぜか他の街より存在感が薄い気がする #リューデスハイムのクリスマスマーケット 。結論から言えば、#ライン川下り のシーズンから外れても行くべきです!ワイン屋さんが作った #グリューワイン もありますよ!➡️ https://t.co/wSboTniWgz #フランクフルト生情報 pic.twitter.com/qllM3EQXmh
— ユウコフランクフルト (@yukofrankfurt) November 25, 2019
その他のエリア
上記で挙げた4箇所以外にも、ちょっとしたマーケットスポットが散らばっています。
例えば、つぐみ横丁の途中には『北欧風クリスマスマーケット』と言うスポットが特設会場的に作られています。
といってもかなり小さい規模です。
後は『Kinderparadies(子供のパラダイス)と名付けられたちょっとした遊園地的な広場で、小さなメリーゴーランドが。
また、ケーブルカーで丘を上った先には山小屋風の休憩所が作られています。
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リューデスハイムのクリスマスマーケットを楽しむポイント
今回実際にリューデスハイムのクリスマスマーケットへ行ってみて、私なりに楽しめるポイントを実際に行ったレポートとともに紹介していきます。
リューデスハイムのワイン農家が作るホットワインに注目しよう!
リューデスハイムの屋台で私たちが1番期待していたのが、ホットワイン(Glühwein)の屋台。
どこでもそうなのですが、クリスマスマーケットの屋台に出されているホットワインのほとんどは、紙パックの安いワインを使用しています‥。
夢を壊すようで申し訳ない?
フランクフルトのマーケットでも一部、ちゃんとしたワインを使っている屋台もありますが、激安紙パックワインで作られたホットワインがほとんど。
まあ、ホットワインも雰囲気的に盛り上がるものというか、味わって飲むものでもないと思うので、こだわる必要はないと思いますが安いワインなので大量に飲むと翌日ちょっと辛い(笑)
リューデスハイムはワインの産地なので、本物のちゃんとしたワインを使ったワイン農家が作っているホットワインが楽しめる屋台があるのでは、と期待していたのです。
するとやはり!
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『Glühwein vom Winzer』(グリューワイン・フォム・ヴィンツァー = ワイン醸造家が作ったホットワイン)という記載がある屋台を何箇所も見つけることができました。
ちゃんとしたホットワインを見つけるには、屋台に『Winzer』(ヴィンツァー:ワイン生産者)という文字があるか探しましょう。
私が見た所、6箇所ぐらいは見つかりましたよ。
そのうちの何箇所かは『リューデスハイムのワイン製造者のホットワイン(Glühwein vom Rüdesheimer Winzer)』という表記で、地方産のワインを使っているこだわりのワイン屋台になっています。
先ほど書いた、ケーブルカー乗り場近くの屋台なんかはその1つ。
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色んな国の屋台をチェック
また、上でも書いたようにいろんな国をテーマにした屋台が出ているので、見て歩くだけでも楽しいです。
アメリカの屋台のそばには極小サイズの自由の女神像がありました(笑)
ちなみに、自由の女神のすぐそばの焼きソーセージ屋さんは美味しそうでしたよ。
リューデスハイムの名物Asbachやクリスマスグルメをチェック
ドイツワインの名産地のうちの一つのラインガウエリア。
ホットワインの話題でも触れましたが、ワイン造りが盛んな町リューデスハイムでは、やはり白ワインを蒸留して作られるブランデー作りも歴史が長いのも知る人ぞ知る事実。
1892年頃から作られているAsbach(アスバッハ)というブランデーは有名で、賞も受賞しているほど。
そんなリューデスハイムの名産ブランデーを楽しむ方法としてポピュラーなのがRüdesheimer Kaffee(リューデスハイマー・カフェー:リューデスハイム風コーヒー)。
リューデスハイムのカフェではどこでも楽しめますが、やはりクリスマスマーケットに来たのなら屋台で楽しんでみたいですね。
筆者は、つぐみ横丁沿いにあるこちらのカフェにてバウムクーヘンならぬバウムシュトリーツェル(Baumstriezel)という、ハンガリー語圏でおなじみのケーキでアンスバッハを試しました。
リューデスハイム風コーヒーと同じく砂糖に火をつけて炙るスタイルは健在。
ちなみにこのバウムシュトリーツェルは、クリスマスマーケットの屋台でもやっているところがあるので見かけたら試せますよ!
アンスバッハで炙るタイプのものはリューデスハイムのみだとは思いますが。
リューデスハイムコーヒーも値段お高めですが、こちらのケーキも7,90€(生クリームとさくらんぼシロップ漬け添えのもの)となかなか高め。(※2019年当時の値段です)
でも2人で十分なボリュームです!
アルコールをかけて炙った後のケーキは全然アルコールの味も匂いもしないので、ほぼ普通のシナモン味のケーキです。
アルコール苦手という人も食べられると思います。
ちなみに、ここの店員さんめちゃくちゃフレンドリーでした。
雰囲気も良く、興味がある方は是非行ってみてください。
住所:Drosselgasse 5, 65385 Rüdesheim am Rhein »HPで詳細を見る
ドイツのクリスマスマーケットで定番の食べ物や飲み物は別の記事で徹底紹介しているので、こちらも読んでみてくださいね。
ラインガウの絶景を楽しめるケーブルカーもマスト!
リューデスハイムに来たら定番のケーブルカー(Seilbahn ゼイルバーン)も、ここに来たら是非乗ってみてください。
この時期はクリスマスらしい工夫も凝らしてあって楽しさ2倍ですよ。
ケーブルカーの料金:
片道チケット 大人6.50ユーロ、子供(5歳〜15歳)3.50ユーロ
往復チケット 大人910ユーロ、子供(5歳〜15歳)5ユーロ
(※2022年時情報)
その他の料金設定については公式サイト参照。
日中であれば、片道だけチケットを買ってワイン畑の中の道を通ったり隣町アスマンズハウゼンへ向かうのも面白いかもしれません。
歩きやすい運動靴必須です。
丘を下ってリューデスハイム方向へ戻るのは結構時間がかかるので時間に余裕がある人向け。
私たちが行った日のケーブルカー乗り場は、あえて到着した時間が午後と遅いからか、みんな屋台の中だからか、いつもの長蛇の列が全くなくすぐにケーブルカーに乗れてラッキー!
ケーブルカー乗り場の前にスノーボール(夜は光りますよ!)が飾ってあったり、煙突に登ろうとしている(地上に降りようとしている?)サンタさん人形があったりと、遊び心が満点です。
そして。この時期のケーブルカーにはサンタさんが乗っていてとってもかわいいです。
おそらくサンタさんと一緒には乗れないと思いますが・・・
#リューデスハイム の #クリスマスマーケット の時期にケーブルカーに乗ると、サンタさんに遭遇出来ます。#フランクフルト生情報 pic.twitter.com/Yxu1oyvHct
— ユウコフランクフルト (@yukofrankfurt) November 24, 2019
ケーブルカーに乗った時間帯が、ちょうど夕方に差し掛かっていたのでとてもきれいな夕日が見えました。
夕焼けと一緒に見るニーダーヴァルト記念碑の女神像も、また格別です。勿論、世界遺産の景色も心ゆくまで堪能しましょう。
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昼と夜で全く違う顔を見せるマーケット巡りを楽しむ
丘から戻ってきてケーブルカーを降りると、ちょうどいい具合に日が落ちていたので夜の雰囲気を味わいに町歩きを再開。
昼と夜で全然感じが違うので、やはりクリスマスマーケットでは夜も楽しんでほしいですね。
急いで帰路につこうとせず、じっくり時間をかけて楽しみたいところ。
ドイツらしい街並みが広がるリューデスハイム。
屋台のクリスマスライトアップの綺麗さももちろんですが、リューデスハイムの各レストランやカフェもクリスマスデコレーションをこれでもかとしているのでそれぞれ見応えがあります。
リューデスハイムのクリスマスマーケット、在住者の感想
ドイツの大都市(笑)フランクフルトから比べるとこじんまりとしたリューデスハイムの町。
クリスマスマーケットも規模的にはフランクフルトに比べれば小さいものの、町歩き自体が楽しいので飽きることなく過ごせると思います。
実際私たちも気づいたら帰る時間になっていて、もうちょっと長くいたかった位でした。
やはり、ワイン生産者のホットワインが楽しめるというのが大きなポイントでした。
また、フランクフルトのようにマーケットの場所が散らばっておらず、絶え間なくマーケットを廻れるのも良かったです。
リューデスハイムのクリスマスマーケットは、フランクフルトに来られる場合は行くべきリストに是非加えてほしいクリスマスマーケットです!
詳しくは、公式HPにて。
クリスマスマーケット以外のシーズンに訪れるのも、もちろんおすすめなリューデスハイムについては【17選】フランクフルトから日帰りできるドイツの町!穴場・おすすめの見所を在住者が徹底紹介という記事で詳しく紹介していますので、読んでみてください。
私がこれまで行ってよかったと思うクリスマスマーケットや、他の町で実際に行ったクリスマスマーケットのレポート記事などクリスマス関連の記事も色々と書いているので合わせて是非!
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