Ei gude!ドイツ・フランクフルト在住ブロガー、ユウコフランクフルト(@yukofrankfurt)です。
さて、筆者はこれまでに色々とクリスマスマーケットの記事を書いてきました。
»フランクフルトのクリスマスマーケットを在住者が紹介!
»世界最古で有名!ドレスデンのクリスマスマーケットをドイツ在住者が徹底紹介【ドイツ3大クリスマスマーケット】
»ニュルンベルクのクリスマスマーケットは世界一有名?ドイツ在住者が徹底紹介【ドイツ3大クリスマスマーケット】
»世界最大!シュトゥットガルトのクリスマスマーケットをドイツ在住者が徹底紹介【ドイツ3大クリスマスマーケット】
中にはランキング的に紹介した記事もありますが、近々このランキングの順位が大きく変わりそうなのです(笑)厳選しておきながら変更かい
結論から言うと、上位トップ3位以内に入る勢いで素晴らしいと思ったのが、今回詳しくレポートするラヴェンナ渓谷(Ravennaschlucht ラヴェンナシュルヒト)。
念願叶ってやっと見ることができた黒い森に位置するラヴェンナ渓谷のクリスマスマーケット、Weihnachtsmarkt in der Ravennaschluchtです!
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インスタ映え史上最強!ラヴェンナ渓谷の自然に浸れるクリスマスマーケット
始まり自体は2010年と、ドイツのクリスマスマーケットの中でもかなり新しいラヴェンナ渓谷のクリスマスマーケット。
歴史的なマーケットではないものの、とにかく映えるその特別な美しさからあっという間に人々に知れ渡り、年々人気を博しています。
それでもまだ他のメジャーなクリスマスマーケットと比べれば多くの人がここを知らないようですね。
まず、とにかく会場へ入った瞬間そのダイナミックな景観に言葉を失い、そして我を忘れてシャッターを押し続ける状況になります。(笑)
私たちだけでなく、周囲のドイツ人やその他海外からやってきた様々な人たちがその美しく幻想的な景色を夢中で楽しんでいる様子が伺えました。
ここへ行くきっかけは知り合いの仕事仲間のドイツ人たちからおすすめされたから。
彼らが揃って黒い森エリア出身者で、前からここへ行け、ここへ行けと念仏のように聞かされていたのです。(笑)
なかなか予定が合わず、2019年にようやく彼らがオススメしていたラヴェンナ渓谷へ行くことができました。
拙い表現で精一杯ですが、とにかくここは素晴らしかった!
黒い森の自然の中で開かれるマーケットという特別感も最高でした。
行けるならば、他の全ての予定を投げ捨ててwラヴェンナ渓谷へ直行!ぐらいの勢いでおすすめしたいです。
後日、携帯で撮った写真を友人達(ドイツ人、他ヨーロピアン達)に見せたら反応がすごかったです。(笑)
ドイツ人でもここを知らない人がいるのだと気づきました。
携帯の写真だけで感動してくれたみんな…本物はもっとすごいぞー!
ちなみに、この記事に載せているのはもちろんカメラで撮った写真です♩
ドイツ・黒い森に位置するラヴェンナ渓谷について
ラヴェンナ渓谷という場所はそこまで日本の方には知られていませんが、どの辺りにあるかというと黒い森が広がる南西方面、『Hochschwarzwald』(ホーホシュヴァルツヴァルト)と呼ばれるエリア。
その名の通り、黒い森の中でも高地にあたります。
州でいうとバーデン=ヴュルテンベルク州(Baden-Württemberg)になります。
ラヴェンナ渓谷近郊で知られている街といえば、水路と学生の街フライブルク(Freiburg im Breisgau)などがあります。
このフライブルクを起点に、楽々日帰りで行けるので行き方などは詳しく下記に紹介していきます。
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そんなラヴェンナ渓谷は、具体的にはHöllental(へレンタル)・通称『地獄谷』と呼ばれる、黒い森の中9kmに及ぶ深い谷の狭い部分のエリアになります。
周りは大小のラヴェンナの滝があり、最大16メートルの高さのものも。
夏場はその美しい景観から、人気のハイキングスポットにもなっています。
元々この一帯はスキーなども出来、またスパ施設も充実しているため第一次世界大戦以前という大昔からリゾート地として知られていました。
シュヴァルツヴァルトエリアのリゾート地の中でも有名なのはティティゼー(Titisee)という湖岸の保養地があります。
時間が許すのであれば、この辺りに宿泊してゆっくり楽しむのも一案ですね。
2024年のラヴェンナ渓谷のクリスマスマーケットの開催日時
ラヴェンナ渓谷のクリスマスマーケットは、毎年のアドヴェント期間の木・金・土・日曜日に開催しています。
2024年の開催日程は公式が発表次第更新予定です。
下記に去年の日程を残していますので参考に。毎日やっていないので日程を要確認ください。
開催日程:11月24日(金)〜12月17日(日)の間の木、金、土、日曜(各週末4週分・合計12日)
開催時間:曜日によって変わります。
期間中の金曜日:15時〜21時(11月24日、12月1日・8日・15日)
期間中の土曜日:14時〜21時(11月25日、12月2日・9日・16日)
期間中の日曜日:14時〜20時(11月26日、12月3日・10日・17日)
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ラヴェンナ渓谷のクリスマスマーケットへ実際行ってきたので詳しくレポート!
念願叶い訪れることができたラヴェンナ渓谷のクリスマスマーケットについて、行き方や楽しみ方も含めてドイツ在住の筆者が現地での様子など詳しく徹底紹介していきます。(2019年の情報)
ラヴェンナ渓谷への行き方
ドイツの各街からICEなどの電車でまずフライブルクへ向かい、そこを起点に行くのが一番分かりやすくおすすめします。
フライブルク中央駅から最寄駅まで電車で行く
電車によって最終駅が異なりますが、どれも7番プラットホームから出ています。
ヒンメルライヒ行きの電車の時刻などはローカル交通局のRVFのサイトで確認できます。(時刻・ルート変更などもありうるので、行く予定の方は最新情報を再確認ください)
フライブルク中央駅から15分〜20分程度、ヒンメルライヒ駅(Himmelreich)で下車。
降りた途端感じたのが空気の綺麗さ!すでにこの辺りは自然いっぱいで、遠くには山も見えています。
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2つの駅から無料シャトルバスでクリスマスマーケット会場まで行ける!
ヒンメルライヒ駅からラヴェンナ渓谷の会場までは、無料のシャトルバスが出ています。
シャトルバスは2箇所の駅から出ていて、1つがここヒンメルライヒ駅から。
もう1つはヒンメルライヒ駅からノイシュタット方向へ1つ進んだ駅にあたるヒンターツァルテン駅(Hinterzarten)から。
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位置関係を分かりやすく図にするとこのような感じ。
・フライブルク (Freiburg Breisgau Hbf)(数駅)
・ヒンメルライヒ(Himmelreich)シャトルバス発着
・ヒンターツァルテン(Hinterzarten)シャトルバス発着
・ティティゼー(Titisee)
・ノイシュタット(Neustadt)
ノイシュタット方面からフライブルクへ行く方にとってはヒンターツァルテン駅からのシャトルバスの方が早いですね。
無料シャトルバスは、クリスマスマーケットの開始時間ぐらいから運行。
ヒンメルライヒ駅発のバスは金曜の14時35分、土曜13時35分、日曜12時35分が始発。
ヒンターツァルテン駅発のバスは金曜の14時50分、土曜13時50分、日曜12時50分が始発。
大体電車の時間にあわせて走っていて、スタッフの人曰く約15分程度ごとに運行しているとのこと。雨が降ったり天気が崩れた場合は便数を増やすそうなので安心。
ここでは大多数が利用するであろうヒンメルライヒ駅から移動する様子について引き続き紹介していきます。
シャトルバスの場所は表示などなく分かりにくいのですが、ラヴェンナ渓谷のマーケットは人気なのでもちろん私たち以外にも行こうとしている人々がたくさんいるわけで、分かっているドイツ人(?)達が率先してシャトルバスに向かって行くので基本的には電車を降りて他のみんなと同じ方向に歩いていけば見つかります(笑)
具体的に言えば、到着した2番ホームの反対側の1番ホーム側近くにバスが来るので、線路を渡り、左方向に駅に沿って少し歩いていく感じです。
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線路を渡って左手に歩き出したら待機しているバスが見えるはずです。
バスがまだ来ていない場合もこの説明を参考にしつつ他の人が周りにいるかチェックすればOK。
私たちが乗ったバスは豪華な2階建てで、その前に行ったホーエンツォレルン城のクリスマスマーケット用シャトルバスとは全然違って乗り心地も良かったです。
はい、ホーエンツォレルン城のクリスマスマーケットも行ってきました。これについてはまた次回(笑)
なるほど、このバスはスキー客などを載せたりするSteinert社の観光バスだそうで、今回のクリスマスマーケットのスポンサーとのこと。バスの下部にはスキー板など入れられそうなスペースも完備。
現にベビーカーの人はここのスペースに入れることができるようだったのでベビーカーの方もこのタイプのバスに乗れば安心。
※シャトルバスの全てがこのタイプのバスではないようなので、このバスが良いと言う方は少し待つ場合があるかもしれません。
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先ほど電車の時間に合わせて運行と書きましたが、バスに皆が乗り込んだらそのタイミングですぐ出発したのでとてもスムーズに到着しました。
道の状況にもよりますがバスに乗っている所要時間は15分〜20分程度。
ヒンメルライヒから会場までの道中はファルケンシュタイン城跡(Falkenstein)近くも通り、バスから見る景色もなかなか楽しめます。
バスを降りた同じ場所で帰りもバスに乗るのですが、帰りのバス乗り場はこのようにヒンメルライヒ(右)へ行くかヒンターツァルテン(左)へ行くかで乗り場が分かれているので注意。
ラヴェンナ渓谷のクリスマスマーケット会場外の見所や楽しみ方
バスを降りると、ラヴェンナ渓谷のシンボルであるラヴェンナ橋(Ravennabrücke)が既に見えて興奮!
やはり高地だからか、うっすら雪が残っています。
クリスマスマーケット会場へはチケットを別途購入して入るスタイルですが、まず最初に入れるエリアである『クリスマスマーケット会場外』にも色々とお店や見所があるので要チェックです。
最初にクリスマスマーケット会場外エリアの様子や見所ポイントをご紹介。
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クリスマスマーケットの会場外エリアの見所ポイント
ちょっとした広場的なスペースに、色々な建物やお店が集まっています。
最初に目につくのはこちらの鳩時計の館でしょう。
こちらは、『カッコウの巣(KuckucksNest)』と呼ばれる建物で、お店は『黒い森時計協会』のメンバーでもあるそう。
黒い森で作られた由緒正しい鳩時計を探している人はここで探してみては。
この建物は鳩時計さながら、時間になると人形たちが踊り出します♪
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時計の館のすぐそばにあるのはガラス細工のお店『GlasManufaktur(グラスマニュファクチュア)』で、見ているだけで楽しい。
ここで売られているガラス製品は、全てドイツ製。店内の中には、ガラス職人さんもいて見学することができます。
筆者が気になったのはこちらのワイングラス。とてもきれいなグラスで持ってみるととっても軽くていい感じです。
ただ値段はやはりそれなりの値段で1つ45ユーロ。
かといって店内にあるのは高いものばかりではなく、安いものだとガラス製のマグネット5ユーロ位からあります。
後はキャンドルホルダー15ユーロ位と、20ユーロ以下で素敵なお土産が買えます。(※行った当時の値段)
歴史上の著名人達が滞在した有名なホテルに行ってみよう
お店を冷やかしながらそろそろ会場へ・・と行きたいところですが、その前に是非寄っていただきたい場所があります。
それがここ、Hofgut Sternen(ホフグット・シュテルネン)というホテル。
一見普通の老舗ホテルに見えますが、ここは歴史あるホテルなのです。
そしてなんと、錚々たる人々がゲストとしてここを訪れていたのです。
その人たちとは。
あのマリー・アントワネットや、フランクフルト生まれの詩人ゲーテ、そしてナポレオン3世!
更にマニアックなところだとイギリス人作家のアントニー・トロロープなど、歴史上の著名人達がこぞってここへ来ているのです。
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1770年5月、当時ルイ16世と結婚するためパリへと移動中だったマリー・アントワネットが、ここを訪れています。
また、ゲーテはここラヴェンナ渓谷が気に入り2度足を運んだそう。
その記念としてホテルの一部は『ゲーテハウス』と名付けられた建物になっています。
老舗ホテルのおすすめカフェで、黒い森名物さくらんぼケーキを試そう
そんなホテル、ホフグット・シュテルネンですが、カフェ・レストランも併設しているので宿泊していなくても気軽にお茶や食事が楽しめるのです!
クリスマスマーケットが大好きですが屋台での食事よりカフェやレストランで食べたい派(笑)の私たち。
着いたのがまだ明るい午後だったので、夕方近くまで待機も兼ねてまずここのカフェへと足を踏み入れました。
もちろん、ここで注文したいのは黒い森のさくらんぼケーキこと『シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテ(Schwarzwälder Kirschtorte)』!
黒い森のケーキは人気のようでここにいる人のほとんどが注文してたように思います。
程よい甘さでちょうど午後のおやつにぴったりでした。
やはりサイズはドイツサイズなので味見だけしたい場合は2人で1つでも良いかと思います。
またアルコールが効いているので弱い方や苦手な方はご注意を。
相方はホテルお手製のグリューワイン(ホットワイン)をオーダー。
ここで使われているカップはラヴェンナ渓谷マーケットで使われている物と同じです。
やはり他のみんなもここの歴史について知っているのでしょう。
このお店、常に満席&大混雑な人気ぶり!
が、ここで働く店員さんはみんなテキパキしていてカフェタイムの回転具合も適度に良く、サービスは良かったです。
すっかり気に入った私たちはその後もう一度入店するという展開になる・・w
余裕があれば、このホテルに1泊してみるのも良いアイデアだと思います。
現に私は次回ここに泊まってゆっくり過ごしたい(笑)
ちなみに。このホテル及び周囲のお店などは全てドイツの資産家ファミリー、ドルッバ(Drubba)一族が1980年代から所有しています。
クリスマスマーケット会場の外には他にもこんな見所が!
すぐそばに会場入り口があるので、一刻も早く入場したい!と思いますが、会場近くに隠れ見所ポイントが更にあるので紹介します。
その見所は、聖オズワルト礼拝堂(St. Oswald Kapelle)。
クリスマスマーケット会場から少し外れた場所に静かに建っています。
ここは、1148年ごろから存在し、黒い森地域では現存する中で最も古い教会です。
今でもここは結婚式やイベントなどに使われています。明るいうちに、ちょっと散歩がてらに寄ってみてはいかがでしょうか。
ラヴェンナ渓谷のクリスマスマーケット入場料とチケットの買い方
ラヴェンナ渓谷のクリスマスマーケットは、入場料がいるのでチケットを購入します。
買い方は2通り。(往来通りの場合。コロナ感染状況により変更の可能性あり)
・会場手前のチケット売り場で購入
・オンラインで事前購入(2024年10月頃より予約受付予定)
私たちが行った時は、現地でチケットを買いました。
行った時は土曜日の16時30分ごろ。
タイミングが良かったのか、待ち時間もほとんどなくすんなり購入できました!
チケットの料金は、曜日によって少し変わります。
(下記、以前の情報を残しておきます。2024年度の料金は最新情報が入り次第更新予定。)
木曜・金曜:大人(17歳以上)4ユーロ、20人以上1人3,50€
土曜・日曜:大人(17歳以上)5ユーロ、20人以上1人4,50€
15歳以下は、親の同伴で無料。
会場への入り口は、売り場で買った人用とオンラインチケットで買った人用に分かれていました。
正面入り口が売り場で購入した人用、オンラインチケットを買った人は右横の脇に並びます。
(※当時の話なので、今後システムが変わる可能性あり)
公式サイトでは、待ち時間がないよ!と謳っていましたが結局印刷したチケットを係員に見せるので、場合によってはちょっとオンラインチケット用の列に並ぶかも・・・
ただチケットを買う売り場に待たなくていいのはメリットですね。
写真を見ると混んでそうに見えますが、列は進んでいくのでそこまで待ちません。
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再入場したい場合はスタンプを押してもらおう
先ほど紹介したホテルやお店の近くにあるクリスマスマーケット会場。
なんらかの事情で一旦会場の外へ行きたいこともありうると思います。
入場したら、手の甲にスタンプをもらいましょう。ドイツあるあるのUVランプに反応する透明なスタンプです。
ラヴェンナ渓谷のクリスマスマーケット会場での楽しむポイント
入り口を抜けてそのまままっすぐ行けばすぐにお目当ての会場へ到着します。
やはり最初に目に飛び込んでくるのはラヴェンナ橋(Ravennabrücke)。
この橋は1927年からこの地に存在し、高さは36メートルあります。
会場ではやはりこのラヴェンナ橋とその橋を照らす光が織りなす情景をひたすら楽しむにつきますね。
昼と夜で2つの風景が楽しめるので、到着時刻を工夫するのがおすすめ
私たちは完全に暗くなる前の様子も見たかったので、日暮れが始まっている16時30分〜16時45分あたりにゆっくり会場へ入りました。
ご覧の通り、まだ外は明るく会場の様子や周囲も見やすいので軽く会場の予習(笑)
当然夜がメイン的な美しさではあるのですが、昼間は雪景色と森が見えて綺麗ですし、どこに何があるか把握しやすいので日が暮れる少し前に行くとどちらの景色も楽しめるのでベスト。
この時期のドイツは16時30分前後から暗くなりだします。
明るい時間帯にどのくらい滞在したいかを考えて15時〜16時ぐらいに会場に到着するようにプランすれば、日中も暗くなってからも楽しめて一石二鳥!
会場はそこまで大きくないのですが、やはり人が多いので会場内への移動はゆっくりになります。
そういう意味では同じ場所で長く過ごせますし、何よりラヴェンナ橋の風景はいつまで見ていても飽きないのでここではホットワインを飲みながらその景色に酔いしれましょう。
丘の上から会場を見下ろしてみよう
下から見上げるラヴェンナ橋も迫力があって良いですが、会場の周りにあるちょっとした丘の上は絶景ポイント。
目線が上になり、会場全体が見渡せてまた違った景色が楽しめます。
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丘の場所は2箇所あり、1つは会場の入り口を入り橋の右手前ぐらいにある道を上がったところ。
上からの景色の良さで言えば、こちらの方が良いと思います。
もう1箇所は会場の奥まで進んでカラフルなライトに照らされた小道を進んでいった先を上に目指して歩いていくところにあります。
下記で紹介している『クリッペの小道』の先になります。
クリッペの小道で彫刻アートを見ながら散策
さて、先ほど書きましたように会場の奥へ進んで行くと現れるこちらのエリア。
こちらは道の所々に可愛らしい木の彫刻作品が飾ってあります。
作家のサイモン・シュティーグラー氏がクリッペをテーマにクリスマスの物語を再現したそうで、この小道も『クリッペの小道(Krippenpfad)』という名がつけられていました。
どちらの丘への道のりも結構傾斜があり、なおかつ残った雪で滑りやすい状態でした。
手すりもあまりきちんと整備されていないので、登る場合は細心の注意が必要です。
特に奥の方は汚れても良い靴や滑りにくい登山靴などあった方が良いと思います。
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その日はスタッフの人も奥の方の道はハイキングシューズでない場合はちょっと危ないと言っていたこと、また頂上まで行って降りてきた人に感想を聞くと木に隠れて見えにくいと言っていたので、1つ目に紹介した方の橋の手前の道から上がる丘へ行きました。
ただし、このクリッペの小道は丘の手前の最後まで堪能しました。
橋手前の丘も、道が滑りやすく、人も多かったので一番上まで行くのは断念。
中腹で撮影して下りました。
それでもとても綺麗な情景が見れました。私たちが丘の上にいた時は白っぽい照明でした。
変わりゆくイルミネーションと渓谷列車を眺める
クリスマスマーケットでゆっくり過ごしていると、時間ごとに橋を照らす照明の色が変わってきてそれぞれ楽しめます。
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私たちがいた時をざっと振り返ってみると、青→紫→赤→オレンジ→白→薄紫・・・という風に変化がありました。
変化は光の色だけではありません。このラヴェンナ橋は実際に今も鉄道が走っていて、時折電車が駆け抜けていく様も見ることができます。
この電車の名前は『へレンタル列車(Höllentalbahn)』と呼ばれていて、フライブルク〜ドナウエッシンゲン(Donaueschingen)間を約74kmほどの長さで結ぶ路線を走っています。
ちなみにドイツで一番急傾斜な路線だそう。
電車からの景色も渓谷はちろん、黒い森の美しさを堪能できるので電車好きな人は乗車を検討してみてはいかが。
ユニークな屋台ももちろんチェック
多くの人がそうかもしれませんが、幻想的なラヴェンナ橋に心奪われ、人ごみのせいもあって全ての屋台をくまなくチェックすることは物理的に難しいかもしれません。
ホテルでケーキ食べちゃったし 私たちも今回屋台で飲食はしなかったのですが、それでもちらっと見かけたユニークな屋台を紹介。
黒い森で取れたジビエ製品を扱っている屋台や、
見えにくいですが橋の下にあった人気のサーモン焼きの屋台↑
ここで私はドルンフェルダー(Dornfelder / 赤ワイン)のホットワインを。
また、私たちが黒い森のケーキをいただいた老舗ホテルのホフグット・シュテルネン自ら出店していました。
ここは場所も良いので大人気。
↑こちらは食べ物でもお土産やさんでもない所です。
『Weihnachtspostamt』、つまりサンタさんへの手紙が送れるサンタポスト。
こんな特別な場所から手紙を書いたら、サンタさんも大喜びですね。
郵便局員ならぬサンタさん自ら子供達に『接客』中(笑)
ドイツ在住者がラヴェンナ渓谷のクリスマスマーケットへ行ってきた感想
これまでの私のコメントから、すでに想像できると思われますが・・
ここは今まで行ったクリスマスマーケットの中でも群を抜いて素晴らしく、また次回も来たい!と心から思えるマーケットでした。
自然の中で癒されるのが好きな方にはおすすめです!
クリスマスシーズンに限らず、この一帯は美しいので暖かい時期にも是非訪れたいと思いました。
皆様も是非ご自身で体験してみてください!
他の街でのクリスマスマーケットやドイツのクリスマスイベントなど、ドイツ在住者の視点から書いていますので、合わせて是非ご一読を。
【2024年】今年開催!ドイツ各地のクリスマスマーケット開催日程一覧
コロナ禍を経て、今年2024年度クリスマスマーケットはドイツ各地で開催予定です!
ラヴェンナ渓谷以外のドイツの町にはどんなクリスマスマーケットがあるか、開催日程の最新情報と共に記事にまとめました。
2024年、ドイツのどの町のクリスマスマーケットがおすすめ?
別の記事にてドイツ各地のクリスマスマーケットの開催日程を一挙にまとめて紹介しています。
ドイツの州ごとに開催されているクリスマスマーケットの開催情報をおすすめ中心に載せているのでぜひ参考に!
※コロナの状況などで間際になってクリスマスマーケット開催の変更などある場合があります。最新情報は更新予定ですが、各自でも情報の確認などをお願いします。
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