Guten Tag! ドイツ在住ブロガーのユウコフランクフルト(@yukofrankfurt)です。
ドイツのクリスマスマーケットでのお楽しみといえば、色々な食べ物や飲み物が楽しめる屋台!
今回はドイツのクリスマスマーケット屋台で定番のグルメ、ドイツ人に人気の食べ物・飲み物・スイーツなどを詳しく紹介します!
- ドイツのクリスマスマーケットのおすすめ人気グルメ決定版【48種】在住者が定番の食べ物&飲み物を徹底解説
- 【食べ物】肉類
- 【食べ物】魚類
- 【食べ物】野菜類・ベジタリアン向け
- 【食べ物】チーズ系
- 【食べ物】小麦生地・パン系
- 【食べ物】パスタ類
- 【食べ物】スープ・煮込み系
- 【食べ物】スイーツ・デザート
- レープクーヘン Lebkuchen:ジンジャーブレッド
- ハイセ・マローネン heiße Maronen:焼き栗
- ゲブランテ・マンデルン Gebrannte Mandeln:ローストアーモンド
- シャオムクス Schaumkuss:チョコがけマシュマロ菓子
- パラディース・エプフェル Paradiesäpfel:りんご飴
- フルフトシュピーセ Fruchtspieße:フルーツ串
- ムッツェンマンデルン Mutzenmandeln:ミニドーナツ
- クレップ Crêpe:クレープ
- ワッフェルン Waffeln:ワッフル
- シュネーバル Schneeball(en):雪玉型揚げ菓子
- バウムシュトリーツェル Baumstriezel:ハンガリー・ルーマニア風ケーキ
- ダンプフヌーデル Dampfnudel:ドイツ風蒸しパン
- シュトレン Stollen:クリスマスの王道ケーキシュトーレン
- マルツィパーン Marzipan:マジパン
- ポッフェルチェ Poffertjes:オランダ風ミニパンケーキ
- グミやキャンディ、チョコなどたくさんの種類のお菓子が屋台で買える
- 【飲み物】アルコール入り
- 【飲み物】アルコールなし
- 今年は開催!ドイツ各地のクリスマスマーケット開催日程一覧
- ドイツのクリスマスマーケットおすすめ人気グルメ決定版!在住者が定番の食べ物&飲み物を徹底解説 さいごに
ドイツのクリスマスマーケットのおすすめ人気グルメ決定版【48種】在住者が定番の食べ物&飲み物を徹底解説
ドイツのクリスマスマーケットの屋台グルメで一番定番なものといえば、Glühwein(グリューワイン)と呼ばれるホットワインや焼きソーセージかと思います。
寒い中熱々のソーセージをかじってホットワインで流し込むのは格別!
ですが、ドイツのクリスマスマーケットの屋台には他にも色々な種類の食べ物・飲み物があるんです。
ドイツのクリスマスマーケットで何が食べられるの?ドイツ人に人気の屋台ごはんは?
ホットワイン以外でおすすめの飲み物は?
などなどの疑問を解消するべく、ドイツ在住者の筆者がドイツのクリスマスマーケットで楽しめる定番の食べ物・飲み物を思いつくままガンガン列挙していきます!
クリスマスマーケットの定番グルメが分かりやすいように食べ物や飲み物の種類ごとに分けてそれぞれ紹介しています。
また、それぞれの食べ物&飲み物を屋台のメニューで探したり、注文したりする時に役立ちそうなドイツ語の単語も載せています。
当記事を参考にしながら、クリスマスマーケットで美味しいドイツグルメをぜひ味わってみてください!
【食べ物】肉類
【知っておくと便利なドイツ語】
・Fleisch(フライシュ)肉
・Bratwurst(ブラートヴルスト)焼きソーセージ
・Wurst(ヴルスト)ソーセージ
・Schwein(シュヴァイン)豚肉
・Rind(リント)牛肉
・Huhn(フーン)鶏肉、Hühnchen(ヒューンヒェン)若鶏
・Brötchen(ブレートヒェン)丸い小型パン
ブラートヴルストBratwurst:焼きソーセージ
ドイツで食べたいグルメといえば、ソーセージ。
クリスマスマーケットの屋台で食べたい定番の食べ物No.1も、やっぱりソーセージ!
定番なのは、Bratwurst(ブラートヴルスト)という焼きソーセージ。
さすがソーセージ王国のドイツ、屋台をのぞいてみると色々な種類のソーセージが売られています。
屋台を通りかかると、ジュージューと香ばしい香りがするはず。焼き立てをかぶりつくのが美味しい!
ドイツの屋台でよく見る焼きソーセージは色々と種類があるので、いくつか紹介します。
ドイツの屋台で見かけるソーセージの種類例 | |
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Bratwurst ブラートヴルスト | 豚肉入りソーセージ |
Käsewurst ケーゼヴルスト | チーズ入りブラートヴルスト |
Rindswurst リンズヴルスト | 牛肉入りソーセージ |
Feuerwurst フォイヤーヴルスト | スパイシーソーセージ |
Thüringer (Thüringer Rostbratwurst) テューリンガー | テューリンゲン州風ソーセージ |
Krakauer クラカウアー | ポーランド風ソーセージ |
一番定番なのが豚肉のソーセージ、ブラートヴルスト(Bratwurst)。白っぽい色のソーセージでクセがなく食べやすいです。<
ケーゼヴルスト(Käsewurst)は、ソーセージの中にチーズが練り込んであってチーズ好きは試すべき一品。
リンズヴルスト(Rindswurst)は、牛肉を使ったソーセージでに比べると赤っぽい濃い色のソーセージ。
ドイツ人もスパイシー(scharf シャルフ)な食べ物が結構好きで、フォイヤーヴルスト(Feuerwurst)という辛いソーセージもあります。筆者はこれが好きです!
その他、香辛料やキャラウェイなどのハーブ入りのテューリンガー(Thüringer)と呼ばれるテューリンゲン州発祥のソーセージ(筆者お気に入り)や、胡椒やニンニクが効いたクラカウアー(Krakauer)などと呼ばれるポーランド風ソーセージ、パプリカ入りのパプリカヴルスト(Paprikawurst)などなど、色々なソーセージがあります。
また、地域によってそれぞれの郷土料理的なソーセージもあります。
その地域にしかない「ご当地ソーセージ」を発見するのも、ドイツのクリスマスマーケット巡りでのお楽しみになりますね◎
クリスマスマーケット屋台でソーセージを注文すると、パン(Brötchen ブレートヒェン)に挟んで渡してくれます。
屋台にはでっかいケチャップとマスタードの容器(ポンプ式)がたいてい設置してあるので、セルフでソーセージにかけていただくスタイルが定番。
鉄板で焼いているところと炭火でバーベキュー的にグリルしているところがあり、筆者は炭火で焼いているソーセージ屋台を見つけたら食べています。
炭火効果で香ばしい風味で、よりパリッと焼き上がっているソーセージが楽しめますよ◎
カリーヴルスト Currywurst:ソーセージカレーケチャップがけ
ソーセージ王国ドイツが生み出した大人気B級グルメといえば、カリーヴルスト(Currywurst)!
日本の方もご存知かと思いますが、カリーヴルストはソーセージにカレー粉たっぷりのケチャップがかかっているもの。
食べやすいようにソーセージが刻まれていることが多いです。
ケチャップとカレー粉がしっかり味を引き立て、ビールにもよく合う一品です。
定番の付け合わせはやっぱりポメス(Pommes)と呼ばれるフライドポテト。
ポテト付きが欲しい人は「Currywurst mit Pommes bitte」と言えばOKです。
シュピースブラーテン Spießbraten:BBQステーキ
ソーセージでなくて肉そのものを味わいたい、という肉食のあなたにおすすめなのが、シュピースブラーテン(Spießbraten)というドイツ風ステーキ。
大体が豚肉で、香辛料やハーブ、玉ねぎでマリネされた塊肉が豪快に焼かれています。
焼き上がったお肉は食べやすいサイズにスライスされ、パンに挟んで渡してくれます。
ほどよい塩味で、食事にもおつまみにもぴったり。
フリカデレ Frikadelle:ハンバーグ的ひき肉料理
ソーセージではないドイツの肉料理でドイツ人にとって定番なフリカデレ(Frikadelle)もドイツのクリスマスマーケットで見つけることができます。
フリカデレは、ひき肉(合い挽きが多い)を俵型や丸い形にして焼き上げた料理で、言ってみればドイツ版ハンバーグ、もしくはミートボール。
卵や玉ねぎ、パンなどを入れて作られることもあり、日本でおなじみなハンバーグに近い料理でしょうか。
塩味がしっかり効いててドイツらしい味わいです。
【食べ物】魚類
日本ほど充実してはいませんが、ドイツ人も魚を食べます。
肉続きで魚が食べたい、という方には嬉しい魚介類を調理している屋台。
肉系に比べれば少なくはなりますが、クリスマスマーケットでもシーフードが食べられる屋台が見つかります。
一番定番なのは次に紹介する「フラムラクス」と呼ばれる鮭のグリル。
シンプルで素朴な味付けが多いですが、美味しく食べられます。
【知っておくと便利なドイツ語】
・Fisch(フィッシュ)魚
・Lachs(ラクス)鮭
・Makrele(マクレーレ)鯖
・Forelle(フォレレ)マス、ニジマス
・Brötchen(ブレートヒェン)丸い小型パン
フラムラクス Flammlachs:鮭の直火焼き
クリスマスマーケットで炎がゆらゆらあがっている屋台を見かけることがあるかも。
その場合はたいてい「フラムラクス(Flammlachs)」という鮭の料理を作っている屋台のはず。
杉などの木の板にサーモンを並べて直火で豪快に焼き上げるスタイルで、もともとはフィンランドなど北欧でポピュラーな調理なんだとか。
普通にグリルする方法に比べて、木から上がる煙にいぶされて少しスモーキーさが加わるのも美味しさのポイント。
注文すると、パンに挟んでソースなどをかけてくれたりします。
ソーセージに飽きたけど食べ応えがあるものを、という気分の時におすすめ。
筆者も好きな屋台ごはんです◎
シュテッカールフィッシュ Steckerlfisch:魚の串焼き
お祭りの屋台でたまに見かけるのが「 シュテッカールフィッシュ(Steckerlfisch)」という魚の串焼きの屋台。
クリスマスマーケットでも場所によってはこの串刺しの焼き魚が売られています。
定番なのがサバ(Makrele)で、他にはマス(Forelle)なども。
さらに、北部ドイツでたまにあるそうですが、なんとウナギ(Aal)があることも!
日本と違って結構ワイルドな見た目だったかと思いますが、なかなかないので見かけたら試してみては。
「ロイヒャーアール(Räucheraal)」と呼ばれるウナギの燻製や、ウナギをパンにはさんだ「アールブレートヒェン(Aalbrötchen)」などなど、ドイツにもマイナーながらウナギ料理があったりするんですよね。
バックフィッシュ Backfisch:魚のフライ
バックフィッシュ(Backfisch)は魚のフライで、ドイツで食べられる定番の魚料理。
マス(Forele)やスズキ(Barsch)、タイセイヨウダラ(Kabeljau)などの白身魚に衣をつけてカラっと揚あがったフライです。
白身魚でクセなくあっさりしていて食べやすいのでドイツ人にとっても人気の一品。
クリスマスマーケットなどの屋台ではパンに挟んで渡してくれることが多く、フィレオフィッシュ感覚で食べられます。
【食べ物】野菜類・ベジタリアン向け
肉が続いて少しあっさりした野菜を…という方向けに、ベジタリアン・フレンドリーな野菜メインの屋台グルメを紹介します。
とはいえ、ドイツはポテト王国。
屋台にある「野菜」メインの食事となると芋系が多いです笑
野菜をもっと摂りたい、という人は下で紹介しているアイントプフ(Eintopf)という煮込み料理の項目で色々候補がありますが、ソーセージ入りのものだったりとベジタリアンという方には不向きの場合も。
野菜だけ食べたいと言う人は注文時に要確認です。
【知っておくと便利なドイツ語】
・Kartoffel(カルトッフェル)/ 複・Kartoffeln(カルトッフェルン)じゃがいも
・Champignons(シャンピニョーン)マッシュルーム
・Pfanne(プファンネ)平鍋、フライパン
・Karotte(カロッテ)/ 複・Karotten(カロッテン)にんじん
・Knoblauch(クノーブラオホ)にんにく
・Pommes(ポメス)フライドポテト
カルトッフェルプッファー Kartoffelpuffer:ポテトパンケーキ
クリスマスマーケットで人気の屋台飯の1つ、カルトッフェルプッファー(Kartoffelpuffer)。
すりおろしたじゃがいもをパンケーキのように平くして揚げ焼きした料理です。
ドイツ西部・ライン地方ではライべクーヘン(Reibekuchen)と呼ばれることも。
スイスでお馴染みの料理、レシュティ(Rösti)にも近い料理です。
カルトッフェルプッファーにはソースがつきますが、ニンニクソース(Knoblauchsauce)やりんごムース(Apfelmus)など好きな種類を選んでつけてくれます。
揚げ焼きポテトパンケーキにりんごムースは不思議な組み合わせですが、結構さっぱりしていてこれはこれで良い感じです。
クリスマスマーケットで注文すると1人前で一気に2〜3枚ぐらい来るので、一人で平らげると結構ボリューミー。
色々他にも食べたい人は、1人前を2〜3人で分けると良いと思います◎
シャンピニオン Champignons:マッシュルーム
じゃがいも以外のベジタリアンメニューはないのか?!という方、こちらはじゃがいもではなくキノコです!笑
シャンピニオン/シャンピニョーン(Champignons)はドイツのクリスマスマーケットで定番の食べ物。
シャンピニョーンプファンネ(Champignonpfanne:マッシュルーム鍋)と書かれていることも。
スパイスやハーブで味付けされた大量のマッシュルームが大きな鍋でぐつぐつ調理されているのですぐわかると思います。
出来上がった熱々のマッシュルームにはクリーミーなガーリックソースが定番。
こちらも美味しくて筆者も好きな屋台メシです。
ポメス Pommes:フライドポテト
じゃがいも王国ドイツのフライドポテト、ポメス(Pommes)はドイツ人にとって定番なB級グルメ。
クリスマスマーケットに限らずお祭りなどのイベントやレストランの付け合わせなんかにもよく出てくるんですが、やっぱり美味しい。
初めてドイツのポメスを食べた時美味しくてハマりました笑
その後アメリカに行ってアメリカでフレンチフライ食べたらなんか違うんですよね。
一見どこにでもあるような食べ物ではありますが、ドイツのフライドポテト、美味しいですよ。
クリスマスマーケットのポメス売り場は人気のところだと列ができていることも。
屋台では歩きながら食べやすいように三角のコーン型の紙の容器に入れてくれます。
注文するとたっぷりポテトを入れた後にどのソースか聞かれるんですが、ポメス専門の屋台だとこのソースがいろんな種類があるんです。
オーソドックスなのはもちろんケチャップかマヨネーズなんですが、他にもいろんな味のソースがあるので試してみてください。
ポテト王国のドイツでは、屋台に限らずどこでもフライドポテトはお目にかかれる食べ物で、ビールのおつまみにも最高です。
カルトッフェル・ツイスター Kartoffel-Twister:ポテトスナック串
いろんなじゃがいも料理が楽しめる国ドイツ。
最近見かけるのが(Kartoffel-Twister)という、ポテトのフライ串。
カルトッフェルランツェン(Kartoffellanzen)、カルトッフェルシュピラーレン(Kartoffelspiralen)などとも呼ばれています。
じゃがいもを螺旋状に輪切りにして揚げたものが串にささったもので、厚切りの手作りポテトチップス的なスナックでしょうか。
歩きながら食べやすいので小腹が空いた時にぴったりです。
【食べ物】チーズ系
【知っておくと便利なドイツ語】
・Käse(ケーゼ)チーズ
・Raclette(ラクレット)ラクレット
・Brot(ブロート)パン
ラクレット Raclette:スイス風とろけるチーズ料理
日本でも知られてきたかと思いますが、ラクレット(Raclette)はスイスやフランスの一部地域で人気のチーズ料理。
温めたチーズをこそぎ落としてじゃがいもやハム、ピクルスなど好きな具にかけていただきます。
ラクレットに使われるチーズはヴァレー地方の牛乳から作られたラクレットチーズやグリュイエール(Gruyère)チーズ、エメンタール(Emmenthal)チーズなどが定番。
ドイツでもラクレットは人気で、秋冬のホームパーティや大晦日の集まりで食べたりします。
そんなラクレットはクリスマスマーケットの屋台でも楽しめる人気グルメ。
大きな塊のチーズが熱されて中がとろっと溶けたタイミングで削ってパンなどにのっけて渡してくれます。
熱々のチーズですが、寒い屋外のクリスマスマーケットでは結構すぐにチーズが冷めちゃうので、もらったらすぐに食べちゃうのがおすすめ。
【食べ物】小麦生地・パン系
フラムクーヘン Flammkuchen:アルザス風薄焼きピザ
フラムクーヘン(Flammkuchen)もクリスマスマーケットなどのイベントで出る屋台で人気のグルメ。
名前をそのまま訳すと『炎(Flamm)のケーキ(Kuchen)』ですが、フラムクーヘンは薄いクリスピー生地のピザのような食べ物。
フランスのアルザス地方及び、ドイツのバーデン=ヴュルテンベルク州とラインラント=プファルツ州で特に名物として知られていますが、ドイツではレストランやクリスマスマーケットなどの屋台でよくみかけるポピュラーな食べ物です。
ちなみにフランスのアルザスではタルト・フランベ(tarte flambée)という名前で知られています。
普通のピザと違って生地が薄くてサクサクと軽い食感で美味しい一品です。
筆者もフラムクーヘンが大好きで、クリスマスマーケットなどの屋台でも食べるしレストランで食べることもあります。
典型的なものクリームフレッシュ(Crème fraîche)やサワークリーム(Schmand )を混ぜたものに細切れベーコンと玉ねぎが載っているもの。
その他にもサーモンが載っているものなど屋台ではいくつかメニューがあるのでお好みのものを試してみましょう。
ワインなどにも合うのでおつまみとしても優秀です◎
【関連記事】フラムクーヘンなどドイツのおつまみについては、こちらの記事でも紹介しています。
クノーブラオホ・ブロート Knoblauchbrot:ガーリックブレッド
クノーブラオホ・ブロート(Knoblauchbrot)やクノーブラオホ・バゲット(Knoblauchbaguette)と呼ばれるガーリックブレッドもドイツの屋台で見かける食べ物です。
ガーリックブレッドは、屋台だけでなくスーパーなどにも売っているドイツで定番の味。
カリッと焼き上がったバゲットに香ばしいニンニクの香りがぴったりあって、モリモリ食が進みます。
ラームフラーデン Rahmfladen:手ごね惣菜パン
ラームフラーデン(Rahmfladen)はクリスマスマーケットや他イベントの屋台でお目にかかることがあるパンで、簡単に言えば平べったい惣菜パンもしくは厚みのあるピザ。
オーフェンブロート(Ofenbrot)とも呼ばれるパンは、楕円形で厚みのある生地にクリームフレッシュ(Crème fraîche)を塗り、ベーコンや青ネギなどの具を載せて焼き上げたもの。
味付けはフラムクーヘンと似ていますが、厚みのあるしっかりとした生地でかみごたえがあります。
てごねで不揃いな形なのも可愛らしく、素朴な見た目からか中世がテーマのイベントやクリスマスマーケットで見かけることも。
小麦粉の生地の他ライ麦粉を使用したものや、ベーコンやネギ以外の具のラームフラーデンも色々あるのでお好みのものを探してみてください。
ランゴス Lángos:ハンガリー風揚げパン
クリスマスマーケットで売られるさまざまなパン類の中で人気が高いのが、ランゴス(Lángos)やランゴシュ(Lángosch)などと呼ばれる揚げパン。
もともとはハンガリー発祥のパンで、平べったく円盤状に整えられた生地を油で揚げてサワークリームやハム、チーズ、ニンニクなどの具を載せていただきます。
他の食べ物同様、載せる具は屋台によって種類が色々あるので好きなメニューで試せます。
リプタウアー(Liptauer)という、ドイツ南部のチーズディップ・オバツダに似たスロバキアのパプリカ入りの少しスパイシーなチーズをつけて食べると本格的で美味。
ふかふか、サックリしたあつあつの生地は食べごたえがあってクリスマスマーケット巡りでお腹が空いた時にぴったりの食べ物です。
ハントブロート Handbrot:昔ながらの惣菜パン
ポテト王国でありかつパン王国であるドイツ、ハントブロート(Handbrot)という名前のこちらもクリスマスマーケットで見かけるパンです。
手(Hand)のパン(Brot)という名前に違和感がない、手ごねで成形したような丸っこい生地に色々な具が入った惣菜パンのようなもので、ジャンルで言うと上で紹介したラームフラーデン(Rahmfladen)にちょっと似ています。
ポピュラーなタイプはパン生地の中にベーコンやチーズを入れ、焼き上がった後にサワークリームをたっぷり塗ってチャイブやネギを散らしたもの。
もちろん屋台それぞれでオリジナルの具を載せたオリジナルなハントブロートが見つかるはずなので、お好みのものを見つけてみてください◎
ラームフラーデン(Rahmfladen)同様、その素朴な見た目からか中世テーマのクリスマスマーケットや中世イベントなどで売られることも多いです。
ブレーツェル Brezel:ドイツパンの定番プレッツェル
ブレーツェル(Brezel)は、説明するほどでもなく有名な、ドイツパンの代表格・プレッツェル。
クリスマスマーケットでも、プレッツェルを売る屋台があります。
プレーンな味のプレッツェルやチーズがかかったプレッツェル、チョコでコーティングされた甘いプレッツェルなど色々なラインナップから選べます◎
クリスマスマーケットに夢中でドイツのパン屋さんでプレッツェルを食べていなかった…!という方、クリスマスマーケットの出店で売っていたりするので、プレッツェルを試すチャンスはありますよ。
【食べ物】パスタ類
パスタといえばイタリアンを思い浮かべますが、ここドイツにもドイツならではのパスタ料理が存在します。
そのうちいくつかはクリスマスマーケットの屋台でも味わうことができます!
ここで紹介しているパスタ2種類はドイツ南西部、シュヴァーベン地方発祥の料理ですが、他の地域のクリスマスマーケットでも売っていたりするので、見かけたら試してみてください。
【知っておくと便利なドイツ語】
・Spätzle(シュペッツレ)卵麺のパスタ
・Nudel(ヌーデルン)/ 複・Nudeln(ヌーデルン)パスタ類
・Käse(ケーゼ)チーズ
・Sauerkraut(ザオアークラオト)ザワークラウト
ケーゼシュペッツレ Käsespätzle:ドイツ版チーズパスタ
ケーゼシュペッツレ(Käsespätzle)は、チーズ(Käse)とシュペッツレ(Spätzle)でできた料理ですが、シンプルに言えばチーズパスタ。
シュペッツレ(Spätzle)は、ドイツでお馴染みの卵麺のパスタの一種で、特にシュトゥットガルトなどドイツ南西のシュヴァーベン地方(バーデン=ヴュルテンベルク州)の郷土料理として知られています。
ドイツだけでなくオーストリアや南チロル地方などでも食べられています。
ちなみに「パスタ」と表現してはいますが、シュペッツレ皆さんが知っているアルデンテが効いたタイプのものではなく、柔らかい食感のパスタです。
郷土料理的なシュペッツレですが、ドイツの他の地域でも知られているのでスーパーなどに行けば袋入りの乾燥シュペッツレがを買う事ができます。
そんなシュペッツレ(Spätzle)が熱々のうちに、ベルクケーゼ(Bergkäse)やエメンタール(Emmenthal)などのチーズを摺り下ろして絡め、ローストオニオンを載せたのがケーゼシュペッツレ。
マカロニグラタンが好きな人やチーズ好きな人には試してみて欲しいドイツのパスタ料理、クリスマスマーケットでも食べることができるので見かけたらぜひ。
シュプフヌーデル Schupfnudeln:もちもち太麺ポテト入りパスタ
カタカナで見るとちょっと発音しにくい名前のシュプフヌーデル(Schupfnudeln)も、ドイツのパスタ料理でシュヴァーベン地方や南ドイツでポピュラーな一品。
なんと17世紀ごろの神聖ローマ帝国時代、30年戦争があった頃に傭兵・ランツクネヒト(Landsknechte)たちが作っていたそうで、歴史ある料理なんです。
卵やじゃがいもなどを練り込んだ生地を指のような形に成形し、ザワークラウトやベーコンと一緒に食べるのが定番。
ポテトの入ったシュプフヌーデルのパスタ生地はもちもち弾力があってイタリアのパスタ料理、ニョッキに近い食感です。
昔から伝わる伝統的なドイツのもちもちパスタ、機会があればお試しください。
【食べ物】スープ・煮込み系
クリスマスマーケットで楽しく歩き回っていたら、凍えてきた…という時にぴったりなのが、温かいスープや煮込み料理。
ここドイツにも色々なスープや煮込み料理が存在します。
そのうち、クリスマスマーケットの屋台で見かけるものをいくつか紹介します。
【知っておくと便利なドイツ語】
・Suppe(ズッペ)スープ
・Eintopf(アイントプフ)煮込み料理、シチュー類
・Topf(トプフ)鍋
・täglich wechselnd(テークリヒ・ヴェクセルント)日替わりの
カルトッフェルズッペ Kartoffelsuppe:ポテトスープ
ポテト王国ドイツの典型的なじゃがいも料理といえば、カルトッフェルズッペ(Kartoffelsuppe)ことポテトスープ!
じゃがいも、にんじん、セロリなどの野菜が入ったスープにソーセージ(細かく切ったものが入っていることも)がついてくるのが定番で、しっかり食べごたえがあってメインディッシュにもなるスープです。
クリスマスマーケットで冷えた体が温まって嬉しい一品。
エルプセンズッペ Erbsensuppe:豆スープ
温まって栄養があるものを、という方におすすめなのが「エルプセンズッペ(Erbsensuppe)」と呼ばれるえんどう豆のスープ。
ドイツだけでなくヨーロッパや他の国でも食べられているスープですが、ドイツのエルプセンズッペはソーセージ入りのものが定番。
えんどう豆の他、にんじんやセロリ、じゃがいもなど他の野菜も入っている場合が多くてドロッと濃厚で食べ応え満点。
腹持ちも良くて寒い日にぴったりの屋台ごはんです。
アイントプフ Eintopf:煮込み料理
ドイツのクリスマスマーケット屋台で、時々大きな鍋に肉や野菜などがグツグツと煮込まれているのを見かけることがあるはず。
それがドイツの煮込み料理、アイントプフ(Eintopf)。
アイントプフ(Eintopf)は「シチューや煮込み料理全般」について指す言葉なので、厳密にはそれぞれの屋台の店で料理名としてさまざまな名前がつけられているかと思います。
「Oma’s Eintopf(おばあちゃんのシチュー)」のような名前で日替わりメニューだったり、「〜Topf(鍋)」といった書き方でメニューにあるのがそれ。
肉の煮込みだったり、野菜たっぷりの煮込みだったり、各屋台で色々な種類が作られています。
鍋の中がどんな感じかチェックして美味しそうだなと思ったら指差し注文でOK!
汁気があってあったまる煮込み料理はクリスマスマーケットの寒さの中より美味しく感じます。
【食べ物】スイーツ・デザート
ドイツのクリスマスマーケット屋台でご飯をしっかり食べ終わったら、やっぱり甘いものが欲しくなりますよね。
ドイツ人は甘いものが大好き!
クリスマスマーケットにもそんなドイツ人の心を満たしてくれる色々なスイーツやお菓子がたくさん売られているんです。
日中のおやつに、食後のデザートに、色々なスイーツやお菓子を試してみましょう。
レープクーヘン Lebkuchen:ジンジャーブレッド
ドイツのクリスマスに欠かせないお菓子、レープクーヘン(Lebkuchen)。
プフェッファークーヘン(Pfefferkuchen)やホーニヒクーヘン(Honigkuchen)などとも呼ばれます。
ヘーゼルナッツやクルミなどを練り込んだ生地に、シナモン、ナツメグ、アニス、カルダモンなどのスパイスやオレンジピール、蜂蜜で味付けされたドイツのレープクーヘンは、冬のティータイムやクリスマスのお祝いでは定番のクッキーです。
英語圏で食べられているクリスマスクッキー・ジンジャーブレッドに似ていますが、ドイツ版ジンジャーブレッドはより色が濃いめで、味も濃厚。
生地の密度もぎっしり高めでクッキーによくあるサクサクとした食感ではなく、しっとり食感でかみごたえがあります。
出店でカラフルなクッキーにデコレーションが施してあるものを見かけると思いますが、それもレープクーヘン。
メッセージつきで飾るような大きめタイプのものや、お茶請けに食べるような普通のサイズのものなど色々とあります。
レープクーヘンの歴史は古く、13世紀までさかのぼります。
ドイツのフランケン地方(バイエルン州)で修道士によって考案されたのが始まりと言われていて、1296年にはウルムで、1395年にはニュルンベルクでレープクーヘン作りの記録が残されているそう。
今ではドイツ全土で食べられているドイツ人にとって定番のクリスマス・スイーツですが、もし食べる機会があるならばフランケン地方のレープクーヘンのメッカ・ニュルンベルクで食べてみて欲しいです◎
ドイツで有名なレープクーヘンのメーカー、「Lebkuchen Schmidt」があるのもここニュルンベルク。
ハイセ・マローネン heiße Maronen:焼き栗
秋冬に食べたくなるのが栗ですが、ここドイツでも栗を食べられます。
heiße Maronen(ハイセ・マローネン)やheiße Maroni(ハイセ・マローニ)と書かれたクリスマスマーケットの屋台では、香ばしくローストされた焼き栗を販売。
そばを通ると焼き栗の良い香りですぐ分かります。
焼き栗の屋台でよく見るのが、機関車モチーフのスタンド。
栗を焼いた時に煙が出るのでそれで機関車っぽく見えるからでしょうか?
なんとも可愛らしい屋台です。
ゲブランテ・マンデルン Gebrannte Mandeln:ローストアーモンド
ゲブランテ・マンデルン(Gebrannte Mandeln)と呼ばれるローストアーモンドもドイツのクリスマスマーケットでよく見る定番のお菓子です。
ニューヨークに住んでいた時に、このローストアーモンドは路上の屋台で売っていたりしたのでドイツでこのゲブランテ・マンデルンを見かけた時にさして驚きはしなかったのですが笑(アメリカにあるものが結構ドイツにもあるので、こういう事が地味にある…)日本ではあまり見かけない屋台の食べ物かと思います。
砂糖を熱して溶けたところにアーモンドを入れ、表面が砂糖でコーティングされるようにアーモンドがローストされます。
香ばしいアーモンドにパリパリの甘い砂糖の食感が合わさってクセになる味!
屋台によってはアーモンド以外のナッツを使っていたり、プレーンな砂糖の味以外にチョコレートやフルーツ、さらにラム酒味などのフレーバーがあるお店も。
紙製のコーン型の袋に入れてくれることが多くて、歩きながら食べられます。
シャオムクス Schaumkuss:チョコがけマシュマロ菓子
クリスマスマーケット限定ではないのですが、ドイツ人が好きなお菓子がシャオムクス(Schaumkuss)やショコクス(Schokokuss)などと呼ばれるチョコがコーティングされたふわふわのお菓子。
ウエハースに柔らかいマシュマロを載せて、その上からチョコレートをかけて仕上げます。
ホワイトチョコレートを使ったり、トッピングにココナッツやナッツ類を載せたものなどバリエーションも色々。
ドイツのスーパーにも置いてありますが、クリスマスマーケットでもよく売られているお菓子なので試してみてはいかがでしょう。
パラディース・エプフェル Paradiesäpfel:りんご飴
日本のお祭りの屋台でお馴染みのりんご飴。
ドイツでもりんご飴は屋台で売っているお菓子です(もともとりんご飴はアメリカ発祥だそう)。
「パラダイス(Paradies)」と「りんご(äpfel)」でりんご飴、という意味のパラディース・エプフェル Paradiesäpfel。
「りんご飴」に近いKandierte Äpfelという名前でも呼ばれています。
見た目も日本にあるようなりんご飴と同じ感じですね。
使っているりんごはきっとドイツのりんごなので、興味のある方は試してみては。
【関連記事】ドイツのりんごについてはこちらの記事で紹介しています。
フルフトシュピーセ Fruchtspieße:フルーツ串
フルフトシュピーセ(Fruchtspieße)は、いちごやバナナ、キウイ、パイナップルやぶどうなどのフルーツが串にささったもの。
チョコレートなどでコーティングされているのをよく見ます。
かかっているチョコレートもホワイトチョコレートやミルクチョコ、ダークチョコなど種類も色々。
ちなみにりんご飴でなくてりんごのチョコがけフルーツ串もあったりします。
チョコレートが大好きなヨーロッパの人々。
ドイツ人ももちろんチョコが好きで、甘いフルーツにチョコをかけちゃうんですね。
【関連記事】スイスのチョコが大好きな筆者がこちらにてスイスのチョコについて熱く語っているのであわせてどうぞ。
ムッツェンマンデルン Mutzenmandeln:ミニドーナツ
「ムッツェンマンデルン(Mutzenmandeln)」は、ミニドーナツのようなドイツの揚げ菓子。
省略して「ムッツェン(Mutzen)」という呼び名や「シュマルツクーヘン(Schmalzkuchen)」「シュマルツゲベック(Schmalzgebäck)」、「クレッペルン(Kreppeln)」など色々な呼び方があります。
食べやすいサイズのドーナッツにはたっぷり粉砂糖がかかっていてコーヒーやお茶にぴったり。
できたての熱いうちが一番美味しいので、受け取ったら早速食べてみてください。
クレップ Crêpe:クレープ
フランス発祥のクレープ(Crêpe)は、ここドイツでも人気のスイーツ。
クリスマスマーケットやお祭りの屋台ではこのクレープ屋台をよく見かけます。
チョコ好きのドイツ人は甘いクレープだとやっぱりヌテラ入りのものを好んでいるようです。
あと、ちょっとユニークなものだとキンダーチョコレートが具のクレープがあるのでおすすめ!笑
こちらもチョコレートなのでクレープに合わない訳はないですよね。
ちなみに甘いクレープはもちろんですが、チーズやハムが入った塩味のクレープもあります。
キンダーチョコを使ったレシピも紹介しているので、興味のある方はこちらもぜひ!
ワッフェルン Waffeln:ワッフル
ワッフル類もクリスマスマーケットで食べられる定番スイーツ。
熱々の生地に好きな具を載せてもらってハフハフして食べるのが美味しいんですよね。
色々なメニューがあるので、好きな具を載せてどうぞ。
シュネーバル Schneeball(en):雪玉型揚げ菓子
シュネーバル(Schneeball)はドイツ語で「雪玉」。
まさに、このシュネーバルという名前のお菓子は丸い形の揚げ菓子に白い粉砂糖がかかっていて、雪を丸めたような見た目をしています。
ドイツの観光地の中でも大人気な町、ローテンブルク・オプ・デア・タウバーやフランケン地方(バイエルン州)などでポピュラーで、サクサクとしたクッキーのようなしっかりしたパイのようなショートクラスト生地が特徴。
定番の粉砂糖の他、チョコレートがけやナッツ入り、マジパンが中に入ったものまでバリエーション豊か。
フランケン地方ではクリスマスマーケット以外の時期でも手に入りますが、クリスマスマーケットシーズンならドイツの他の町でもクリスマスマーケットで売られています。
サイズ的に確かに人が作った雪玉というか、テニスボールぐらいのサイズはあるので結構ボリュームがあって食べごたえがあるお菓子です。
バウムシュトリーツェル Baumstriezel:ハンガリー・ルーマニア風ケーキ
バウムシュトリーツェル(Baumstriezel)は、ハンガリーやルーマニアなどのトランシルバニア地方のケーキ(ハンガリー語:Kürtős Kalács クルトシュカラーチ、ルーマニア語:Cozonacul Secuiesc コゾナクル・セクイェスク)で、ドイツのクリスマスマーケットでよく見かけるようになったスイーツです。
スティックにイースト入りの生地を巻きつけて、溶かしバターでコーティングを重ねて回転しながら焼き上げて作ります。
現地ではもともとは暖炉の熱や焚き木などの残り火で手動で棒を回しながら焼いていたんだとか。
バウムシュトリーツェルが屋台で焼かれているのを見ると、その見た目から「バウムクーヘン?!」と思ってしまうかも。
筆者も初めてみた時はバウムクーヘンだと思ってしまいました笑
砂糖やケシの実などで味付けされたケーキは、薄い生地ながらイースト入りなのでパンのようなかみごたえもちょっとあって素朴でほっとする味。
発祥は別の国ですが、ドイツのクリスマスマーケットでの定番になりつつある人気スイーツです。
リューデスハイムのクリスマスマーケットへ行った時、屋台ではなかったのですがとあるカフェで食べたバウムシュトリーツェルが面白かったので、そのエピソードもよければ読んでみてください。
ダンプフヌーデル Dampfnudel:ドイツ風蒸しパン
バイエルン州やラインラント・プファルツ州で食べられているダンプフヌーデル(Dampfnudel)は、丸い形の蒸しパンのような食べ物。
プファルツ州では塩味の生地で作るようですが、バイエルン州では甘さを出した生地で作るのが定番。
丸く形成した生地を蒸して作られますが、その白くて丸い形が並んでいるのを見ると日本のまん(あんまんや肉まんのような)に見えます。
初めてみた時、日本食に飢えていた筆者は「肉まんだ!」と勘違いしていました笑
ふかふかに蒸されたダンプフヌーデルは、クリーミーなバニラソースにポピーシードをかけたものやチェリーなどのフルーツのソースを添えていただきます。
クリスマスマーケットの屋台の他、オクトーバーフェストでも人気のスイーツです。
ちなみにGermknödel(ゲルムクネーデル)という名前でほぼ同じ見た目の蒸しパンがあり、こちらは塩水を少し入れて蒸し焼きにする作り方で、スキー場に行くとこの名前で売られていることが多いそう。
甘い味付けのダンプフヌーデルの他、野菜やキノコ入りの塩味のクリームソースで食べたりもしますが、スイーツとして見ることが多いのでこちらのカテゴリーに入れています。
シュトレン Stollen:クリスマスの王道ケーキシュトーレン
ドイツのクリスマス(アドベント)シーズンに食べるケーキといえば、シュトーレン(Stollen)!
日本でも有名だと思うのでそこまで説明しなくても良いかと思いますが、シュトーレンはドイツのクリスマスマーケットでも見かけます◎
買ってその場で食べてもよし、お土産にして持ち帰るもよし、食べるだけで一気にクリスマスムードになれること間違いなし。
なかなかカロリー的に激しいスイーツでもあるので、たくさん一気に食べ過ぎは注意です笑
シュトーレンをクリスマスマーケットで楽しむなら、やっぱりシュトーレン発祥の地と言われるドレスデンのクリスマスマーケットへ行ってみたいものですね。
クリスマスマーケット屋台で売られているのはもちろんのこと、シュトーレン祭りが開催されることでも有名です。
シュトーレン以外にもドレスデン発のおすすめご当地グルメに関しても紹介していますので、ドレスデンのクリスマスマーケットに興味のある方はこちらも記事もぜひ参考にしてみてください。
ちなみにこちらの記事ではドイツ人のおばあちゃんに教えてもらったレシピを公開しています。
家で作るシュトーレンも楽しい&美味しいですよ。
マルツィパーン Marzipan:マジパン
日本人がお菓子として食べる機会はあまりないかと思いますが、ドイツ以外のヨーロッパの国で広く知られているマジパン(Marzipan)。
マジパンのイメージは、日本だとケーキのお飾り的存在程度かと思いますが、ドイツでは15世紀頃から人々に親しまれている伝統あるお菓子なんです。
細かく挽いたアーモンドパウダーに砂糖やはちみつ、卵などを加えて作られるマジパンは、クリスマスマーケットの出店にもたくさんの種類が並んでいます。
色々な形にしやすいので、カラフルでおもちゃのような見た目のマジパンも。カリーヴルストに見立てたマジパンなんかもあって見ているだけで面白かったりします。
クリスマスマーケットのお店で、動物や虫などのモチーフのマジパンなどがたくさん売られているお店を見かけることがあるかも。
それらは、「グリュックスブリンガー(Glücksbringer)」と呼ばれるラッキーチャーム用のマジパンかもしれません。
ドイツの年末年始の習慣として、翌年が良い年になるようにグリュックスブリンガーを周りの人にプレゼントすることがあります。
【関連記事】ドイツの年末年始についてや、具体的にどんなマジパンの形がラッキーチャームなのかはこちらにて紹介しています。
マジパンの食感は、しっとりとしていて柔らかいクッキーのような、ざらっとした羊羹のような感じというか、日本の和菓子にありそうな食感というかなんとも表現しにくいのですが笑 きっと食べたら、和菓子にこういう感じのお菓子ありそうな?と思うかと。
日本人の人にとってはこの独特な食感がちょっと、という人や美味しくない、というイメージがあるようですが、ドイツのちゃんとしたマジパンを食べて美味しい!となりハマる人も中にはいます。
ちなみにドイツで有名なマジパンといえば、ドイツ北部の町・リューベックのマジパン。
ニーダーエッガー(Niederegger)という老舗メーカーの作るマジパンが有名で、ドイツ各地のスーパーやカウフホーフなどのデパートなどで購入できます。
定番のチョココーティングしたものは食べやすく、お菓子好きな方へのドイツ土産にも良いと思います。
ポッフェルチェ Poffertjes:オランダ風ミニパンケーキ
これまで紹介してきたように、ドイツのクリスマスマーケットでは「ドイツのもの」だけでなく、他の国からドイツに伝わってドイツでも人気になった食べ物がたくさんあります。
ポッフェルチェ(Poffertjes)は、そんなもののうちの1つ!
元々はドイツのお隣の国オランダのスイーツで、オランダではよく食べられている定番のミニパンケーキ。
ここドイツのクリスマスマーケット屋台でもポッフェルチェを食べることができます。
1口で食べられそうなほどよいサイズのパンケーキはシンプルながら「これこれ!」とついつい沢山食べてしまう美味しさ。
ちなみにこのポッフェルチェの作り方、屋台で機会があれば見てほしいのですが、日本人の我々が見ると「たこ焼き?!」と思ってしまいます笑
まさにたこ焼き屋にありそうな穴が並んだ鉄板に生地を流し込んでいくんですが、くるっと反対にするのを見るともうたこ焼きにしか見えない。
厳密にはたこ焼きよりは少し大きく、穴の大きさも浅いのですが。
屋台でポッフェルチェを作っているのを見たら、たこ焼き食べたい…ってなるのは私だけでないはず笑
グミやキャンディ、チョコなどたくさんの種類のお菓子が屋台で買える
これだけ沢山紹介してきたので、ドイツのクリスマスマーケットのスイーツに対する本気が分かったかと思いますが(笑)まだまだマーケットにはお菓子類がたくさんあるんです!
ドイツ人にとっての定番のお菓子・グミや、ドイツ人大好きなチョコレート、塩味・甘い味ともにあるポップコーン、キャンディ類、その他それはもう色々なお菓子が売られています。
見ているだけで楽しくなるお菓子のお店、見かけたらどんなものがあるかチェックしてみてください。
【飲み物】アルコール入り
ドイツのクリスマスマーケットでのお楽しみは食べるだけではないですよね!
飲兵衛のみなさま、お待たせしました笑
アルコール類が充実している国、ドイツでは様々な飲み物が売られています。
定番のものから変わったものまで色々紹介していきます。
ちなみにご存知の人も多いと思いますが、ドイツの屋台で飲み物を頼むと、飲み物代と別にプファンド(Pfand)と呼ばれる数ユーロのデポジットが上乗せでチャージされます。
これは飲み物を入れるカップやグラスの代金で、飲み終わった容器をお店に渡せばデポジットが戻る仕組み。
気に入ったカップやグラスはそのまま持ち帰って大丈夫なので、欲しい人はお土産にもできますよ。
【知っておくと便利なドイツ語】
・Getränk/Getränke(ゲトレンク/ゲトレンケ)飲み物
・Glühwein(グリューワイン)ホットワイン
・Rot(ロート)赤、赤ワイン
・Weiß(ヴァイス)白、白ワイン
・Rosé(ロゼ)ロゼワイン
・Winzer(ヴィンツァー)ブドウ園主、ワイン農家
・Pfand(プファンド)飲み物を購入する時チャージされるデポジット
・Bowle(ボウレ)シャンパンや果物などをミックスしたパンチ
・Punsch(プンシュ)温かいパンチ
・heiß(ハイス)熱い
グリューワイン Glühwein:ドイツの定番ホットワイン
ドイツのクリスマスマーケットでの名物的飲み物、といえば真っ先に思い浮かぶのはやっぱりグリューワイン(Glühwein)ことホットワインじゃないでしょうか?
クリスマスマーケット巡りをしていて冷えそうな時にこのグリューワインを飲むとホッとして温まって、また元気になれちゃうのもホットワインの力。
ご存知かと思いますが、グリューワインはワインにオレンジやレモンなどのフルーツ類、砂糖、シナモンなどのスパイスを加えてじっくり煮込んだ温かいワイン。
甘くて飲みやすいので、ビールが嫌いという方にもグリューワインは好まれるかと思います。
赤ワイン(Rot/Rotwein)のグリューワイン「Glühwein Rot」が定番ですが、白ワイン(Weiß/Weißwein)のグリューワイン「Glühwein Weiß」も赤と同じぐらいセットで売られています。
さらに、ロゼ(Rosé/Roséwein)を使ったワインなども見つかることも。
ところで、クリスマスマーケットでのホットワインのお楽しみは、飲むだけではないんですよね。
ホットワインが入っていた可愛らしいクリスマスモチーフのマグカップは、その代金を既にデポジット(Pfand)としてホットワイン代に上乗せして支払っているので飲み終わったらそのまま堂々と持ち帰ってOK!
もちろん、カップがいらない場合はお店に返せばデポジットが返ってきます。
グリューワインを手に持って飲みながら歩けるのは合理的で良いシステムだと思います。
筆者もたまに、「あのホットワインが飲みたい」ではなく、「あのカップがかわいいから欲しい」という名目でホットワインを注文したりしています笑
ホットワインのカップはドイツ各地で違ったりするので、カップを集めながらのクリスマスマーケット巡りも楽しいですね。
ワイン農家が作るグリューワインは間違いない美味しさなので、この表記が出ている店でぜひ試してみてほしいです!
【参考記事】ドイツのホットワインはどんな味?ドイツに行くまで待てない!という方、こちらでホットワインの作り方を紹介しているので作ってみてください。
日本で手に入る材料でドイツの味が再現できます◎
フォイアーツァンゲンボウレ Feuerzangenbowle:ラム酒入りパンチ
名前が長くて言いにくいですが、「火ばさみ(Feuerzangen)」の「パンチ(Bowle)」という意味の「フォイアーツァンゲンボウレ(Feuerzangenbowle)」は、ドイツのクリスマスマーケットではグリューワインと並んでドイツ人には人気の飲み物。
フォイアーツァンゲンボウレは簡単に言えば、ラム酒入りグリューワイン。
温めたワインなどで作るパンチの一種で、屋台ではワインが熱されているボウルの上でラム酒を染み込ませた棒砂糖に火をつけるパフォーマンスがあるのが特徴。
ラム酒が入っているのでグリューワインよりアルコールが強く、風味も強めです。
鍋の上で砂糖に火をつけて作られるタイプの他、それぞれのカップに砂糖をのせて火をつけるタイプのものも。
鍋で作ったフォイアーツァンゲンボウレの方が味がマイルドでバランスが良い気がしますが、自分のカップに火が灯されたものは写真映えしますね。
お酒に強い方、ラムが好きな方は試してみては。
ちなみにドイツ三大クリスマスマーケットの1つと言われるニュルンベルクのクリスマスマーケットでは、世界一大きいフォイアーツァンゲンボウレがあります笑
フォイアーツァンゲンボウレを飲んで気に入った方は見に行って見てはいかがでしょうか。
グリュービーア Glühbier:ホットビール
クリスマスマーケットの屋台で飲むもので人気・定番のものはほぼホットドリンクで、寒い夜空の下で飲むのだから当然といえばそうなのですが…
ホット・アルコールドリンクの中にはなんと温めたビールも出てきます!笑 さすがビール王国ドイツ!
キンキンに冷えたビールをぐっと飲むのが当たり前と思っている人にとっては、温かいビールって??となるかもしれませんが、グリュービーア(Glühbier)ことホットビールは結論から言えば結構美味しく飲めちゃうんです。
みんなが思い描くあの黄金色のビールが温まったものではなく、クリスマスマーケットのホットビールは黒ビールにシナモンやクローブなどのスパイス、オレンジピールやレモンピール、そしてチェリーやオレンジジュース、蜂蜜などを入れてゆっくり煮込んだもの。
フルーティで甘くて、ホットワインに近い味付けとなっています。
名前だけ見るとちょっと気持ち悪く感じますが、ホットビールは飲みやすく作られていて意外といけるので「Glühbier」の看板を見かけたらチャレンジしてみてください◎
ちなみに、普通のビールを置いている店も沢山あるので、寒空の中冷たいビールが大丈夫という人はそちらもどうぞ笑
ハイサー・フーゴー heißer Hugo:ホットヒューゴ
先ほど温めたビール「グリュービアー」について紹介しましたが、クリスマスマーケットにはカクテルを温めたバージョンも登場します。
例えばハイサー・フーゴー(heißer Hugo)はその名の通り、ホットヒューゴ。
ヒューゴはエルダーフラワーを使ったフルーティな香りのカクテルで、日本でも飲めたかと思います。
筆者もアメリカ時代から好きなカクテルなんですが、そのヒューゴがあったまったバージョンです笑
甘いお酒は温めても違和感なく美味しく飲めますし、クリスマスマーケットでカクテルをお探しの方はぜひお試しを。
アイヤープンシュ Eierpunsch:エッグノッグ
アイヤープンシュ(Eierpunsch)は、クリスマスやイースターの時期にお馴染みの飲み物エッグノッグのドイツバージョン。
卵リキュール(Eierlikör)など卵をベースにしたアルコール入りの甘い飲み物で、濃厚でクリーミーな飲み口。
アメリカなどでもエッグノッグはクリスマスで飲む定番ドリンクですが、アメリカ人の友人曰くドイツのはかなり違う、とのこと。
ドイツのアイヤープンシュはより液体が濃くてスパイスが効いている感じだそう。
クリーミーなドリンクがお好きな方はいかがでしょうか。
グロック Grog:ラム酒のお湯割り
グロック(Grog)は、ラム酒などの蒸留酒をお湯で割って砂糖を入れた飲み物。
もともとは17世紀頃からイギリス海軍の船上員たちに配給されていたそうで、やがてドイツ北部など港地域を中心に広まっていったのだとか。
ラム酒以外にブランデーやウイスキーなど他のリカーを使うことも。
このグロック、砂糖入りでもお酒の味が強いので人の好みが分かれるかと思います笑
ラム酒やブランデーなど蒸留酒が好きな人や甘すぎないお酒をさがしている人には良いかも、です。
お酒のお湯割り効果でしっかり体が温まるのは間違いなし!
イェーガーテー Jagertee:狩人風ラム入り紅茶
狩人という意味のイェーガー(Jäger)+お茶のテー(Tee)から名付けられた「ハンターのお茶」イェーガーテー(Jagertee)は、ドイツのお隣オーストリアで特産品扱いされている飲み物。
オーストリアの特産品であるラム酒、インレンダー・ラム(Inländer-Rum)とブラックティーなどの紅茶、さらに砂糖やスパイスなどを加えた飲み物で、19世紀ごろのオーストリア西部のチロル州やフォアアールベルク州などで漁師や林業従事者たちが冬の森でこのイェーガーテーを飲んでいたんだそう。
クリスマスマーケットでの販売の他、山小屋や屋外フェスト、スキー場でのアプレ・スキー(après-ski:スキー後の団らん)の飲み物として人気のドリンクです。
インレンダー・ラムはアルコールが強いので、グロックと同じくお酒に強い人におすすめ。
シュナプス Schnaps:蒸留酒
アルコール大好き人間が多いヨーロッパ、ビールやワインに溢れているドイツですがシュナプス(Schnaps)やシュピリトゥオーゼ(Spirituose)と呼ばれる蒸留酒各種も色々と売っています。
小さなグラスでそのままクイっと飲むようなものや、フルーツなどが入ったちょっとしたカクテル的なものまで色々。
さらに、それぞれの地域でのご当地ものもあるので、興味のある人は売り場をのぞいてみては。
筆者の好きなご当地酒については、次の項目で紹介しますね。
シュナプス類は総じてアルコール度が高いので、お酒が弱い人は注意です笑
地域ごとで味わえるご当地ドリンク色々
ドイツの地域によって雰囲気がクリスマスマーケットですが、食べ物だけでなく飲み物にもご当地モノがあるのでそのエリアならではのものを試すのも楽しいですよね。
例えば、世界遺産とワインの町・リューデスハイムではアスバッハ(Asbach)というお酒の産地としても知られていて、リューデスハイムのクリスマスマーケットでも屋台が出現。
また、ドイツの西部にある町、トリーア(Trier)では「フィエツ(Viez)」というシードルに似たりんごのジュースをお湯で割ったグリュー・フィエツ(Glühviez)やモーゼルワイン農家が作ったホットワイン(Winzerglühwein)などもあります。
筆者のお気に入りは、ミスペルヒェン(Mispelchen)と呼ばれるヘッセン州のご当地酒。
りんごから作られたブランデー、カルヴァドスにミスペル(Mispel)というビワに似た果物、セイヨウカリンを漬け込んだお酒でフランクフルトのりんご酒が飲めるようなレストランなどでよく売られています。
フランクフルトなどヘッセン州のクリスマスマーケットでは、このミスペルヒェンが置いてあるお店があると思うので興味があれば飲んでみてはいかがでしょうか。
他にも色々なその地でしか味わえない「ドイツのご当地ドリンク」があるはずなので、ぜひその土地のオリジナルな一品を探してみてくださいね。
【飲み物】アルコールなし
アルコールの飲み物の紹介が続いて恐縮ですが、ご安心ください。
クリスマスマーケットにはアルコールが飲めない方や子供が楽しめるノンアルドリンクも完備しています◎
コーラやファンタなどの清涼飲料水や水なども販売しているので、アルコールが無理な人は注文できます。
ここではクリスマスマーケットの屋台ならではなノンアルドリンク中心にいくつかピックアップして紹介しますね。
【知っておくと便利なドイツ語】
・Getränk/Getränke(ゲトレンク/ゲトレンケ)飲み物
・Pfand(プファンド)飲み物を購入する時チャージされるデポジット
・Punsch(プンシュ)温かいパンチ
・heiß(ハイス)熱い
・ohne Alkohol(オーネ・アルコホール)ノンアルコール
・alkoholfrei(アルコホールフライ)ノンアルコール
ハイセ・ショコラーデ heiße Schokolade:ホットチョコレート
ホットチョコレートという意味のハイセ・ショコラーデ(heiße Schokolade)。
ドイツ人もこのホットチョコレートが大好きで、冬になると飲みたくなるドイツのホットドリンクです。
ホイップしたクリームをたっぷり載せて飲むのもリッチ。
寒い屋外で飲むとひときわ美味しく感じてカロリーゼロのはず!笑
キンダープンシュ Kinderpunsch:ノンアルパンチ
「子供たち(Kinder)」の「パンチ(Punsch)」ことキンダープンシュ(Kinderpunsch)は、その名の通り子供も飲めるノンアルコールのクリスマスパンチ。
中身はフルーツティー(Früchtetee)、オレンジやりんごなどのフルーツジュースや果物の皮、シナモンやナツメグなどグリューワインと同じようにスパイスが入るので、アルコールなしでもクリスマスマーケットならではの味わいが楽しめます。
「子供」という名前がついていますが子供用というわけではないので、大人のみなさんも堂々と「キンダープンシュ ビッテ!」と注文しましょう◎
ハイサー・アプフェルザフト heißer Apfelsaft:ホットアップル
ハイサー・アプフェルザフト(heißer Apfelsaft)は、りんごジュースのホットバージョン。
ですが、リンゴジュースを温めただけという訳ではないのでご安心を笑
リンゴジュースにシナモンやクローブなどクリスマスでお馴染みのスパイス類、オレンジピールやレモンピールなども入れて煮込んだものが定番。
こちらもキンダープンシュ同様クリスマス気分にしっかり浸れて、かつ酔わない美味しいドリンクです。
ドイツも色々なりんごがあって、アプフェルショーレ(りんごソーダ)のような飲み物だったり、ご存知アプフェルシュトルーデル(Apfelstrudel)などみんなに親しまれているりんごを使ったレシピがあります。
機会があれば、ドイツのりんご味のドリンクも楽しんでみてください。
【参考記事】ドイツのりんごについてはこちらの記事でも紹介しています。
今年は開催!ドイツ各地のクリスマスマーケット開催日程一覧
2024年、ドイツのどの町のクリスマスマーケットが開催予定か、また開催日程について別の記事で一挙にまとめました。
ドイツの州ごとに開催されているクリスマスマーケットの開催情報をおすすめ中心に一挙紹介しています!
※最新情報は随時更新予定ですが、各自でも情報の確認などをお願いします。
ドイツのクリスマスマーケットおすすめ人気グルメ決定版!在住者が定番の食べ物&飲み物を徹底解説 さいごに
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
来たるドイツのクリスマスマーケットシーズンのことを思いながらあれこれと書いていたら、めちゃくちゃ長いリストになってしまいました笑
綺麗な景色を見ながら、美味しいものを食べたり飲んだりできるクリスマスマーケットは格別。
ぜひこの記事を参考に、ドイツのクリスマスマーケットでグルメを楽しんでくださいね。
当ブログでは他にもドイツのクリスマスマーケットやクリスマスイベント、アドベントに関する記事を色々書いていますのでチェックしてみてください。
【ドイツのクリスマスマーケット記事】
»ドイツ全土のクリスマスマーケット開催日程まとめ決定版!今年開催予定のドイツの町の最新情報
»【世界遺産】ケルンのクリスマスマーケットは必見!見どころ、開催日程、イベント、おすすめグルメなど徹底紹介
»フランクフルトのクリスマスマーケットを在住者が紹介!日程、開催場所、イベントなど
»【在住者が厳選!】ドイツのおすすめクリスマスマーケットランキング
»世界最古で有名!ドレスデンのクリスマスマーケットをドイツ在住者が徹底紹介【ドイツ3大クリスマスマーケット】
»世界最大!シュトゥットガルトのクリスマスマーケットをドイツ在住者が徹底紹介【ドイツ3大クリスマスマーケット】
»ニュルンベルクのクリスマスマーケットは世界一有名?ドイツ在住者が徹底紹介【ドイツ3大クリスマスマーケット】
»ドイツの3大クリスマスマーケットを在住者徹底紹介【ドレスデン・ニュルンベルク・シュトゥットガルト】
»【ラヴェンナ渓谷のクリスマスマーケット】見所やアクセスなど在住者が紹介!
»【バロック風】ルートヴィヒスブルクのクリスマスマーケットを在住者が紹介!
»【世界遺産】リューデスハイムのクリスマスマーケットを在住者が紹介!
»【在住者が厳選!】ドイツのおすすめクリスマスマーケットランキング
»【世界遺産】シュパイヤーのクリスマスマーケットは年始も開催!
【ドイツのアドベント&クリスマスイベント記事】
»【クリスマスガーデン】ドイツのクリスマスマーケットと合わせて楽しめる!人気のイルミネーションイベント
»【ドイツ発祥】クリスマスツリーを飾ろう!もみの木の種類・入手方法などドイツのクリスマスツリーを在住者が紹介
»【ドイツ】アドベントとアドベントクランツ・ドイツのクリスマスシーズンの風物詩について在住者が紹介!
»アドベントクランツの作り方【ドイツのクリスマスリース】アドベント必須アイテムで自宅でクリスマスを楽しもう!
【ドイツのクリスマスを楽しむおすすめレシピ】
»【ドイツ人直伝】バニラキプフェルのおすすめレシピ2種!クリスマスの定番クッキー簡単作り方
»【ドイツ人おばあちゃん直伝】ドイツのシュトーレンレシピでクリスマスを盛り上げよう!本格的作り方
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