ドイツ3大クリスマスマーケットを在住者徹底紹介【ドレスデン・ニュルンベルク・シュトゥットガルト】特徴・開催情報・見どころなど

ドイツ三大クリスマスマーケット ドイツ生情報

Guten Tag! 毎年のクリスマスマーケット巡りが楽しみなドイツ在住ブロガーのユウコフランクフルト(@yukofrankfurt)です。

冬になったら世界中から観光客が押し寄せるドイツのクリスマスマーケット。

ドイツ全土で開催されるクリスマスマーケットはその数約2500以上(!)と言われています。

たくさんあるドイツのクリスマスマーケットの中から、どこへ行けば良いか迷いそうになりますが、まずは「ドイツ三大クリスマスマーケット」について知ってみてはいかがでしょうか?

今回の記事ではドイツの三大クリスマスマーケットについて、それぞれの特徴・開催場所・開催時期・見どころなど在住者の視点から詳しく紹介していきます。

ドイツ三大クリスマスマーケットの場所はどこ?「三大」と呼ばれる理由

ドイツ三大クリスマスマーケットとは、一体どこ?という方が一瞬で分かるようにタイトルに載せていますが、改めて紹介すると

ドレスデン(Dresden:ザクセン州)

ニュルンベルク(Nürnberg:バイエルン州)

シュトゥットガルト(Stuttgart:バーデン・ヴュルテンベルク州)

の3つの町のクリスマスマーケットのことを指します。

よく言われているのが以下の特徴。

ドイツ三大クリスマスマーケット
ドレスデン 世界最古
ニュルンベルク 世界一有名
シュトゥットガルト 世界最大

以上の理由から、ドイツ三大クリスマスマーケットと言われています。

実際、どの町でもクリスマスマーケットのシーズンになるとドイツや海外から大勢の人が訪れる大人気のクリスマスマーケットです。

ドイツ3大クリスマスマーケットについて在住者が徹底紹介!特徴・開催情報・見どころなど

ドイツ三大クリスマスマーケットが開催されるドレスデン、ニュルンベルク、シュトゥットガルト。

各町の場所はそれぞれドイツの別の州にあり、クリスマスマーケットの雰囲気も各自ちがっていて特徴も色々。

だからこそ、ドイツに来たら3大マーケットの全てを見てもらいたい!

一気に行くもよし、少しずつゆっくり見るもよし。

各町のマーケットとあわせて行けるおすすめのクリスマスマーケットも載せていますので、ぜひ参考にしてみてください。

【世界最古】ドレスデンのクリスマスマーケット

ドイツ三大クリスマスマーケットのうちの1つはザクセン州の州都であり、中世には商業都市として発展してきたドレスデン。

バロック様式の建造物がたちならび「エルベ川のフィレンツェ」や「百塔の都」という名を持つ美しい町として知られています。

実はここドレスデンでは、第二次世界大戦で町のほとんどが爆撃により破壊されてしまいました。

東ドイツであったことも影響し、再建されるまで気の遠くなるような月日がかかりました。

1743年に建てられたフラウエン教会(Frauenkirche)はドレスデンのシンボル的存在ですが、戦時中に破壊されたまま放置され、細かい修復作業を長年手がけてようやく2005年に復興しているのでついこの間まではこの姿がなかったということです。

今ではクリスマスマーケットの会場のうちの1つとして人気のスポットにもなっていますが、一見そんな悲しい過去があったとは思えないぐらい、ドレスデンのクリスマスマーケットは活気があふれています。

数あるドイツのクリスマスマーケットの中でも筆者も大のお気に入りでもあるドレスデンのクリスマスマーケット、ぜひ機会があったら行ってみてほしいです。

ドレスデンのクリスマスマーケットの特徴

三大クリスマスマーケットのうちの1つ、ドレスデンのクリスマスマーケットは世界最古・ドイツ最古と言われています。

起源は1434年までさかのぼり、2022年度は588回目のクリスマスマーケットを迎えるというのだからその歴史の長さに圧倒されます。

世界で一番古いと言われつつ、筆者も他の記事でも触れていますがフランクフルトバウツェンのクリスマスマーケットの方が古いのでは?という説もあったりします…笑

それでも、ここドレスデンへ行ってみればドイツらしい伝統的なマーケットが楽しめ、その歴史の重みをしっかり感じるはずです。

ドレスデンのクリスマスマーケットは、ドイツ語では「ドレスナー・シュトリーツェルマルクト(Dresdner Striezelmarkt)」という名がついています。

ドレスナー(Dresdner)は「ドレスデンの」という形容詞。

シュトリーツェル(Striezel)とは、クリスマスの定番菓子・シュトーレンの原型だったパンのこと。

つまり、「ドレスデンのシュトリーツェル市場」=「ドレスデンのシュトーレン市場」というような意味となります。

ドイツのクリスマスといえばシュトーレンが有名ですが、ドレスデンのクリスマスマーケットはこのシュトーレンにちなんだ名前がついているということですね。

©Dresden Marketing GmbH

ドレスデンのクリスマスマーケットに関する記事ではもっと詳しく紹介していますが、クリスマスマーケット期間中にはシュトーレン祭りが開かれるのもここドレスデンのシュトリーツェルマルクト。

シュトーレンが好きな方はドレスデンで色々食べ比べるのも楽しいかもしれません。

また、ドレスデンがあるザクセン州のエルツ山地(Erzgebirg)地方ではクリスマスのインテリアに欠かせない民芸品の発祥地としても有名。

キャンドルアーチ(Schwibbogen)クリスマス・ピラミッド(Weihnachtspyramide)などが代表的ですが、ここドレスデンではこれらの巨大バージョンが飾られているので必見です。

エルツ山地の民芸品やクリスマスのお菓子など、ドイツらしいお土産を探している方にもドレスデンのクリスマスマーケットはぴったりです。

ドレスデンのクリスマスマーケット開催場所・見どころ

ドレスデンのクリスマスマーケットは主に以下9箇所で開催しています。

クリスマスマーケット会場 開催場所
プラーガー通り Prager Straße »Googleマップ
シュトリーツェルマルクト Strietzelmarkt Altmarkt »Googleマップ
ノイマルクト Neumarkt »Googleマップ
フラウエン教会 Frauenkirche »Googleマップ
シュタルホーフの中世マルクト Mittelalterweihnacht Stallhof »Googleマップ
ドレスデン城 Dresdner Schloss »Googleマップ
小屋の魔法 Hüttenzauber Postplatz »Googleマップ
アウグストゥルスマルクト Augustusmarkt Hauptstraße »Googleマップ
ケルナー広場のエルベ坂祭り Elbhangfest Körnerplatz »Googleマップ

ドレスデンの町の交通機関は電車ではなくバスやトラムでの移動がメイン。

体力にもよりますがドレスデン中央駅から最寄りのクリスマスマーケット会場(プラーガー通り)まで徒歩5分程度で、そこから歩いていくつか周ることができます。

徒歩メインにしつつ、必要に応じてトラムを利用して周っていけばよいかと思います。

9ヶ所すべて行くのは時間的・体力的に大変という方はメイン会場であるシュトリーツェルマルクト(Strietzelmarkt)を目指しましょう。

シュトリーツェルマルクトがある旧市街エリアには、ノイマルクトやフラウエン教会、シュタルホーフの中世マルクトやドレスデン城のマーケットが近くに点在しているので合わせて周ることも可能。

ドレスデン中央駅(Dresden Hauptbahnhof)からシュトリーツェルマルクトまではトラムの8番でプラーガー通り(Prager Straße)下車か、3番・7番でピルナイッシャー広場(Pirnaischer Platz)で下車して徒歩5分程度。

駅から直接歩く場合は20分ほどになりますが、記事でも触れているように途中にプラーガー通りのマーケットがあるのでそこへ寄り道しつつゆっくり行くのも楽しいのでおすすめです。

from wikimedia commons

ドレスデン中央駅から徒歩5分程度で最初に見つかるプラーガー通り(Prager Straße)のクリスマスマーケット。

ここはドレスデンのショッピング街としても人気のエリアなので、散策しつつ店でのお買い物も楽しめます。

©Dresden Marketing GmbH

そのまま旧市街の方向へ進んでいくと、ドレスデンのクリスマスマーケットのメイン会場であるシュトリーツェルマルクト(Strietzelmarkt)に到着します。

ここは世界最古のクリスマスマーケット発祥の地。

ドレスデンのクリスマスマーケットをドイツ在住者が徹底解説

©Dresden Marketing GmbH

上述したエルベ山地の民芸品であるキャンドルアーチやクリスマスピラミッドが飾られていて、アーチには実際に上に乗ることもできます。

旧市街の美しい景色と幻想的なクリスマスデコレーションが相まって、いくらでも写真を撮ってしまう「映えスポット」間違いなし。

日中もいいのですが、ここはぜひ日が暮れてからのイルミネーションも楽しんでほしい会場です。

シュトリーツェルマルクトからすぐ近くにあるのはノイマルクト(Neumarkt)のマーケット。

ノイマルクトの屋台では、さまざまな職人たちが手がけるユニークなグッズが販売されています。

手作りのオリジナルグッズやドレスデンの民芸品を探している方はじっくりチェックしてみましょう。

ノイマルクトにそびえたつ美しい教会がフラウエン教会(Frauenkirche)

フラウエン教会があるミュンツェンガッセ(Münzgasse)という通りにもクリスマスマーケットがあり、ここにもクリスマスピラミッドがあります。

この辺りの屋台では、ガラス細工やレース製品などのフォークトラント(Vogtland)地域の特産品が売られています。

子供連れの方には嬉しいサンタクロースとの交流イベントがあるのもここフラウエン教会周辺なので、家族でマーケットを楽しみたい方は要チェックです。

さすが有名なドレスデンのクリスマスマーケット、まだまだ会場は続きます。

ノイマルクト近くにあるシュタルホーフ(Stallhof)というドレスデン城(Residenzschloss Dresden)にある馬小屋跡地では、中世風のクリスマスマーケットが開催されています。

歴史的な街並みに中世テーマの屋台がならんでムードたっぷり。

屋台で働く人も中世風の格好をしているのでまるで自分が中世にタイムスリップしたかのような感覚になり楽しい会場です。

ちなみにここではクリスマスマーケットが終わった後、12月後半から翌年1月6日の公現祭までラオネヒテ(Rauhnächte)というイベントが開催されているので、年末年始にドレスデンにいる、という方はここへ行くのもおすすめ。

ラオネヒテの開催日程や詳しい情報などはドレスデンのクリスマスマーケットの記事にて紹介しています。

from Wikimedia Commons

中世のクリスマスマーケットがあるシュタルホーフ近くにあるのがドレスデン城のクリスマスマーケット

ここでは19世紀ごろのクリスマス市をテーマにマーケットが開催されていて、その名も「19世紀のロマンティック・クリスマスマーケット」。

エルツ山地の工芸品やザクセン州のお菓子ペッファークーヘン(Pfefferkuchen)などが売られています。

ドレスデンのクリスマスマーケットをドイツ在住者が徹底解説

from wikimedia commons

旧市街から少し西方面へ外れたところにあるのがポスト広場(Postplatz)で開催されている「小屋の魔法(Hüttenzauber)」と呼ばれるマーケット。

アプレスキー(Après-Ski)をテーマに、山小屋風の建物が立ち並ぶ会場では、夕方からは音楽が流れてバーでお酒を楽しむ人々で賑わいます。

観光地から少し離れている場所柄か、観光客より地元の人々で盛り上がっている印象です。

ドレスデンの旧市街からアウグストゥス橋(Augustusbrücke)を渡ってエルベ川を越えた先に位置する地域はノイシュタット(Neustadt)と呼ばれ、ドレスデンの高級住宅街がある地域として知られています。

ここノイシュタット地区にあるのがアウグストゥスマルクト(Augustusmarkt)

観覧車や色々な国の料理が味わえる屋台などがあり、会場がたくさん集まっている旧市街よりリラックスしたムードで楽しめます。

ドレスデンのクリスマスマーケットをドイツ在住者が徹底解説

from wikimedia commons

最後に紹介する会場は、ドレスデン中心地から少し離れたところにあるロシュヴィッツ地区(Loschwitz)にあるマーケット。

Elbhangfest(エルベ坂祭り)というイベントを運営する団体が開催しているマーケットで、こじんまりとしつつも味がある可愛らしいクリスマスマーケットで地元民に人気のスポットです。

観光的なところは十分堪能したからローカル感を感じたい、という方は足をのばしてみてはいかがでしょうか。

ドレスデンのクリスマスマーケット2024年開催日程

【世界最古】ドレスデン・シュトリーツェルマルクト Dresdner Striezelmarkt

クリスマスマーケット開催日程:2024年11月27日(初日は16時頃から)〜12月24日

クリスマスマーケット開催時間:11月27日16時〜21時、11月30〜12月23日10時〜21時、12月24日10時〜14時

ドレスデンの会場によっては開催日時が異なります。

全会場の詳しい開催情報などはドレスデンのクリスマスマーケット紹介記事を参照ください。

ドレスデンのクリスマスマーケットの見どころに関しての詳細や開催場所、おすすめイベント、クリスマスマーケットで食べたいご当地グルメなどは別記事で詳しく紹介していますので、こちらもぜひじっくりチェックしてみてください。

»ドレスデンのクリスマスマーケットは世界最古で有名!ドイツ在住者が徹底紹介

ドレスデン周辺のおすすめマーケットとアクセス例

ザクセン州の州都、ドレスデンだけでも十分見応えがあるのですが、時間的に余裕がある方は以下のマーケットもおすすめです。

ドレスデンから日帰りで行くことができます。

・ベルリン:ICEで約2時間

・エアフルト:ICEで約2時間

・ライプツィヒ:ICEで約1時間

・ケーニヒシュタイン要塞:パスとSバーンで約1時間

・バウツェン:REで約50分

ザクセン州の他のクリスマスマーケットや開催日程に関してはこちらの記事でも紹介しています。

»ドイツ全土のクリスマスマーケット開催日程決定版!今年開催予定のドイツの町の最新情報を徹底紹介

電車の運賃は場所によって変わるため、DB(ドイツ鉄道)のインターナショナル版公式サイト(英語)bahn.comで確認するのをおすすめします。

時刻表の確認ができたりデジタルチケットもオンラインで購入できて便利です!

【世界一有名】ニュルンベルクのクリスマスマーケット

ドイツ3大クリスマスマーケット・ニュルンベルクのクリスマスマーケットをドイツ在住者が徹底紹介

ドイツ三大クリスマスマーケットの町、ニュルンベルク(Nürnberg)は南ドイツ・バイエルン州でミュンヘンに次いで第2の町として知られています。

おもちゃの町や芸術家であるデューラーの出身地としても有名。

戦争で1度町は壊滅状態になりますが、その後無事復興し、今でも中世の雰囲気を感じる風景が広がっています。

そんなニュルンベルクのクリスマスマーケットは世界一有名なクリスマスマーケットと言われています。

ドイツや海外から230万人以上がニュルンベルクのクリスマスマーケットを訪れています。

ニュルンベルクのクリスマスマーケットの特徴

ドイツ3大クリスマスマーケット・ニュルンベルクのクリスマスマーケットをドイツ在住者が徹底紹介

ドイツ三大マーケットのうちの1つで、世界一有名なクリスマスマーケットを開催することで知られるニュルンベルク。

ニュルンベルクのクリスマスマーケットはドイツの中でも歴史があるクリスマスマーケットで、古くは1628年頃に記録が残っているそう。

ドイツ語では通称の「ヴァイナハツマルクト(Weihnachtsmarkt)」ではなく、「クリストキントレスマルクト(Christkindlesmarkt)」と呼ばれています。

クリストキント(Christkind)はニュルンベルクなどのドイツ南部地域などに伝わる「幼子キリスト」。

簡単にいえばサンタクロース的なクリスマスんシンボル的存在ですが、こちらは天使のような女の子の姿をしています。

ニュルンベルクのクリスマスマーケットではクリストキントとなる人物が2年に1度10代の女の子から実際に選ばれ、クリスマスマーケットのオープニングから期間中まで大活躍。

ニュルンベルクのクリスマスマーケット開催場所・見どころ

ニュルンベルクのクリスマスマーケットは旧市街に集まっていて歩いて見て回れます。

電車がないため、結局徒歩の方が効率がよいというのもありますが。

ニュルンベルクのクリスマスマーケット会場は主に以下の6つになります。

クリスマスマーケット会場 開催場所
クリストキンドレスマルクト Christkindlesmarkt Hauptmarkt »Googleマップ
子供のクリスマスマーケット Kinderweihnacht Hans-Sachs-Plat »Googleマップ
オリギナール・レギオナール Original Regional St. Sebald近く »Googleマップ
姉妹都市の国際マーケット Markt der Partnerstädte Rathaus, Wolffscher Bau »Googleマップ
職人広場 Handwerkerhof Handwerkerhof »Googleマップ
フォイアーツァンゲンボウレ村 Feuerzangenbowle Fleischbrücke »Googleマップ
ドイツ3大クリスマスマーケット・ニュルンベルクのクリスマスマーケットをドイツ在住者が徹底紹介

©Stadt Nürnberg

ニュルンベルクの中央市場・ハウプトマルクト(Hauptmarkt)にあるのがクリストキンドレスマルクト(Christkindlesmarkt)のメイン会場。

色々な屋台が立ち並び、フラウエン教会(Frauenkirche)や美しの泉(Schöner Brunnen)などもその美しい風景に溶け込んでいます。

ドイツ3大クリスマスマーケット・ニュルンベルクのクリスマスマーケットをドイツ在住者が徹底紹介

©Stadt Nürnberg

キンダー・ワイナハト(Kinderweihnacht)は子供のためのクリスマスマーケットで、20年以上前から開催。

目玉的アトラクション・メリーゴーランドは子供たちにも大人気。日によってはクリストキントと一緒にのれることもあります。

読み聞かせなど子供向けイベントもあわせて開催。

ドイツ3大クリスマスマーケット・ニュルンベルクのクリスマスマーケットをドイツ在住者が徹底紹介

©Stadt Nürnberg

聖セバルドゥス教会(St. Sebald)や旧市庁舎(Althes Rathaus)近くの屋台は「オリジナル&地域のもの」に特化したOriginal Regional(ドイツ語読みオリギナール・レギオナール)のもの。

ニュルンベルクで生産された特産物や地消地産に興味のある方は要チェック。

ドイツ3大クリスマスマーケット・ニュルンベルクのクリスマスマーケットをドイツ在住者が徹底紹介

©Stadt Nürnberg

姉妹都市のクリスマスマーケット(Markt der Partnerstädte)はニュルンベルクならではのユニークなマーケット。

現在、世界の15の町がニュルンベルクの姉妹都市で、それらの姉妹都市や友好関係にある自治体と共に国際的なマーケットを開催。

世界の色々なお土産や特産品を見つけるチャンスです。

ドイツ3大クリスマスマーケット・ニュルンベルクのクリスマスマーケットをドイツ在住者が徹底紹介

©Stadt Nürnberg

職人広場(Handwerkerhof)のクリスマスマーケットは、ニュルンベルク中央駅を出ればすぐそこ。

おもちゃの町・職人の町であるニュルンベルクならではのスペースでは年間を通してイベントが開催されています。

クリスマスマーケットでは中世がテーマのお店などが出店。歴史的な雰囲気を楽しめます。

「世界最大のフォイアーツァンゲンボウレ(die größte Feuerzangenbowle der Welt)」という名前のついたフォイアーツァンゲンボウレの屋台村(Feuerzangenbowle)は、その名の通りフォイアーツァンゲンボウレに特化した場所。

ドイツのクリスマスマーケットでおなじみグリューワインことホットワインと並んでドイツ人に人気の飲み物がこのフォイアーツァンゲンボウレ

フォイアーツァンゲンボウレはラム酒が入ったアルコール強めのホットワインです。

ワインが入ったボウルの上に棒砂糖を置き、ラム酒を染み込ませて火をつけることから「火バサミのパンチ」という意味のFeuerzangenbowle をいう名前になりました。

そんなフォイアーツァンゲンボウレが直径2.5メートル・高さ3.4メートルの巨大釜で作られる屋台村はドイツ人で大にぎわいです。

ニュルンベルクのクリスマスマーケット開催日程

【世界一有名】ニュルンベルク・クリストキンドレスマルクト Nürnberger Christkindlesmarkt

クリスマスマーケット開催日程:2024年11月29日〜12月24日

クリスマスマーケット開催時間:11月29日(初日)17時30分〜21時、11月30日〜12月23日 10時〜21時、12月24日(最終日)10時〜14時

ニュルンベルクの会場によっては開催日時が異なります。

全会場の詳しい開催情報などはニュルンベルクのクリスマスマーケット紹介記事を参照ください。

ニュルンベルクのクリスマスマーケットの見どころに関しての詳細やおすすめイベント、クリスマスマーケットで食べたいご当地グルメなどは別記事で詳しく紹介していますので、こちらもじっくり読んでみてください。

»ニュルンベルクのクリスマスマーケットは世界一有名?ドイツ在住者が徹底紹介

ニュルンベルク周辺のおすすめマーケットとアクセス例

時間的に余裕がある方はニュルンベルク周辺のクリスマスマーケットも合わせて行ってみるのもおすすめです。

フランクフルトからも2時間程度なので、日帰りで行くことができます。

・フランクフルト:ICEで約2時間

・ローテンブルク:RBとSバーンで約1時間15分

・ミュンヘン:ICEで約1時間15分

・ヴュルツブルク:ICEで約1時間

・バンベルク:REで約45分

バイエルン州にあるその他のクリスマスマーケットや開催日程に関してはこちらの記事でも紹介しています。

»ドイツ全土のクリスマスマーケット開催日程決定版!今年開催予定のドイツの町の最新情報を徹底紹介

電車の運賃は場所によって変わるため、DB(ドイツ鉄道)のインターナショナル版公式サイト(英語)bahn.comで確認するのをおすすめします。

時刻表の確認ができたりデジタルチケットもオンラインで購入できて便利です!

【世界最大】シュトゥットガルトのクリスマスマーケット

【2022年】世界最大!シュトゥットガルトのクリスマスマーケットをドイツ在住者が徹底紹介【ドイツ3大クリスマスマーケット】

ドイツ三大クリスマスマーケットの町、シュトゥットガルトはバーデン・ヴュルテンベルク州の州都でドイツでは6番目の都市。

ドイツの主な産業を担う経済の中心地であり、ドイツの代表的な車メーカーであるメルセデス・ベンツやポルシェの本社もシュトゥットガルトにあります。

メルセデス・ベンツ博物館(Mercedes-Benz Museum)やポルシェミュージアム(Porsche Museum)などは車が好きな人には必見のスポット。

また、世界遺産の「ル・コルビュジエの建築作品」であるヴァイセンホフ・ジードルングの住宅があるので建築が好きな方は要チェック。

黒い森やファンタスティック街道などもこの地域にあるので、クリスマスマーケットの合間に色々と観光するのも楽しい町です。

シュトゥットガルトのクリスマスマーケットの特徴

【2022年】世界最大!シュトゥットガルトのクリスマスマーケットをドイツ在住者が徹底紹介【ドイツ3大クリスマスマーケット】

三大クリスマスマーケットのうちの1つ、シュトゥットガルトのクリスマスマーケットは世界最大規模と言われています

文書では1692年にクリスマスマーケットに関する記録があるとされ、シュトゥットガルトのクリスマスマーケットの歴史は軽く300年以上あるのだとか。

世界最大のクリスマスの名にふさわしく、期間中は約300ほどの屋台が集まり、世界中から350万〜400万人ほどの来場者が集まるそう。

シュトゥットガルトのクリスマスマーケットの最大の特徴といえば、屋台を飾る装飾の数々。

【2022年】世界最大!シュトゥットガルトのクリスマスマーケットをドイツ在住者が徹底紹介【ドイツ3大クリスマスマーケット】

なんとシュトゥットガルトではクリスマスマーケット屋台のコンテストが開催されているのです!

どの屋台も他と競うようにインパクトのある飾りを載せています。

町を歩きながら、ぜひそれぞれの屋台に飾られた派手なデコレーションを楽しみましょう。

シュトゥットガルトのクリスマスマーケット開催場所・見どころ

シュトゥットガルトのクリスマスマーケットは主に以下4つの広場でそれぞれ開催しています。

4つの会場は徒歩でまわれるほどの距離ですが、疲れたらUバーンもあるので調子によって使い分けてもOK。

クリスマスマーケット会場 開催場所
シュロス広場 Schlossplatz »Googleマップ
マルクト広場 Marktplatz »Googleマップ
カールス広場 Karlsplatz »Googleマップ
シラー広場 Schillerplatz »Googleマップ

【2022年】世界最大!シュトゥットガルトのクリスマスマーケットをドイツ在住者が徹底紹介【ドイツ3大クリスマスマーケット】

シュトゥットガルト中央駅から中心地に向かって歩くと最初に到着するのがシュロス広場(Schlossplatz)

綺麗にデコレーションされた巨大クリスマスツリーに噴水、新宮殿(Neues Schloss)など写真映えする華やかな風景が広がります。

シュロス広場には子供が楽しめるコーナー「Kinder-Märchenland(キンダー・メルヒェンランド」も併設。

人気のメリーゴーランドや週末には行列になるアトラクション・ミニ機関車(Mini-Eisenbahn)などもあります。

また、シュロス広場にはGlanzlichter(グランツリヒター)と呼ばれる光のインスタレーション・イベントも開催(2022年度は残念ながら中止)。

イルミネーション好きは必見です。

シュロス広場からそのまま同じ方向に進むと旧宮殿を挟むようにシラー広場(Schillerplatz)カールス広場(Karlsplatz)があります。

【2022年】世界最大!シュトゥットガルトのクリスマスマーケットをドイツ在住者が徹底紹介【ドイツ3大クリスマスマーケット】

© Stuttgart-Marketing GmbH, Werner Dieterich

シラー広場(Schillerplatz)には食べ物や飲み物を売る屋台の他、アンティークマーケット(Antikmarkt)が登場。

アンティーク好きな人やユニークなお土産を探している人は要チェックです。

広場近くのマルクトハレ(Markthalle)あたりにはキリストの降誕の様子を表したクリッペ(Krippe)が展示されていますが、なんとこのクリッペには本物の動物たちが登場します!

羊2匹、子羊2匹、そしてロバの「ルーカス」が、BW州によって大事にお世話されているんだそう。

シラー広場に隣接する旧宮殿(Altes Schloss)ではクリスマスコンサートが開催され、入場無料。(詳細

シラー広場のすぐそばにあるのがカールス広場(Karlsplatz)

カールス広場の見どころは、期間中に出現する冬小屋(Winterhütte)。

小屋の前にはカーリング場も設置予定なのでスポーツも楽しめます。

ドイツのクリスマスマーケットのおすすめグルメ決定版!在住者が定番の食べ物&飲み物を徹底解説

さらに、フィンランド風クリスマスマーケットがあるのもここカールス広場。

北欧風のクリスマスグルメが楽しめます。

【2022年】世界最大!シュトゥットガルトのクリスマスマーケットをドイツ在住者が徹底紹介【ドイツ3大クリスマスマーケット】

シラー広場とカールス広場から少し南下すると4つめの開催場所であるマルクト広場(Marktplatz)に到着します。

ここにあるシュトゥットガルトの市庁舎(Rathaus)が、クリスマスマーケットシーズンにはアドベントカレンダーに変化(2022年は不開催)。

この辺りは町の中心地でもあるので、ショッピングも充実しています。

クリスマスマーケットの合間にショッピングやカフェ巡りなんかも楽しそう。

シュトゥットガルト・クリスマスマーケット開催日程

【世界最大】シュトゥットガルト・クリスマスマーケット Stuttgarter Weihnachtsmarkt

クリスマスマーケット開催日程:2024年11月27日(初日は17時頃から)〜12月23日

クリスマスマーケット開催時間:月曜〜木曜10時〜21時、金曜・土曜10時〜22時、日曜11時〜21時

シュトゥットガルトのクリスマスマーケットの見どころに関しての詳細や開催場所、おすすめイベント、クリスマスマーケットで食べたいご当地グルメなどは別記事で詳しく紹介していますので、こちらもじっくり読んでみてください。

»世界最大!シュトゥットガルトのクリスマスマーケットをドイツ在住者が徹底紹介

シュトゥットガルト周辺のおすすめマーケットとアクセス例

シュトゥットガルトのクリスマスマーケットだけでも十分見応えがあるのですが、時間的に余裕がある方は以下のマーケットもおすすめです。

シュトゥットガルトから日帰りで行きやすいのでうまくプランすれば1日で楽しめます◎

筆者的におすすめなのは世界遺産の町・ハイデルベルクとシュトゥットガルト近郊の町・エスリンゲン。

エスリンゲンとルートヴィヒスブルクはローカル線で15分〜20分ほどなのであっという間に到着します。

・フランクフルト:ICEで約1時間20分

・ハイデルベルク:ICEで約1時間15分

・マンハイム:ICEで約40分

・エスリンゲン:Sバーンで約20分

・ルートヴィヒスブルク:Sバーンで約20分

バーデン・ヴュルテンベルク州の他のクリスマスマーケットや開催日程に関してはこちらの記事でも紹介しています。

»ドイツ全土のクリスマスマーケット開催日程決定版!今年開催予定のドイツの町の最新情報を徹底紹介

電車の運賃は場所によって変わるため、DB(ドイツ鉄道)のインターナショナル版公式サイト(英語)bahn.comで確認するのをおすすめします。

時刻表の確認ができたりデジタルチケットもオンラインで購入できて便利です!

ドイツの3大クリスマスマーケットとは?在住者徹底紹介【ドレスデン・ニュルンベルク・シュトゥットガルト】 さいごに

今回の記事では、ドイツで人気の3大クリスマスマーケットであるドレスデン、ニュルンベルク、シュトゥットガルトの3ヶ所のクリスマスマーケットについてドイツ在住者の筆者が詳しく紹介しました。

たくさんあるドイツのクリスマスマーケットの中でどこへ行くべき?という方は、まずはこのドイツ3大マーケットを制覇してみるのはいかがでしょうか?

当記事ではまとめて一挙に紹介しましたが、もう少しそれぞれのマーケットについて詳しく知りたい、という方は3ヶ所それぞれについておすすめポイントなども含めて別の記事にてとっても詳しく紹介しています。

ぜひこちらも参考に読んでみてください!

ドレスデン、ニュルンベルク、シュトゥットガルト、「三大」と言われるだけあって3つ全て見応え満点!

行くときはできるだけ時間をとってゆっくり楽しんでみてくださいね◎

当ブログでは他にもドイツのクリスマスマーケットやクリスマスイベント、アドベントに関する記事を色々書いていますのでぜひぜひチェックしてみてください。

【ドイツのクリスマスマーケット記事】

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