Hallo! ドイツ・フランクフルト在住ブロガーのユウコフランクフルト(@yukofrankfurt)です。
春以降からドイツは日が長くなり、気候的にも過ごしやすくなりますが(猛暑日以外)、そんな時はやはり外で過ごす機会も増えるのではないでしょうか。
今回の記事ではフランクフルト在住者である筆者がおすすめしたい、公園や自然を感じるスポットをご紹介します。
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【フランクフルトの公園・動物園】在住者おすすめの自然スポットで癒されよう!
ドイツ人が好きなアウトドアアクティビティは実に様々なのですが、やはり!ドイツ人にとって定番と言っても良いのは「散歩」!
ドイツに来たての頃、ドイツが長い日本人の知り合いから聞いたフレーズが忘れられません。(笑)
ドイツ人って、散歩大好きなんだよ。散歩って言ってもあてもなく歩く感じ。その言葉もあるからね、ドイツ語で。Spaziergangっていうんだけどね。
確かに、日本でいう散歩は犬の散歩とか、たまに気まぐれで散歩はあるかもしれないけどドイツ人は自然の中や公園を延々と歩くのが好きな人多いかも・・
そんな私もドイツ生活が長くなって、新型コロナで運動不足な今は特に!散歩を楽しむ事が増えました。
散策したり気分転換したりアクティビティをしたり、に欠かせないのが公園などの自然スポット。
フランクフルトにも結構公園はあるのでぜひ次回のお出かけ先の候補に入れてみてください。
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ベートマンパーク Bethmannpark
フランクフルト在住者に人気の通り、ベルガー通り(Berger Straße)が始まる地点にあるベートマンパーク(Bethmannpark)。
色とりどりの花や植物が手入れされているので季節ごとに花を見ながら散策できる人気の公園です。
公園でひときわ目を引くのがアジアな外観のエリア。
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まさにその名も中国庭園(Chinesischer Garten )と呼ばれ、中国からアーティストと職人を呼んで風水を取り入れて建てられたそう。
中国的な建物や池を眺めていると、ドイツにいる事を忘れそうになります(笑)
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実は、ここは2017年頃にひどい火災に遭いほぼ全焼に。
その後ずっと閉鎖されていましたが、2019年10月末にようやく復旧工事が終わり再開となりました。
1989年10月に建てられ、ちょうど30周年記念になるタイミングで再オープン。
以前の平和な雰囲気に戻りました。
ベートマンパークの一角では、等身大のチェスボードもあり、よくチェス好きなおじさんたちが遊んでいます。
敷地自体はそこまで広くはないですが、地元の人々が思い思いに楽しんでいる様子を見る事ができる公園です。
元城壁のグリーン・ベルト、Wallanlagen
フランクフルト市内中心部の地図を見るとわかりやすいのですが、緑地がベルト状に広がっている場所があります。
この緑のベルトエリアはWallanlagen(ヴァルアンラーゲン:城壁公園)と呼ばれています。
その名の通り、この緑のベルトの線上にはかつてフランクフルト旧市街時代に城壁が存在していた場所。
計5kmあまりの長さのグリーン・ベルトは、19世紀頃から公園的な役割として造られました。
市内を歩く時緑を感じながら気軽に歩けるので、フランクフルトのオアシス的な存在。
筆者も、徒歩や自転車で緑のベルトに沿ってよくグリーンベルト上を移動したりしています。
朝夕にはジョギングする人もよく見かけます。
一部は子供用の遊具があったり、池があったり、5kmのウォーキング中に景色が変わるのも楽しめるので散歩道としても◎。
ちなみに、エッシェンハイマー塔(Eschenheimer Tor)駅近くのNebbiensches Gartenhausという芸術家パビリオンの辺りが筆者のお気に入りスポット。
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1810年に建てられたパビリオンでは音楽家の演奏やアーティストの展示会が開催され、パビリオン周辺の庭スペースも可愛らしいスポットです。
Wallanlagenを歩いた時の様子を別の記事で書いていますので、興味のある方は合わせてどうぞ。
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グリューネブルク公園 Grüneburgpark
フランクフルトのゲーテ大学に隣接する、市内でも敷地面積が大きく存在感があるグリューネブルク・パーク(Grüneburgpark)。
綺麗に手入れされた芝生や木々に、散策やウォーキングにぴったりな小道がマッチしています。
グリューネブルク公園の名前は、かつてこの広大な敷地に公園を作ったフランクフルト出身の有名な財閥、ロスチャイルド家に由来しているそう。
自然をいかしたイギリス式庭園スタイルの公園の青々とした芝生に寝転がって本を読んだり、ピクニックをしたり、バドミントンをしたりと皆それぞれ自由に過ごしています。
29ヘクタールの広大な敷地を生かしてジョギングやサイクリングする人も多々。
ちょっと疲れたら、公園のほぼ真ん中、東寄りに位置する「Park-Café(パーク・カフェ)」でお茶するのもおすすめ。
ホルツハウゼン公園 Adolph von Holzhausen Park
フランクフルト在住者に人気のエリア、ノルトエンド地区の西方面に位置するこじんまりとした公園がホルツハウゼン公園(Adolph von Holzhausen Park)。
サイズは小さいものの、芝生や池もありベンチで読書を楽しんだりピクニックをする人も多く見かけます。
この公園でぜひチェックしたいのが、ホルツハウゼン宮殿(Holzhausenschlösschen)と呼ばれる池の中に佇む美しい建物。
ホルツハウゼン公園は、その名の通りホルツハウゼン家という一族が所有していた公園。
ホルツハウゼン一族は、フランクフルト出身の貴族の中でもかなり古い歴史をもっている一族として知られています。
1243年から約700年ほどフランクフルトに定住したホルツハウゼン家は、フランクフルト市に多大な貢献をもたらし、ホルツハウゼン公園は1500年頃から一族が所有していました。
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ホルツハウゼン宮殿は中世の時代から一族の夏の住居だった跡地を利用して1729年に改築。
印象的でありながら控えめなデザインは、フランスのバロック様式の多くの特徴が見受けられます。
1910年にフランクフルト市に譲った後、一族の代表アドルフ・フォン・ホルツハウゼンの希望により文化施設へと変化を遂げました。
現在この建物ではコンサートや講演会、展示会などの文化イベントを行う施設となっています。
オストパーク Ostpark
フランクフルトの東エリア、オストエンド(Ostend)地区に広がるオストパークは、広大な敷地に池や芝生、ハーブガーデンを持ちフランクフルトでも存在感のある公園です。
元々労働者階級の人々が多く暮らしていたオストエンドで初めて公園ができたのが20世紀初めのこと。
当時は政治的な集会やデモの場として活用されていたそうです。
今では地元民が集う緑豊かな一般的な公園そのもの。
オストパークで特筆すべき点は、ここではバーベキューをすることが許されていること。
ドイツ人が大好きな夏の風物詩・バーベキュー(Grillen)ですが、炭を使える場所は厳しく取り決めがあります。
バーベキュー場(Grillenplatz)の中でもオストパークはフランクフルト中心部からもアクセスしやすく、休日になるとフランクフルト住民たちがもくもく煙を立ててバーベキューを楽しむ姿が見られます。
場所柄国際色豊かなグループも多く、バーベキュースタイルも色々なお国柄がでるのも面白い風景。
フランクフルトで手軽にバーベキューがしたい人はオストパークが便利なのでチャレンジしてみては。
筆者もたまにここでBBQをしたりしています。
オストパークでのバーベキューの様子などこちらの記事にて書いているので興味のある方は合わせて読んでみてください。
»【BBQ】ドイツで楽しむバーベキュー!グリルの種類は?定番の食材はソーセージ?在住者が紹介
バーベキュー以外にも、広い敷地を利用してサッカーやランニングなどスポーツを楽しむ人にも人気の公園です。
ハーフェン・パーク Hafenpark am Main
先ほど紹介したオストパークと同じフランクフルトの東側に位置するハーフェン・パーク(Hafenpark)。
欧州中央銀行(ECB)のメインビルが2015年にオストエンド地区に移動したタイミングで、辺り一帯も再開発されました。
それに合わせて中央銀行の新ビル横に新しくできたのが、ここハーフェン・パークでした。
港という意味を持つハーフェン(Hafen)という名前の通り、マイン川沿いに広がる公園は、サッカーはもちろんバスケットボールやバレーボールができるコートや、ジムのようなエクササイズができるスペースが充実。
来訪者が自由に利用でき、スポーツ好きの若者を中心にいつも賑わっています。
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中でも目を引くのがスケーター達に人気のスケートパークエリア。
8歳以上から利用でき、いついってもスケボーやマウンテンバイク好きなキッズに人気です。
マイン川横で風通しも良いので、ドイツ人風に芝生で寝転んでリラックスしても◎。
Palmengarten パルメンガルテン/フランクフルト植物園
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フランクフルトで植物に囲まれて癒されたい!という方に筆者がおすすめしたいのが、フランクフルト植物園、パルメンガルテン(Palmengarten)。
パルメンガルテンの歴史は古く、元々は1871年にオープン。
その後第二次世界大戦によってアメリカに所有され、1960年代に返還後大規模なリノベーションを経て今の植物園へと変化を遂げました。
22ヘクタールもの敷地内には世界の色々な花や植物が育てられています。
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屋外では季節の植物を、7,000m²の温室エリアでは熱帯植物も楽しめ見応えたっぷりです。
春〜秋の暖かい時期には、軽食と飲み物を持ち込んで芝生の上でピクニックをする人もチラホラ。
定期的に色々なテーマでイベントも開催しているので要チェックです。
ちなみに植物園すぐ近くにあるカフェ、ジーズマイヤー(Cafe Siesmayer)は筆者も別の記事で紹介していますが、元々ハインリヒ・ジーズマイヤー(Heinrich Siesmayer)という建築家の資金提供によりパルメンガルテンが建てられた由来からこの名前がついています。
カフェ・ジーズマイヤーは筆者もおすすめの素敵なカフェなので、合わせてぜひチェックしてみてください。
»フランクフルトの高級住宅街にある人気カフェ・ジーズマイヤー Siesmayer
Palmengarten パルメンガルテン/フランクフルト植物園
住所:Siesmayerstraße 61 60323 Frankfurt am Main
営業時間:2月〜10月:毎日9時〜18時、11月〜1月:9時〜16時
最寄駅&アクセス:U6 U7 Westend駅から徒歩6分、U4 U6 U7 Bockenheimer Warte駅から徒歩9分
入場料:大人7€、子供(6歳〜13歳)2€、割引(学割など)3€、家族チケット9€〜詳細は公式HPにて
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Frankfurter Zoo フランクフルト動物園
ドイツの「都会」(笑)フランクフルト。
ドイツの中でもコンクリートの高層ビルが多くて町歩きもそろそろ疲れてきた。
自然に癒されたい、そしてできればかわいい動物でもいれば最高・・
というお疲れ気味なあなたにぴったりなのが、フランクフルト動物園 (Frankfurter Zoo)!
そう、フランクフルトには動物園もあるのですよ。
しかも結構街中に!
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在住者の方々は知っている人も多いと思いますが、旅行やトランジットでフランクフルトを訪れた人は驚くのではないでしょうか。
フランクフルト動物園は、上で紹介したパルメンガルテンより先の1858年に開園。
なんと、ドイツではベルリン動物園に次いでドイツで2番目に古い歴史のある動物園なのです。
約11ヘクタールの敷地に500種類以上、合計4500頭ほどの動物たちが飼育されています。
一見普通の動物園に見えますが、日本では見れない貴重な動物も見れるそう。
筆者も動物園好きな方を案内したことがありますが、なかなか見ることができない品種を見ることができると嬉しそうでした。
子供向けに動物と触れ合えるイベントや、誕生日に動物園でツアーを開催できたりと子供に嬉しい企画も。
動物好きな大人も子供も楽しめるので、一人旅の方も家族や友人と一緒の方もぜひ行ってみてください。
ちなみに、最寄駅であるZoo駅のアートもなかなか面白いので見てみてください(笑)
フランクフルト動物園(Zoo)の駅の絵って結構シュールで見入ってしまう。#独特な世界観 pic.twitter.com/BOZ8T0e9fD
— ユウコフランクフルト?? (@yukofrankfurt) July 1, 2020
Frankfurter Zoo フランクフルト動物園
住所:Bernhard-Grzimek-Allee 1 60316 Frankfurt am Main
営業時間:年中無休、毎日9時〜19時
最寄駅&アクセス:U6 U7 Zoo駅から徒歩すぐ
入場料:大人12€、割引(6歳〜18歳、学割など)6€、家族チケット29€
注:新型コロナが収束するまで、当分は入場チケット購入はオンラインで事前購入のみ。詳細は公式HPにて
【フランクフルトの公園・動物園】在住者おすすめの自然スポットで癒されよう!さいごに
最後まで読んでいただきありがとうございました。
公園や庭園、動物園などフランクフルトには自然を感じられるスポットが色々とあることがわかっていただけたかと思います。
天気の良い日にはぜひ、フランクフルトのお気に入りスポットを見つけてみてください。
当ブログでは他にもドイツやフランクフルトの見所について色々と書いていますので、ぜひ他の記事もチェックしてみてください。