【ドイツのマナー】食事やビジネスで知っておくべきマナーやタブーなどを在住者が紹介!

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Hallo!フランクフルト在住ブロガーユウコフランクフルト(@yukofrankfurt)です。

今回は、ドイツで食事やビジネスの際に知っておきたいマナーについて書いてみたいと思います。

郷に入れば郷に従え、と言いますが同じ仕草でも国によってはタブーとされていたり、逆にそれが当たり前だったりということがありますよね。

日本の方は概してお行儀が良いとは思いますが、ドイツに旅行や仕事でいらっしゃった時にどんな所で気をつけると周りから引かれないか知っておくのは良いことかと思います。

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【ドイツのマナー】食事やビジネスで知っておくべきマナーやタブーなどを在住者が紹介!

こちらの記事でも少し紹介していますが、ドイツはルールが大好きなお国

たまにお節介で暇なドイツ人(特に年配者)がポリツァイ(Polizei: 警官)の如く『ルール違反』している他人に注意していたり、という事もたまにあります笑

それでは、具体的にどんな行為に気をつけるべきでしょうか?

日本人は意識高い民族ですので『そんなん知ってるわっw!』と突っ込まれそうな事も含めてあげていきますね。

ドイツで食事の際、気をつけたいマナーやルール

まずは1日3回の重要行為である食事時について。

ドイツのレストランなどで食事をするときや会食時に気をつけていきたいポイントを紹介していきます。

音をたてないように食べる

これは既に知っている方も多くいらっしゃるかと思いますが、食事をするときに音を立てないように食べる(パスタなどの麺類でも)のは当然のマナー。

また、食べ物の載ったお皿やスープ皿などは手で持ち上げず、テーブルに置いたまま食べる、と言うようなマナーも常識です。

日本でも基本的にはラーメンなどの麺類以外はクチャラーな人はあまり居ないかと思いますが、一応お知らせしておくと食事の時に音を立てて食べないのは基本中の基本です。

ついついパスタなどの麺類でずるっと吸い込んでしまう人もいらっしゃるかもしれませんが、お上品にパスタをフォークでくるくる巻きつけてスプーンと一緒に食べるなどしましょう。

食事を始めるタイミングを同行者と揃える

1、2人ではなく特にグループ単位の食事で気をつけたいのが食事を開始するタイミング

例えば仕事関係の人と一緒に4人でレストランに入り、注文したものが一度に来ずバラバラに来た場合。

基本的には食事を始めるのは全員の注文したものが各場所に到着してから皆でスタートするのはマナーであるとご存知でしょうか?

困ったことに、日本と違いサービスにムラがあるここドイツ。

ウェイターの動きが遅かったりキッチンがうまく稼働しないなどで待つ事が結構起こります。

4人中3人分の食事が来てまだ最後の一人のご飯が来ていない時、皆でその人の食事を待つのです・・・

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日本ではこの『食事開始のタイミング』はヨーロッパほど重視されていないかもしれません。

サラダならまだしも、温かい出来たての物が目の前に来て、待っている間冷めていくのを黙ってみているなんて・・・!

ご飯は出来たてを美味しく食べたいですよね。

あまりに食事の到着時間がずれてしまっている状況だと、まだご飯が来ていない人が他の人に『食事冷めるから先に始めてていいよ!』と言っている場面にも遭遇します。

そして周りがちょっと遠慮がちに少しずつ食べ始める・・みたいな流れ(笑)。

ですので食事開始を揃えるのがマナーだからと言って永遠に待つべきではないとは思いますが、最初の10分程度は待つぐらいの意識で、他の人にもきちんと食事が来たかどうか、皆のテーブルの上をさりげなく見渡してみましょう。

特にビジネスでお食事を共にする場合、自分の物だけが来たからといって他の人はまだなのにすぐに食べ始めるという行為は失笑されてしまう可能性大ですので、タイミングや周りの雰囲気も伺いながら気をつけてみましょう。

乾杯をするときは目を合わせて

こちらは食事開始のタイミング同様知っている方は少ないかと想像しますが、食事にお酒が入る場合は覚えておきたいマナーです。

ドイツはアルコール大好き民族ですのでドイツ人と食事に行きワインやビールなど『乾杯』が伴う飲み物を注文した時。

乾杯をドイツ人とするときはしっかり乾杯する相手の目を見て笑顔でお願いします!
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理由は何故だと思いますか?それは私のブログで大っぴらに書くのは憚られますが、若干オブラートに包んで書かせていただくと。

目を合わせて乾杯しないと、次の7年間は異性とベッドで良い思いができないという風に言われています(笑)

・・・意味、わかりましたよね笑?

日本の方も『乾杯』すること自体はよくあると思いますが、グラスをカチンと合わせる事が重要というか、目線は大体自分の飲み物に向かっていると思います。

ドイツでは、乾杯するときは乾杯する相手の目をしっかり見て乾杯するのが基本マナーです。

ビジネスの場では特にコミュニケーションを円滑にする為にも『乾杯』の機会があれば是非!実践してみて下さい。

乾杯の時に限らず西洋では話をするときは話し相手の目を見て話すことが多いですよね。

日本の方でそういうのが苦手な方もいらっしゃるかと思いますが、慣れるとどうってことはありませんので、ドイツにいらっしゃるご予定の方はぜひ次回の飲み会日本で練習してみましょう!

目を合わせて楽しく乾杯する時に、『Prost』(プロースト:乾杯)の一言も忘れずに!

ドイツでは食事はシェアはせずに、それぞれオーダーした物を食べる

これは『マナー』というよりなんでしょう、単なるドイツ及びヨーロッパの傾向といいますか、通常食事をオーダーするときは『シェア』をあまりしない前提となります。

例えば2人のドイツ人がいたとして、2人とも同じものが食べたい。

その場合、日本人なら同じものが食べたいならそれを1つ頼んでもう1つは別のものを頼みシェアすると思いますが、ドイツ人同士の場合は同じものを2つ頼んでそれぞれがそれぞれの皿をつついているという図です。

日本に限らずアジアでは皆で鍋を食べたりと、シェアして食べる行為が文化として浸透していますよね。

友達のご飯に『1口ちょうだい♪』と言ってお箸やフォークを突っ込むのは結構ありがちかと思われます。

が、ドイツの友達でもそれをやると人によってはものすごく嫌がられることもあるので、気をつけたいところ。

私の親日派のドイツ人の友人達ともこの件について話したことがありますが、貧乏くさく見えるのか、他人とシェアすることによる衛生面なのか・・・

『ああー、日本人よくやるよね。あれは嫌〜!!』と言っています。(笑)

というわけで、居酒屋的な感覚で色々頼んでシェアすることは若干タブーと考えておきましょう。
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どうしても味見したいときは取り皿をもらって、相手にOKか聞いてから新しいフォークなどでちょっとだけお上品によそうなどしてみましょう。

カジュアルなお店ならシェアしてもそこまで浮きませんが、ある程度のランクのレストランでグループで来ておいて人数分より少ない品数でのシェアはお下品なので、なるべく避けましょう

理想は前菜1品、メイン1品それぞれオーダーが良いでしょう。

量が多いのを気にする場合はメインだけでも勿論OK。

ただし1人1人でそれぞれオーダーが吉です。

ドイツでのビジネスシーンのマナー

メッセや出張などで、ドイツへいらっしゃることも多いと思います。

そんな方に、仕事先でドイツ人と一緒に過ごす時に知っておきたいマナーを紹介します。

固い握手を交わす

仕事でドイツにいらっしゃって取引先のドイツ人と最初の挨拶はなんでしょう。

お辞儀ではないですよね(笑)はい、握手ですね。

だからと言って単に握手をすればOKかというと、やはりちょっと気をつけたいポイントがあります。

ビジネスの常識かもしれませんが、握手はやはり力強くするのが良しとされています。

痛いぐらい(笑)に、硬く握手を交わしましょう。

又、アイコンタクトは重要です。

握手をしながら最高の笑顔で、相手の目をしっかり見て堂々としましょう。

これだけで相手に映る印象が変わること間違いなしです。

アイコンタクトは重要

何度かアイコンタクトと書きましたが、握手の時以外でも相手と話す時、アイコンタクトを取るのは重要です。

日本の方は相手の目を見て話すのが苦手な人もいるかと思いますが、相手の目を見ずに話し続けると失礼に取られる場合もあるので注意しましょう。

かと言って相手を始終マジマジと見ろというわけではありませんw

それはそれで奇怪な人になってしまうので、程よいタイミングでのアイコンタクトが大事ですね。

重要な内容を話す時や交渉ごとでは、特に上手く目を合わせて話すように心がけましょう。

やたらと謝る必要はなし!

日本の方とやり取りしていると、やたらと『謝る場面』があるな、と海外が長くなってきた私は思うのです。

何かちょっとした事があれば、

『すみません』『申し訳ありません』『ごめんなさい』。

もう文化的に挨拶の一部、のようなものですね。

私もあまり海外かぶれにならないように、日本の方と接するときはなるべく『すみません』を連発するようにしてw 気をつけてはいるのですが・・

ドイツに限らず、欧米での習慣的な話になりますが、この『ごめんなさい』という言葉はまさに『自分の非を認めて謝る時』に使う言葉であり、日本よりかなり重く取られます

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例えば交通事故に遭ったとします。

明らかに相手が悪いのに、相手が『ごめんなさい』を言う事は稀です。

何故かと言うと西洋文化ではこの言葉を唱えたが最後、自分の非を認める事になり、責任を追ってしまう事になり不利になるからです。

この件に関してはアメリカに住んでいたときも似たような話を聞いていましたので、まさに欧米でのルールと言えます。

日本の感覚で、軽い気持ちでつい言ってしまいそうな場面でも、ドイツでは『ごめんなさい』『すみません』を連発すると奇妙に映るのです。

英語に不慣れな方でも知っている『I’m sorry』なので、思わず口から出てしまう一言ですが、海外ではなるべく不必要にSorry Sorryと、口に出さないように気をつけましょう。

大げさに言ってしまうならば、ちょっとした自分の非でも謝らないぐらいが良いのです。

笑顔の『量』に気をつける

上で書いたビジネスでの項目で、握手をするときは笑顔でと書きましたが、コミュニケーションで笑顔は重要なのは常識ですよね。

ただし!

常にヘラヘラ笑顔であることも注意です(笑)

ドイツ人を見てみましょう。

ヨーロッパの中でも無愛想かもしれません(笑)

ドイツ人、あまり笑わない・・・

他の国の方がフレンドリーだったりするので(特にラテン系)、笑顔率は上がるものの、笑顔慣れされてない方で『不必要に笑い顔』というのも、人によってはふざけているように見える場合があるので注意。

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特に、外国人とコミュニケーション慣れしていない日本の方で、緊張をほぐそうとついついずっと笑顔というパターンもあるのですが、運が悪いと変に取られてしまう場合があります。

笑顔は必要なポイントポイントで、極端に言えば最初の挨拶と最後のお別れの挨拶でとっておきの笑顔を作るぐらいで良いかと思います。

もちろん相手がジョークを言ったら面白くなくても笑ってあげる 笑いましょう!

もちろん怖い顔で商談しろ、と言うわけではなく。

堂々とした雰囲気を持って、口角は程よくあげたニュートラルな感じで良いでしょう。

個人的な話を聞くときは、細心の注意を

これはビジネス以外でも人と接するときに気をつけたい事ですが・・・

日本の方でたまに、興味津々なのか、日本ではありがちな行為だからか。

初対面なのに根掘り葉掘りプライベートな事を色々聞いて来る方がいます(^^;;

最初からオープンな表面だけとも言うw アメリカ人などと違い、ドイツ人は他人に心を開くまで結構時間をかける人が多いです。(特に北ドイツの人!)

そんな中、雑談モードになった途端・・・

『何歳?』から始まり、『結婚は?』している場合は『子供は?』『子供は何歳?』『奥さんとはどんな感じ?尻に敷かれてる?』などなど、個人的な質問のオンパレードになることも・・

たまに、会食でそういった質問が矢継ぎ早に出てきて、都度相手に通訳するときなど、私の方がヒヤヒヤします。
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アメリカが長くその辺りに関しては、デリケートになっている私。

アテンドの時に、私もお客さんからたまに色々と聞かれる時がありまして。

会って小一時間もしない間に、出身地から既婚未婚のステータス、年齢、パートナーの職業(そして言ったが最後年収の計算)、私に兄弟がいるか、子供がいるか、親の職業は、などなど・・・

人によっては『何の調査?!www』と思ってしまうことも!

興味を持っていただくのは結構なのですが、あまりに個人的な事をガンガン聞きすぎる方もたまにいて、正直圧倒されます(苦笑)。

以前東南アジアにも長期滞在したことがありましたが(色々行ってますよね私w)、その頃を思い出しました。

アジアでは初対面でもかなりプライベートな事をガンガン聞いてきますよね。

だからこれはひとくくりに言えば『アジア圏の文化』となりますが・・・

スマートに行きたい方は、相手のプライベートな質問をしたいときはタイミングや状況に気をつけるべきです。

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じゃあ、何話せばいいの?というあなた(笑)。

やはり、当たり障りがない話題は

✔︎天気の話
✔︎食べ物の話
✔︎休暇の話
✔︎旅行の話
✔︎趣味について

などが良いですね◎

向こうから個人的な話題を話したくなれば、会話の中で自然に話し出してくれるでしょう。

ビジネスでもプライベートでも、知っておくべきその他のマナー

その他、基本的に知っておいた方が良いマナーについて紹介します。

化粧はトイレで

日本にいると、若い女性の場合、たまに公共の場所(電車)で化粧している人がいますが、これはヨーロッパ的にはとてもお下品な行為になります。

化粧直しをするときは、トイレの洗面台等を利用しましょう!

もちろんリップをサッと塗り直す程度ならそこらへんで済ませてしまっても良いですが、パウダー直しなどはトイレでするのが吉でしょう。

靴は脱がないw

靴を脱ぐ文化の国、日本なので癖になっている方もいらっしゃると思いますが。

電車の中やレストランなどの公共の場で、リラックスしたいのか靴を脱ぎ出す人を見かけることがあります。

私も過去にアテンド中、とあるお客様で電車内でおもむろに靴を脱いで靴下の足を座席の上に乗せ(体育座り?)ていた人がいてちょっとぎょっとしました。

が、さすがに注意しにくかったです(笑

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新幹線などの長距離移動時ではドイツ人でも靴を脱いでくつろいでいる人もいますが、一般的には公共の場で靴を脱いでその足を座席でぶらぶらさせていたりするのはマナー的にあまり良くないと考えられています。

どう見られても良いや!と言う方はどうぞご自由にw ですが、場合によっては『これだからアジア人は』と白い目で見られる可能性もありますので注意!

鼻をすするのはタブー

これ、日本と正反対なので気をつけてみましょう。

日本では人前で鼻をブーンと大きい音を立てて噛むのはマナー違反ですよね。

ここヨーロッパでは逆なんです・・・

鼻をズッと人前ですする行為こそがダメ

何故かと言うと、鼻水を吸い込んで飲み込んでいる行為でそれが汚いから、だそうです。

音に気をつけたい日本、汚い行為かどうかを考える欧州・・・

1回2回ちょっと程度ならまあいいかもしれませんが、鼻がズルズル調子が悪い場合は思い切ってブブー!と噛んでしまいましょう!
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極端に言えば、食事中でもすするより人前でブーンと噛む方がOKです。

実際、フランスなどで食事中に辺りに響き渡る音で何度も鼻かんでる輩がいましたよ(笑)

南米出身の友人がそれを見て、『幾ら何でも食事中にあの音は聞きたくないよね。トイレでやりゃー良いのに!』とボヤいていましたが(同感)。

【注意】日本人の口臭問題

展示会の記事でも少し書きましたが、たまに日本に帰るとびっくりするのですが・・・

日本の方はフロスの習慣などあまりお口のケアが進んでいないのか。

男女ともに、どの年齢層の方でも!

『口臭がひどい人』に遭遇する率が非常に高いです!!

これ、マジな話です。

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この件に関しては、本当に謎なのですが。

日本に一時帰国している時もそうですが・・

臭いをブロックするマスクが便利です(笑)。

観光でドイツにいるだけであればそこまで問題は無い(笑)かと思いますが、メッセなどビジネスの商談でいらっしゃる方で現地の人と関わりがある場合はこの点は非常に気をつけたいところ。

定期的に歯医者でクリーニングをされたりお口のケアを見直したり、胃腸の調子が良いかどうかチェックしてみるのは良いかと思います。

ちなみに、ドイツの歯医者さんがお勧めしている歯磨き粉で有名なのものと言えば、例えばこちらなど

ドイツで人気のデンタルケアグッズに関しては別記事で詳しく紹介していますので参考に!

【ドイツのマナー】食事やビジネスで知っておくべきマナーやタブーなどを在住者が紹介!さいごに

最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。

当ブログでは他にもドイツやフランクフルトに関して記事を発信中なので、ぜひ他の記事も覗いていってください。

 

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