Hallo! ドイツ在住ブロガー、ユウコフランクフルト(@yukofrankfurt)です。
こちらの記事やこちらの記事でも触れていますが、ドイツ・フランクフルトに降り立つ方の多くはメッセ(Messe = 展示会・見本市)の為にやって来ます。
私の記事のおかげで(笑)フランクフルトで行われているメッセの種類やメッセ会場への行き方 は分かったけど、海外出張で現地に着いてみて、あーあれがあった方が良かったなーとか、こういう格好の方が良かったなーとか、気付く事ってありますよね。
逆にこれはいらないな、とかも。
1度や2度のメッセだけで分かる事や何度も行ってないと気づかない事も結構あったりします。
私はお陰様でドイツのメッセには何十回とアテンドに行かせていただいているので、メッセ会場は庭のようなもの(笑)
自然と持ってくる物や当日の服装なども決まってきます。
また、これまでアテンドさせていただいた海外出張のお客様のメッセでの経験談や直に頂いた『こうしておけば良かった!』的な感想なども織り交ぜて、今後フランクフルトなどのドイツや欧州でのメッセや海外出張にいらっしゃる方へアドバイス的な事も兼ねてこのブログで紹介していければと思います。
ドイツ在住者が海外出張の服装や持ち物のおすすめを紹介!
まずは基本、メッセに持っていくべきアイテムや服装について。
基本的な内容なので、『これくらいわかるわっ!w』という物も敢えて紹介していきますが、アイテム一つ取っても色々な種類があり、ドイツやヨーロッパの人にも好感を持ってもらえそうな物を揃えると『この人とビジネスしたいな』と思われたりするので、侮れません。
また、慌しい海外出張の出発前にうっかり忘れた・・・という事もなきにしもあらず。
ヨーロッパの展示会で浮かないおすすめの服装や、使えるアイテム、持ってくる必要の無い持ち物など、こちらの記事を出発前の再確認としてどうぞご利用ください。
出張中の必須アイテム、筆記用具
メッセ会場で重要アイテムといえばやはりペンと小型のノートですよね。
いくらスマホが便利とはいえ、商談中にスマホにメモを打ち込むのは時間もかかるし、側から見ていたら話を聞いていないようで、商談相手にあまり印象もよくありません。
ペンと言っても色々ありますが、どれが最適?
ペンと言っても出来ればチープ感溢れる物でなくて質の良い物を1本は持っておきたいですよね!
ドイツ発祥の人気ブランドラミー(Lamy)はやはり定番アイテムですし、会場のドイツ人受けが良くなるかも。
あとはお高いですが持ってて一生モノのモンブラン(Mont Blanc)。
手元って見ている人は見ているので、質の良い物をさりげなく出して使うという行動も印象が出るところだったりします。
商談時にさりげなく取り出したいノートと言えばやっぱりこれ!
商談中は他人同士が近距離で話し合い、全てのアクションが見られてしまう場。
ペン同様、ノートも小洒落た物をさりげなく出して使ってみたいですよね。
メッセでの商談に限らず、良い筆記具はずっと使えますし、ヨーロッパなど海外出張が多い方はさりげない小物で印象を変えてみるのもビジネススキルのうちの1つですよね。
やはり王道はこれ!
かっこいいけど、やはり高級ブランドは値が張って?という方は、シンプルな無印良品のノートやペンはいかがでしょうか。
ドイツでもMUJIとして知られていて、ノートなんかは特徴があるので気づいてもらえるかも。
[wpap service=”rakuten-ichiba” type=”detail” id=”convenimart:10772551″ title=”無印良品 植林木ペーパー裏うつりしにくいノート5冊組 A5・30枚・6mm横罫・背クロス5色”]
特にアンビエンテやテンデンス、クリエイティブワールドといった消費財メッセではペンやノートは相手も見ていたりするので、逆にセンスの良い物を持っているとそこで話が弾んで商談がより成功するかも!です。
乾燥した空気の中でも喉をすぐに潤すモノは必須!
ヨーロッパ全体に言える事ですが、ここドイツは空気が乾燥している土地です。よってフランクフルトのメッセ会場も同様。
メッセって体力勝負なので、1日話続けて動き回って・・・
日本にいるときより頻繁に喉が乾きます。
メッセの売店で売っている水は法外な値段なのをご存知でしょうか?
イメージは、空港の出国エリア内の売店価格。
小さな水のボトルを2本くらい買ったら軽く500円くらいになります(!)
私は必ずメッセ会場に向かう前にブリタ(Brita)で精製した水をボトルに詰め替えて持っていくか、ペットボトルを買う場合はフランスの軟水のヴォルヴィックを選びます。
連日のメッセだとペットボトルはすぐに空になる事も。
出張の場合はいつも水を買い続ける事になるので馬鹿らしくなります。
そんな時にこちらの浄水機能付きのボトルを見つけて、出張では専らこれを使っています!
つまり日本からドイツ出張でこちらへ来られる方にも同じようにオススメです。
これだとメッセ期間中や他の日でも水道水をろ過させるだけなので、気軽に水分補給出来ますよね。
ドイツは水道水自体は日本と同じく飲める国なのですが、硬水なので浄水機能が付いているボトルはかなり便利です。
喉がイガイガしても、ヨーロッパでマスクをする人はいない…
水分補給で喉の渇きを癒しても、メッセ会場でのマシンガントークで喉がちょっとイガイガ。という場合。
ヨーロッパってマスクしないんですよね。(注:コロナウイルスが流行り出した2020年春頃から変化が出てきていますが)
逆にしてたら重病患者か?と奇異の目を向けられる事間違いなし?
つまり、ヨーロッパでの出番がないマスクはあまり持ってくる必要なし!
日系の飛行機ならマスクはもらえるので、その程度でOKかと(笑)。
なので、マスクでなくてのど飴で頑張りましょう!
のど飴はメッセ会場以外でも飛行機に乗るときなんかにも使えますし、ちょっとだけ持って行ってても良いと思います。
どうせなめるなら、口臭防止効果のある物もオススメですよ。
メッセで時間のない方へ:ランチをパパッと済ませたいなら
メッセ会場の食堂って、ぶっちゃけフランクフルトの平均より高くて味も微妙な物が多いんですよね(笑)(その中でもマシなものもあるので、メッセでのランチについてはまた違う記事にてご紹介しようと思います!)
かといってメッセ会場の外へ..となると、移動に時間がかかるので軽く1時間以上はロスしてしまいます。
手軽に済ませられるサンドイッチを、と思ってもメッセ会場のはいまひとつ。
なら会場に入る前にベーカリーで安くて美味しいパンやサンドイッチを買って持ち込むのが吉!
ですが、こっちのベーカリーって日本のベーカリーのように綺麗に包装してくれないんですよね(エコともいう)。
うすーい紙袋に入れられるので、ランチタイムになったら袋の表面が湿っていること間違いなし!
なので、ジップロックは2、3枚ほど持ってきておくと色々と便利ですよ!
ベーカリーで買ったサンドイッチをジップロックに入れて会場へ持ち込めば、カバンの中も汚れないしお手軽。
重要なエチケット。口臭予防はしっかりと!
すみません、正直に言わせてください。
たまに、日本からいらっしゃったお客様。男女、年齢関係なく!口臭が凄まじい方に遭遇します…!!(◎_◎;)
これについては在住者とも話していたのですが、日本の方は欧米に比べてフロスをする習慣がないから??
歯医者で定期的にクリーニングをしない人が多いから?
それとも胃腸の調子が悪いから?
結構お口の匂いが大変な方がいらっしゃるのです。
まだ私だけなら(笑)大丈夫なのですが、海外出張中に大事な商談相手に気付かれたら全てが台無しですよね。
歯医者で2、3ヶ月に1回はクリーニングしたり、検査してもらったり、糸ようじを使ってフロスもお家でしていただくとして、ビジネスの場ではガムやミントも念の為持って行っておくと良いですよ!
また、食後気になる…という方は携帯歯ブラシを持参しましょう。
幸いメッセ会場は色々な場所にトイレがあるのですぐ利用できます。
私のお客様でも、身だしなみに気をつけている方はキチンと携帯歯ブラシで磨かれています。ガムでごまかす私も見習わなければ…
聞いていると、一番人気はこのアイテムのようですね。
デンタルケア先進国、ドイツの歯医者さんおすすめの歯磨き粉を別記事で紹介&比較しているのでお口のケアが気になる方は合わせてチェックしてみてください。
ヨーロッパの展示会でのおすすめの服装
キチンとしているけど、動きやすくて楽な服装がオススメ!
ドイツのメッセ会場は広いです。
フランクフルトのメッセで言えば、2018年から会場が12カ所に増え、IAAやアンビエンテなどの大きいメッセになるとホール1から12まで全稼働。
シャトルバスでも移動できますが、やはり会場では歩く歩く。
ヨーロッパだし、ビジネスの場だし!と気合を入れていらっしゃる方も沢山なのですが、ずーっと歩き回って話続けて、これを1日8時間以上、それが2、3日続くとキッチリな格好はキツイです。
展示会では歩きやすい靴は重要
綺麗な格好をしたいと思い、かつては私も革靴を履いていて散々な目に遇いました。
お客様でも、きっちりビジネスマンなお洒落な革靴でメッセに挑み、メッセ期間中の後半はひどい靴擦れで大変な事になっていらっしゃった方も。
なら、スニーカー!でも格好良いのを、と思いドイツの誇るシューズメーカーadidasの白スニーカーを履いた事もありました。
が、白スニーカーの一部が赤くなってしまうほど私も靴擦れに襲われ。
で、今愛用しているのはニューバランス(New Balance)のスニーカーです。
ニューバランスでも、CUSH+というラインが柔らかくて本当にオススメ!!
スニーカーと言っても、このようにブラックベースのスタイルだとキチンとした格好に合いますよ。
[wpap service=”rakuten-ichiba” type=”detail” id=”delimore:10005081″ title=”【即納】 スニーカー レディース ニューバランス new balance WVERL CUSH+ 低反発 メッシュ フィットネスラ…”][wpap service=”rakuten-ichiba” type=”detail” id=”walktown:10007530″ title=”【new balance】MW685BR4ブラウン4E【紳士靴】【ウォーキング】【幅広4E】【内側ファスナー】【CUSH+】【…”]
資料やサンプルを入れるバッグも、楽なのが重要!
メッセ会場を練り歩いていると、各ブースからもらうカタログやらサンプルやらでだんだんバッグが重くなってくる傾向にあります。
もちろん最近は重さ軽減のためにメールだけ交換したり、後でPDFで資料を送る事も多いのですが。
サンプルは実物なので、それを入れられる程の容量は欲しいですよね。
やはり便利なのはリュック!
デザインによってはオフィスカジュアルな服装にもぴったりです。
こちらでは、このような感じのロールトップタイプのリュック(ロールトップバックパック)が人気。
私も一つこのタイプを持っていますが、とても便利です。
特に男性陣に『これかっこいいね!』と何度も言われてます。
男女兼用のデザインなので受けているのでしょうか。
私が持っているのはコレ。amazonで購入したんですが、なぜか楽天では3倍以上の値段で売られている…(笑)
資料やサンプルを入れるメインのバッグにエコトートバッグも◎
特に女性は、貴重品を入れる小型のバッグ+別のバッグと2つに分ける人が多い印象。
私も上記のロールトップバックパックにクロスオーバーバッグ(ポシェット)、もしくはロールトップバックパックを無しにしてエコバッグなど。
こういうタイプのバッグの良い所は、『使うかわからないけどとりあえず』的に手持ちの鞄に忍ばせておいて、いざ必要というときに取り出せる気軽さ。
メッセ会場で、だけでなく帰りにスーパーに寄った時荷物が増えても便利ですよね。
ヨーロッパの展示会での服装、現地の人はどんな格好?
こちらではメッセでヨーロッパの人がどんな感じの服装で展示会場へやってくるのか、平均的な格好の例とともにご紹介。
展示会の種類によって実は服装も大きく変わります。
例えばミュージックメッセやゲーム系のメッセなどは職業柄?Tシャツにジーンズ、スニーカーという出で立ち(特に男性)の人も多くいます。
高額な品物を扱うブースの人たち、例で言えばアンビエンテの高級食器関係の人たちはビシッとスーツだったりフォーマルでエレガントなファッションが定番です。
ただ、典型的な日本のサラリーマンさんたちが着ているようなスーツを着ている人は少ないかもしれません。
スーツと言っても少しカジュアルというか、遊びが入っている感じというか。
日本で無理やり例えるなら、『外資系ビジネスマン』風のスーツ(笑)
この例えもイマイチかと思われますので、下記で具体例を画像とともに紹介してみます。
男性:楽だけどキチンとしたビジネスカジュアルな服装。
ヨーロッパの男性は、メッセ会場ではネクタイをせずに上はボタンシャツ+羽織れそうなジャケット。
下は綺麗だけどストレッチがきいてて楽そうなパンツかお洒落目なジーンス。
これにスニーカーやローファーのような靴を合わせている事が多いですね。
例えばこんな感じ。
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女性:ビジネスカジュアルで、自由なスタイル。
女性はもっと自由ですね。日本的なOLスーツっぽいのではなく、小綺麗なワンピやスカートにブーティやバレリーナなど。
ジーンズでカジュアルな人もいます。全身をブラックで決めているモードな女性も格好いいですね。
ヒールを履いている人は半々ですが。ヨーロッパの女性はパンツルックが大半です。
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女性も男性も、春夏は軽装で荷物も軽くなっていいのですが、秋冬などコートがある場合。
そんな時に上記で紹介したトートバッグに折りたたんで入れると楽ですし、メッセ会場内には上着や不要な荷物を預ける場所(有料)もあるので利用すれば大丈夫です。
海外出張の服装やおすすめアイテムについて さいごに
海外出張は、この一言に尽きるかと思います。備えあれば憂いなし!
メッセ会場での基本的な持ち物や服装を振り返ってみましたが、この記事が長ーくなったように、結構チェックするポイントって多いですよね。
参考になれば嬉しいです!
海外出張中でのビジネスでのマナーやタブーなど、気をつけたいポイントなど別の記事にまとめていますので、合わせてご一読ください。
メッセで通訳やアテンド、コーディネートがご必要な方。私もフランクフルトで多くの展示会でアテンドサポートさせていただいております。
日本から通訳を連れてくるよりお得で、現地の最新情報も手に入るので現地在住者のアテンドはおすすめです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回の記事では、ドイツ在住の筆者が数限りなくメッセでアテンドした結果わかった、展示会などで役立ちおすすめの持ち物や服装について詳しく紹介しました。
今後メッセなどでドイツ渡航を予定している方の参考になれば幸いです。
当ブログではドイツ在住者としての視点で色々な記事を書いています。
良かったら他の記事ものぞいてみてください。
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