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Hallo! ドイツ在住ブロガーのユウコフランクフルト(@yukofrankfurt)です。
今回の記事では、ドイツで飼われている人気のペット、猫の名前について。
2020年に名付けられた名前はどんなものがあるか?ランキング形式で徹底紹介していきます!
ドイツで人気の猫の名前ランキング!ペットの名前最新トレンドを在住者が紹介
ドイツで人気の犬の名前についての記事で、「ドイツと言えば、犬」と書いてしまいましたが、実はドイツで飼われているペットの中で1番多いのが猫なんです!笑
ドイツ人は犬を飼う人が多いイメージが強い(筆者もそう思っていた)のですが、猫好きなドイツ人はたくさんいるんですよね。ただ、電車とかには乗ってこないだけで…笑
そんな人気のペット・ドイツの猫たちは、どんな名前を付けられているか興味ないでしょうか?
ランキング形式で、オス猫とメス猫それぞれで名付けられた数が多い順に上から10位をそれぞれチェックしていきましょう!
ドイツで飼われている猫につけられた人気の名前リストの情報は、動物福祉関係の団体であるTASSO e.V.から協力を得て紹介しています。
飼っている動物を登録できるデータベース提供や、行方不明になったペットを探す活動、保護してくれる飼い主をマッチングしてくれるオンラインシェルターなどさまざまな活動をしている団体です。
TASSO e.V. の活動について気になる方は公式サイトをチェック!
当ブログではドイツ人の赤ちゃんに名付けられた人気の名前について紹介しましたので、ドイツでの名前について興味がある人は合わせてチェックしてみてください。
また、ドイツの犬につけられた人気の名前ランキングは別の記事でも紹介しているので、犬好きな方はこちらもぜひ。
【2020年版】ドイツで人気の猫の名前ランキングTOP10!
ドイツ語で「猫」は「Katze(カッツェ、複数形はKatzen)」といいます。
英語のキャット(Cat)と少し似ていますね。
更に、ドイツでは男性名詞と女性名詞(他に中性名詞もあり)に異なる冠詞がつくので、厳密にはオスの猫はder Kater、メスの猫はdie Katze、となります。
さて、今回の記事ではドイツで飼われているペットの猫にもっとも多く付けられた名前から順にトップ10位の名前を意味とともに詳しく紹介していきます。
いかにもペットに付けられる感じの名前から、猫だけでなく人間にも付けられる名前も入り混じっています。ちなみに日本でも付けられている名前もあります。
2020年・ドイツの雄猫【男の子】人気の名前ランキング1位〜10位
こちらの記事は2020年のランキングです。
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ドイツにいる男の子の猫に1番多く付けられたのは、シンバ(Simba)!
スワヒリ語で「獅子」「ライオン」という意味を持つシンバ。
百獣の王ライオンはネコ科ヒョウ属なので、かっこいい男の子の猫ちゃんにもぴったりですね。
シンバ、といえば、やっぱりディズニーのヒット作「ライオン・キング」を思い浮かべます。
女の子の犬・猫に人気の「ナラ」ちゃん同様、ライオンキングの影響力はすごいですね。
ドイツの雄猫ちゃんに2番目につけられているのが、レオ(Leo)。
こちらも、1番人気の「シンバ」同様、『ライオン』という意味を持ちますが、「レオ」はスワヒリ語ではなく、ラテン語由来。
「強さ」「勇敢な」「優雅な」といった形容詞を連想します。
「ライオンのように強い」という意味を持つLeonhardや、「ライオンのように勇敢な」という意味のLeopaldからも来ている説も。
ちなみに、ドイツ人の男の子の赤ちゃん(人間の方!)に名付けられた人気の名前ランキングにこの「レオ」がランク入りしています。さらに、ドイツの犬に付けられている人気の名前ランキングにも入っています!
ということで、「レオ」君は猫にも犬にも人にも人気の名前ということですね◎
さらに!この「レオ」という名前は、日本でも人気の犬・猫の名前として共にランクインしているようです(猫は2020年3位)。Leoくん、日独で同じぐらいの人気なんですね〜。
ライオンキングの話が出てきましたが、ライオンキングの元の作品と言われる手塚治虫氏のジャングル大帝のレオも入れてあげたい!
Charlyという名前はドイツ語名のKarlから派生した名前とされています。
古高ドイツ語の「karlos」に由来し、「男」「人」や「自由」を意味しています。
「チャーリー」は、猫だけでなく犬にも人気のようで、共にランクイン!
さらに、アメリカでは犬・猫ともにチャーリーは人気の名前(特にオス犬)です。
「バルー」はヒンディー語に由来する名前で、「熊」を意味します。
もともとはディズニーのアニメ映画にもなったジャングル・ブックに登場する熊のキャラクターのバルー(Baloo)から来ているそうで、ドイツ語版のスペルでBaluと書くそう。
実はこの「バルー」という名前、ドイツの犬の人気の名前ランキングにも入っているんですよね。
バルーに限らず色んな名前が交差しているのですが、日本の犬猫の名前ランキングを見ると犬にも猫にも人気の名前があるようなので、これはドイツだけではないようですね◎
フィンドゥス、は2020年度はドイツでは猫に人気の名前でランクインしていますが、なんだかあまり聞きなれない、不思議な響きの名前ですよね。
は、スウェーデン語のに由来する名前だそうで、特にこの名前が有名になったきっかけはスウェーデンの児童文学シリーズ「ペットソン&フィンダス(Pettson och Findus)」に出てくる子猫のキャラクター。
実はこの「フィンドゥス」はスウェーデンの食品メーカーの名前でもあり(Findus)、このフィンドゥスのグリーンピースの箱にこの猫がいたことから「フィンドゥス」という猫の名前がつけられたそう。
昔からスウェーデンに多少の憧れを持っているとかいないとか言われているドイツ人ですが、ちょっと外国的で北欧っぽい名前なのが受けているのかもしれませんね。
fidusという言葉は『忠実な』という意味があり、Findusもそう解釈できます。
とってもユニークな名前ですし、もし筆者が猫を飼っていたら候補にあげるかもです!
ドイツの雄猫ちゃんに人気の名前、「フェリックス」は、ラテン語で『幸運に恵まれた』という意味を持つfelixから由来しています。
中世初期頃から歴代ローマ皇帝の愛称としても使われていたそう。
また、カトリック教会でも「フェリックス」はよく名付けていた名前だそうで、フェリックスという名前の教皇が何人も存在していたとの事です。
大昔から人気の名前ですが、ドイツでは40年ほど前から定番の名前で、ドイツ人の男の子に人気の名前ランキングにもランクインしています。
猫の名前としての「フェリックス」といえば、やっぱり1919年に誕生した世界中で有名なあの猫のキャラクター、フィリックス・ザ・キャットを連想しますね。
あとはキャットフードのフィリックスも人気ですよね。
ピュリナ・フィリックスは、ドイツでも有名なキャットフードだったりします。
サミー(Sammy)は、もともとヘブライ語のサミュエル(Samuel)から派生した名前で、Samuelは「神に求められた者」「神に聞かれた者」という意味を持つそう。
「サミー」という名前自体はかわいい響きですが、意味を知っておくと深い意味があって人に名付けのエピソードを話すと盛り上がりそうですね◎
なんと!2020年度は男の子犬に人気な名前7位も、この「サミー」君です。
Max(マックス)は、Maximilian(マキシミリアン)の短縮形の名前で、ラテン語のmaximusに由来。
日本語でも最大という意味で「マックス」と言ったりしますが、意味としては『偉大な』があります。
ちなみに「マックス」は、アメリカでは男の子の【犬】の名前として人気で、ここ数年常に上位にランクインしている人気ぶりです。
説明するまでもないかと思いますが、『トラ』という意味のTigerが、ドイツのオス猫ちゃんに人気の名前として9位にランクイン。
ネコ科最大のトラ、力強くかっこいいイメージがあるのでネコの名前に人気なのかもしれませんね。
ちなみに、英語でおなじみの「タイガー」ですが、ドイツ語読みの場合は「ティーガー」が近いです。
どちらもおなじスペルの「tiger」です。
「ロッキー」はイタリア語名のロッコ(Rocco)の英語名。
Roccoは、古高ドイツ語では「とどろくもの」を意味しています。
ボクサーのロッキーなどにも使われていまが、英語の「rocky」は「岩のような」という意味で、強さを連想します。
ロッキーは犬にも人気の名前で、ランキングに入っていますが猫にも「岩」や力強さを連想するロッキーを名づけるのは興味深いですね。
じっと動かない猫=岩、というふうにとらえているのかも?!
2020年・ドイツの雄猫【女の子】人気の名前ランキング1位〜10位
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ドイツで飼われている女の子猫に1番付けられているのが、ルナ!
ラテン語で月を意味するルナ(Luna)。
ローマ神話ではルナは月の女神としても知られています。
「月のように神秘的」な名前、「ルナ」は、ドイツでは猫だけでなく犬にも大人気の名前です。
なんと、女の子犬に付けられている1番人気も「ルナ」ちゃんなのでした。
セーラームーンの影響で、筆者的にはルナ=猫というイメージなのですが、犬にも人気の名前なんですね◎
「リリー(Lilly、Lilli)」はエリザベス(ドイツ語:エリザベート)の短縮系とされ、『神に聖別された者』『神に招かれた者』という意味があります。
また、英語圏でLillyはラテン語のliliumから派生した名前とされ、白い百合の花と同じ意味があり、『純粋』『無垢』を表しています。
アラビア語でも「リリー」という名前が存在し、『夜』『暗闇』という意味を持つそう。
白百合の意味で白い猫にも、アラビア語の意味をとって黒い毛色の子に名付けてもどちらでも良さそうですね。
ドイツの女の子猫に3番目に人気なのは、ナラ(Nala)。
Nalaはスワヒリ語で「獅子」を意味し、「贈り物」と訳されています。
タンザニアでは人に付ける名前でも人気だそう。
「ナラ」が特に人気になったのは、ディズニーの大ヒット映画「ライオン・キング」がきっかけのようです。メスのライオンのキャラクターでナラちゃん、いましたよね!
「ナラ」ちゃんは犬の女の子の名前にも人気ですが、ディズニー映画はペットの名前になるほど影響力がありますね。
Lucia(ルシア)の短縮形といわれるLucyは、『光』を意味するラテン語に由来するそうで、『輝く者』『明るい者』『光を与える者』などという意味を持つそう。
人間の女の子にも付けられている定番の名前、ルーシー(Lucy)ですが、周囲の人たちを光で明るく照らしてくれる存在であるペットに名づけるのも良さそうですね。
また、『夜明けに生まれた者』という意味もあるそうなので、夜明け〜早朝に生まれた子猫や毛色が明るい子に名付けるのも良いアイデアかと思います。
ちなみに「ルーシー」ちゃんは、犬にも人気の名前です。
ドイツにいる猫たちに5番目に名付けられている人気の名前は、ミア(Mia)。
一見、猫の鳴き声?と思ってしまうかもしれませんが、Miaには素敵な意味が込められています。
「ミア」の由来も色々な解釈がありますが、よく言われるのが「マリア」の短縮形です。
イエスの母・聖母マリアとして、深く純粋な愛を表すとされています。
また、アラビア語のmirjam、エジプト語のmryから来ている説も。「最愛」「海の星」などという意味を持つ解釈もあるそう。
ドイツでは人間の女の子に付ける名前としても1980年代ごろから人気の名前で、なんと2020年に最も多く名付けられた女の子の名前が「ミア」ちゃんなのです。
2007年以降「ミア」と名付けられる女の子が急増しているそう。
ドイツ以外でも北欧でも人気の名前として知られています。
マヤ(Maja、Maya)には色々な意味があるようで、たとえば「Maja」はMariaの短縮系という説。
また、ローマ神話では「成長の女神」だったそう。
ラテン語では5月という意味のmaiusに由来するそうで、「成長の女神」の祭りも実際に5月に行われていたとか。
また、古代ギリシャ語の「看護師」「助産師」を意味するにも由来するとも考えられています。
「Maya」はインドの女神に由来すると言われ、「奇跡の力」という意味があるとか。
一見可愛らしいだけの名前に聞こえますが様々な意味を持っていて興味深いです!
「マヤ」ちゃんは、猫だけでなく犬にも人気の名前です◎
「Mimi」はヘブライ語やエジプト語、スワヒリ語など色々な語源から由来されたと考えられています。
エジプト語では「最愛の人」という意味を持つそう。また、上で紹介した「ミア」と同じくヘブライ語のMirjamやMariaの短縮形とも考えられています。
日本出身で世界中で有名な猫のキャラクター、ハローキティちゃんの妹の名前はミミィちゃんでしたね。
それもMimiという名前の人気に影響があるのでは、という説も(!)。
ベラ(Bella)は、イタリア・スペイン語名のIsabellaの短縮形で、「綺麗」「美しい」を意味します。
中世にはエリザベス(Elisabth)の略語としても「ベラ」が使われていたそうで、歴史ある名前ですよね。
映画やテレビのヒ登場人物に使われたりしているので、中世時代だけでなく今でも定番の名前です。
世界中で大ヒットした「トワイライト」の主人公もベラちゃんでしたね。
ちなみに、「ベラ」ちゃんは猫だけでなく犬にも人気の名前です。綺麗な毛並みの子に付けたい名前ですね!
ミラ(Mila)は、LudmilaやMilenaといったスラブ系の名前の短縮系と考えられているため『心地よい』『人との共感』『平和をもたらす』また、『美しい』という意味も持ちます。
スペイン語のmilagros、『奇跡』にも由来します。
アラビア語で美しいという意味のJamilaの短縮系とも解釈されるケースもあり。
猫ちゃんとの日々は確かに心地よく、平和をもたらすものなのでミラちゃんという名前は候補に入れたくなりますね。
Molly(モリー)はの愛称として知られています。
『不屈の人』『豊かな人』『愛する人・恋人』などの意味があります。
「モリー」は、2019年にドイツのメス猫に人気の名前として上位10位以内に初ランクイン(10位)。
続いて2020年も10位にランクインしたので、今後トレンドとして上位に入っていくのか?注目です!
【2020年版】ドイツで人気の猫の名前ランキングTOP10!ペットの名前最新トレンドを在住者が紹介 まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はドイツで人気の猫の名前ランキング2020年版を紹介しました。
記事内では、それぞれの名前の意味や由来についても詳しく説明しています。
ドイツで2020年にペットの猫に名付けられた人気の名前をまとめるとこちら!
ドイツで人気の猫の名前ランキング | 男の子の猫TOP10 | 女の子の猫TOP10 |
---|---|---|
1位 | シンバ(SImba) | ルナ(Luna) |
2位 | レオ(Leo) | リリー(Lilly / Lilli) |
3位 | チャーリー(Charly / Charlie) | ナラ(Nala) |
4位 | バルー(Balu / Balou) | ルーシー(Lucy) |
5位 | フィンドゥス(Findus) | ミア(Mia) |
6位 | フェリックス(Felix) | マヤ(Maja / Maya) |
7位 | サミー(Sammy) | ミミ(Mimi) |
8位 | ラッキー(Lucky) | ベラ(Bella) |
9位 | タイガー、ティガー(Tiger) | ミラ(Mila) |
10位 | ロッキー(Rocky) | モリー(Molly) |
記事内ではそれぞれの名前の意味や背景など詳しく書きましたので、詳しく知りたい方は上にスクロールしてそれぞれチェックしてみてくださいね!
冒頭でも紹介しましたが、今回の記事ではドイツの動物福祉団体、TASSO e.V.から許可を得てリストを紹介しました。
興味のある方はチェックしてみてください。
2021年版の猫の名前人気ランキングも記事にしていますので、最新情報が知りたい方は参考にしてみてください。
当ブログでは、他にもドイツ在住者の視点から色々な現地情報について紹介しています。
ぜひ合わせて記事をチェックしてみてください♪
ドイツにいる犬に付けられた人気の名前ランキングもぜひ読んでみてください。
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