Guten Tag!イベントやお祭り大好きなドイツ・フランクフルト在住ブロガー、ユウコフランクフルト(@yukofrankfurt)です。
フランクフルトでは年間を通してさまざまなイベントが開催されているのをご存知でしょうか?
中には人気のイベントもたくさんあるんです!
ドイツ・フランクフルトに来たタイミングで、どんなイベントが行われているか気になる方のために、フランクフルトで開催される主なイベントやおすすめのお祭り、文化的行事などを在住者がリストにまとめました。
【完全版】フランクフルトで楽しめる人気イベント・お祭り・年間行事ガイド
イベントやお祭りはドイツのあちこちで開かれていますが、ここフランクフルトにも数多くあります。
色々なお祭り・イベントに行き尽くしたフランクフルト在住の筆者が、その中でも人気でおすすめのものをセレクトして載せています。
フランクフルトに来る際にどうぞご参考に!
ドイツ旅行でフランクフルトに来た時、もしお祭りやイベントが開催されていたらぜひ参加してみましょう。
情報は毎年最新情報を更新予定です。
ドイツ旅行がより楽しくなる事間違いなしです!
【1月〜6月前半】フランクフルトの人気イベント・お祭り
フランクフルトでは、特に5月頃から野外でのイベントがたくさんあります。
春後半から夏の終わりまで日照時間も長くなり、外でも快適に過ごしやすいのでこの時期に是非フランクフルトを訪れてみてください。
3月のイベント・お祭り
カーニバル(Karneval, Fastnachtszug)
仮装をして街を練り歩くイベントといえばハロウィンですが、ドイツではカーニバルが定番です。
カーネヴァル (Karneval)、ファシング (Fasching)、ファストナハト (Fastnacht)などと呼ばれるドイツのカーニバルは、世界各地のカトリック圏で見られるカーニバルと同じ謝肉祭(肉に別れを告げる宴)。
キリスト教において最も重要な復活祭、イースター(Ostern)までの辛い断食期間が始まる前に、お酒などの嗜好品や肉類など好きなだけ食べて大騒ぎしておこう!という趣旨のお祭りです。
ドイツのカーニバルをもっと簡単に説明すると、大人も子供もハロウィンのように仮装し、昼間のパレードでは山車からお菓子や花が投げられて子供が喜ぶ感じで平和ですが、大人は朝から(!)アルコールを煽りまくり酔っ払い、夜はクラブやバーで踊りまくって羽目を外すイベントです。シラフだったらむしろ蚊帳の外という感じ。
世界的に有名なカーニバルはリオのカーニバルや、アメリカ・ニューオーリンズのマルディグラ等でしょう。
ですが、リオやニューオーリンズ以外にもヨーロッパのカトリックが多いエリア各地でもカーニバルは盛んで、ここドイツでも一部のエリアでは非常に盛り上がっています。
ドイツの中でとりわけ有名なカーニバルといえば世界最初に『カーニバルパレード』が行われたケルン。
そしてケルン近郊の日本人も多く住む町デュッセルドルフや、フランクフルト近郊にあるマインツのカーニバルが大規模で有名です。
ちなみに筆者はフランクフルトに来る前にデュッセルドルフに住んでいた為、カーニバルはかなり早い時期から洗礼を受けていました(笑)。
デュッセルドルフでオフィスに勤めていた当時、9時頃出社して11時頃から会社で爆音が流れ始め、デスクにビールが配られ飲み始め。お昼頃には皆オフィスから消えていくという有様でした。(!)
仕事、誰もしてません。(笑)マジな話です。
カーニバル=会社も休みで朝からお祭り騒ぎ、と思い込んだままフランクフルトに引っ越してみると、普通に会社も開いていて「あれ?」となったものです。
そして、カーニバルで盛り上がっている地域以外のドイツ人の冷め具合といったら・・・(笑)
カーニバルで騒いでいる人をかなり冷めた目で見ているドイツ人が他の地域では大多数というのに気づいたのもフランクフルト引っ越してから。
とはいえ、フランクフルトからほど近いマインツではカーニバルがものすごく盛り上がっていること、またフランクフルトでもカーニバルパレードが行われていることから、ここフランクフルトでもカーニバルに参加する人はいるということ。
ケルンのほどのレベルではないものの、カーニバルがどんな感じか軽く見てみたい初心者の方にはフランクフルトのパレードから体験してみるのはよろしいと思います。
お祭りの規模が違う程度で、フランクフルトでも十分盛り上がっているので楽しめます。
カーニバルパレードでは山車から投げられるお菓子や花、グッズなどもらったり、ユニークな仮装をしている人を見たりとなかなか面白いですよ。
久しぶりに #フランクフルトのカーニバル へ!
風が結構強かったけど、雨が降らなくて良かった。1時間程度だけで退散したけど十分楽しめました。あと天気のせいか、空いている観客エリアも多くて良かった✨#フランクフルト生情報#カーニバル#Fastnachtszug#Karneval #karneval2020 pic.twitter.com/K3cz6bAPfO
— ユウコフランクフルト?? (@yukofrankfurt) February 23, 2020
フランクフルトのパレードは、バラの月曜日(独:Rosenmontag)の1日前の日曜日に行われるので、仕事を休んで見物(笑)する必要がありません。
カーニバルシーズンの正式なスタートが、11月11日11時11分というのにちなんで、フランクフルトのパレードも開始時間が11分という点に注目!
ディッペメス 春祭り(Dippemess)
春と秋に行われるディッペメスは、ライン・マイン地区で最大の民族祭りです。
移動式遊園地がこの時期に設置され、乗り物やゲームが楽しめます。
もちろんお祭りの風物詩、屋台も健在。最終日には花火が打ち上がります。
ルミナーレ (LUMINALE)
2年ごとに1度のペースで開催する、光を使ったライト・アートとアーバン・デザイン(都市デザイン)が中心となった芸術系のビエンナーレ。
光、建築、技術、エコロジー、都市の歴史や文化及び社会的相互作用をテーマに、アート的・文脈的アプローチを加えながら多彩なプログラムを提供します。
まだ寒い時期ですが、この時期の日没後はぜひ町歩きを楽しんで光の祭典に参加してみましょう。
街のあちこちで光のインスタレーションやオブジェなどを見かけるはずです。
光のアートやインスタレーションを目で楽しませるだけのイベントではなく、芸術家やクリエーター、都市計画家や科学者、そして都市に住む市民達との対話の中で、今後の都市開発に持続可能な貢献を続けられるようにする事を重要視しています。
前回の開催時にはもちろん筆者も足を運びましたが、オペラ座やレーマー広場のプロジェクション・マッピングが圧巻でした。
この期間は是非、フランクフルトの未来や環境を考えながら光のアートを楽しんでみて下さい。
4月のイベント・お祭り
クラフトビール・フェスティバル(CRAFT Beer Festival)
ドイツ=ビール、は定番ですが、中でもドイツのクラフトビールはどんなものがあるの?という方にとって嬉しいとっておきのイベントを紹介します。
フランクフルトでクラフトビールが楽しめると人気のビアホール、ナイーヴ(NAIV)が数年前から開催しているクラフトビールに特化したイベント。筆者の密かにお気に入りのイベントでもあります。
ドイツで作られているユニークなクラフトビール各種がその場でテイスティングでき、気に入ったら購入&お持ち帰りもOK。
他のイベント同様、イベント好きな筆者は当然(笑)初回開催時から何度か参加してきましたが、クラフトビールの人気度が増すごとに来場者・イベント規模共に年々ビッグになってきています。
会場がフランクフルトの有名大学、ゲーテ大学のキャンパス内(メンザと呼ばれるカフェテリア)というのも面白いですね。キャンパスで飲んだくれるイベント笑
初日は夕方から、2日目は午後から始まりますが、筆者がオススメしたい時間帯は午後。
この時期は気候も良い日が多いので、天気が良ければ外でもビールを楽しめます。
入場はチケット制。オンラインでも購入できます。
ドイツ人はビールのつまみに何を食べる?と気になる方は、こちらで記事を書いているので読んでみてください。
タンツ・イン・デン・マイ (Tanz in den Mai)
タンツ・イン・デン・マイ(Tanz in den Mai)はフランクフルトだけでなく、ドイツ全国で開催されている一大イベント。
その昔、魔女たちがブロッケン山で大規模な祭りを催し、春の到来を待った習慣の名残らしいです。
季節の変わり目、とりわけ5月からはドイツでは日照時間が長くなっていき、暖かくて過ごしやすい季節。
春になり夏が始まっていくこの時期を祝うお祭りで、名のとおり『5月に向かって踊る』イベントが目白押しです。
色々な場所で音楽を楽し見ながら、老若男女踊り、飲み、騒ぎ、楽しむイベントです。
5月のイベント・お祭り
ナイトミュージアム(Nacht der Museen)
5月中の1日だけ開催。
フランクフルト市内の多くの美術館、博物館、その他の施設50ヶ所が1枚の入場チケットだけで19時〜2時まで出入り可能になり、並行して音楽やアート関連のイベント盛りだくさんです。
街中が一晩中お祭りムードで楽しい夜が過ごせます!
フランクフルトの美術館・博物館はシュテーデルやゲーテハウス以外にも色々あります。
こちらの記事では筆者がおすすめしたい美術館&博物館を選んでお得情報とともにまとめていますので、予習にどうぞ。
フランクフルト・リースリング・デー(Frankfurter Riesling Tag)
ドイツワインで有名なものといえばスッキリとした味わいのリースリングというワインがありますが、日本でも知られていますよね。
筆者もリースリングは好きなドイツワインのうちの1つです。
そんなリースリングを扱うフランクフルトの200社のワイン業者や生産者が集まり、1日たっぷり試せて楽しめてしまうイベントが5月に1日だけ開催されています。
筆者も参加した初回のイベントが2015年で、その頃は少し離れた小さな会場だったのですが、年々人気が出てそれと比例して規模も大きくなってきたようです。
イベント会場はパルメンガルテンというフランクフルト植物園の敷地内にある、イベント会場のGesellschafthaus Palmengarten。
ちなみにこのすぐ近くにはフランクフルトで唯一のミシュランの2つ星レストラン、Restaurant Lafleurがあります。
リースリング好きの方は要チェックです!
緑のソース祭り(Grüne Soße Festival)
フランクフルト名物である、ハーブ類と乳製品で作られたグリューネゾーセ(緑ソース)。
フランクフルト人はこのソースをいろいろな食材にかけて食べています。
このソースを楽しめるのがこのお祭りで、2008年頃から毎年開催。
主にハウプトヴァッヘ(Hauptwache)という市内中心部で行われています。
ちなみに、フランクフルト名物の緑ソースについてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。
ウェルトヒェスターグ(Wäldchestag)
古くは18世紀頃から「国民の日」を記念してフランクフルト近郊の森の中で行われて来たイベントで、簡単に言えば森の中に遊園地的なアトラクションや屋台を設置したお祭りのような感じ。
Wäldchestagsの実際の起源自体は、今日まで明確に文書化されていません。
90年代はその時期に合わせて店を閉じたりしていたようです。
色々な出店やテント式のイベント会場が設置され、森の中を歩きながら屋台も楽しめます。
ドイツの初夏の自然を楽しみたい方にピッタリのイベントです!
フレスガス祭り(Fressgassfest)
今はアップルストアや他の店舗もたくさんありますが、昔は飲食街だった名残でついたとされる食倒れ横丁的な意味を持つ通り、Fressgass(フレスガス)。
ここで飲食できる屋台がたくさんならび、飲んだり食べたり楽しめるお祭りです。
フランクフルトではお祭りではいつも似たような屋台が出ているので、季節に関わらず見つけたら試してみてください。
6月のイベント・お祭り
ニッポンコネクション(Nippon Connection)
日本映画のお祭り、ニッポンコネクション。
日本国外で最大の【日本映画祭】が、なんとここドイツのフランクフルトで行われているのです!
(ちなみに、ドイツで開催される映画祭で有名なのはベルリンのベルリナーレ。)
スタッフは全員ボランティアで、筆者もゲストのお世話で何度か参加したことがあります。
ニッポンコネクションの会場は手作り感たっぷりで、まるで文化祭のような雰囲気です。
映画を観なくても、展示物や特設バーや日本食が味わえる飲食エリア、日本文化のワークショップなどもあり楽しめます。
そして、日本からも毎年映画関係者や俳優さん達がゲストとしてやってきます。ラッキーな方は会えるかも?
上映する映画は日本で話題になったものから、審査員が選んだ個性的作品まで様々。
日本語に英語の字幕で上映されるので、ドイツ語が出来なくても大丈夫(笑)
人気の映画チケットは満席になる事もあるので事前に確保しておくのをおすすめします。
ベルガー通り祭り(Bergerstraßenfest)
フランクフルト市内の北東方向にあるエリア、ボルンハイム地区は地元の人に人気のエリア。
中でも有名な通りであるBergerstraße(ベルガー通り)はショッピングや食事、お茶が楽しめるようなお店が並んでいます。
ベルガー通り祭りは、このベルガー通りで色々な文化的な催しがされるお祭りです。
屋台では、色々な国籍の料理が楽しめ、子供向けのプログラムもあります。
生演奏があるステージも併設。夜は特に盛り上がります。
2024年度の開催については現時点では不明。開催を願うのみです・・・。
JPモルガンマラソン(J.P. Morgan Corporate Challenge)
フランクフルト及びその近郊にある企業とその社員が主体となって参加するマラソンイベント。
イベント参加する企業の従業員達がランナーとなってフランクフルトの街を駆け巡ります。
コースは普段走らない人にもなんとか達成できる5キロ半程度となっています。
マラソンに慣れている方からすれば短い!と思う距離(笑)本格的なマラソンではなく、お祭り的に楽しむイベントです。
筆者も2度ほど参加経験あり。
フランクフルトの企業に勤めている(勤務先が参加表明を出すかによる)人だけが走るので、地元の人で盛り上がるイベントとなりますが、企業のチームごとにオリジナルウェアを着て走るので、こんな会社がフランクフルトにあったんだ!と発見できたりしてなかなか面白いですよ。
ドイツで頑張る日系企業さんも何社か見かけますので、是非歩道から応援してあげてください。
オペラ広場祭り(Opernplatzfest)
オペラ広場祭りは、フランクフルト在住者にも人気の屋外のイベント。
見所でもある旧オペラ座の噴水の周りに、ワインや新しいグルメが楽しめる屋台が並び、コンサートも行われています。
夕方は会社帰りの社会人を中心に、特に賑わい皆楽しく食べて飲んで過ごしています。
この時期ドイツは気候も良く、外で過ごしやすい季節なので屋外イベントは必見。
屋外イベントの中では、私も好きなイベントです!
【7月〜12月後半】フランクフルトの人気イベント・お祭り
夏が終わるとあまり大きなイベントはないですが、ワインが美味しくなる季節なのでワイン関係のイベントは小さいものが出てくる印象です。
ワイン祭り以外にも、あのビールの祭典オクトーバーフェストがフランクフルトでも楽しめたりと、ユニークなイベントも。
勿論クリスマスマーケットは、ドイツの一大イベントですよね。
フランクフルトにお越しの際は是非イベント時期に合わせてみてください。楽しさ2倍ですよ!
7月のイベント・お祭り
スイス通り祭り(Schweizer Straßenfest)
ベルガー通り祭りと内容はほぼ同じようなストリートフェスティバル。
この時期はこういった屋外イベントがあちこちで開かれています。
カフェ、バー、レストランやショップで賑わうシュヴァイツァー通り(スイス通り)沿いに、色々な出店や屋台がでて音楽とともに賑やかな週末が過ごせます。
変更などもありえるので、各自で最新情報を確認ください。
ゾマーヴェルフト劇場祭り (Sommerwerft)
個人的に筆者が好きなイベントなのですが、ユニークなシアター関係のフェスティバルです。
ヨーロッパ国内外から集まったパフォーマーが音楽や劇のパフォーマンスを見せてくれます。
コンサートやパフォーマンスは全て入場無料で、観客からの寄付だけで運営されています。
運営スタッフはもちろん、役者の人たちも皆ボランティアだそうです。
マイン川の東側沿いにテントがたち、昼も夜も雰囲気の良いイベントです。
ちなみに筆者も過去2度ほどスタッフとしてボランティアに参加しましたがとても楽しかったです!ボランティア中の飲食も提供されます。
ドイツ語ができなくても、少しの英語力でも、ちょっと手伝うだけでもボランティアを歓迎しているので、興味がある方はご連絡頂ければ運営者にお伝えできます。
オストハーフェン祭り(Osthafen-Festival)
2012年頃から2年に1度のペースで開催する、『港』(Hafen:ハーフェン)をテーマとするイベント、オストハーフェン祭り。
フランクフルトを流れるマイン川は、内陸港として2箇所で物流を支えているのですが、フランクフルトの港は内陸港としてはドイツ最大なのはご存知でしょうか?
そんなヨーロッパの物流の重要な役割を担うフランクフルトの港のうちの1つであるOsthafen(オストハーフェン:東の港)周辺で開催される港祭りは、50組以上のミュージシャンのライブ音楽や川沿いのエリアをビーチ風にしたような屋台など楽しめます。
また、ドラゴンボート観戦やミニクルーズなど、『港祭り』ならではの船をテーマにしたプログラムも多彩。
前回は2日間だけの開催に関わらずのべ25万人以上もの来場者が訪れました。
筆者もイベント開始時から毎回足を運んでいる、お気に入りのお祭りです♪
8月のイベント・お祭り
マインフェスト (Mainfest)
フランクフルトの夏祭りのなかでも、毎年数十万人が集まる大規模なお祭り、マインフェスト(Mainfest)。
マイン川沿いに沢山の屋台が出て、飲食はもちろんのこと、ゲームや観覧車などのアトラクションが楽しめます。
もともとはフランクフルトにとって重要なマイン川を地元の漁師たちが崇めた事から始まったとされています。
Fischerstechenというボートを使った綱引きのような競技も見所の一つ。
最終日の夜は花火があり大人気です。
CSD クリストファー・ストリート・デー (Christopher Street Day)
同性愛者のメッカであるニューヨークのクリストファー通りからつけられたCSD(Christopher Street Day)。
このお祭りは、その名の通り同性愛者達が主役のイベントで、フランクフルトだけでなくドイツ各都市で開催されています。
NYのプライドと同じくパレードをしたり、出店や野外コンサートなどいろいろなイベントが盛りだくさん。
LGBTQではない、という方でも楽しめるイベントなので、先入観などなしで遊びに行ってみてください。
ちなみにNY時代からゲイ友が結構いる筆者が知る限り、ドイツの中でゲイの人が多いのはケルンだそう。あとドイツの首都ベルリンも多いですね。
ケルンやベルリンのCSDはフランクフルト以上に規模が大きいようなので、興味のある方はあわせてチェックしてみては。
フランクフルト・りんご酒祭り(Frankfurter Apfelweinfestival)
フランクフルト名物といえば、アプフェルワイン(Apfelwein)ことりんご酒!
地元民からはエッヴェルヴォイ(Ebbelwoi)という名前で親しまれているりんご酒をはしごできる楽しいお祭りです◎
フランクフルトにこのタイミングで来られる方、名物を試すならお祭りで試してみてはいかがでしょうか。
ちなみに別の記事にてフランクフルト名物を他にも色々と紹介していますので、気になる方はこちらもぜひ。
ベルネルマー・ケルブ(Bernemer Kerb)
1608年から開催されているベルネルマーケルブは、フランクフルトでは最も古く伝統的なお祭りとされています。
8月の第2日曜日の週末に開催され、人気のエリアベルガー通りで定番の飲食屋台が開かれ、昔からの儀式も行われます。
目隠しをして土器を叩き、うまく割ることができたら鶏一羽を賞品として進呈したり、最終日の水曜夜はハイライトである『リーズベス燃やし』という教会の神聖化にまつわる儀式があり、柱にくくりつけた『リーズベス』を燃やしその様子を鑑賞します。
マイン祭り(Main Matsuri Japan Festival)
お盆の時期にお祭り気分になりたい方にピッタリなタイミングで開催される、とっておきのお祭りを紹介しましょう。
マイン祭りは、『Musik(音楽)・Essen(食)・ Kultur(文化)』をテーマにした日本のイベント。
最初に試験的に開催された2018年の反響が良かったので翌年以降も開催されることに。
マイン祭りの公式サイトでその様子が見れますが、毎回非常に盛り上がっていました。
今ではすっかり定着したイベントとなっています。
美味しい日本食が食べられる屋台各種や、日本イベントお約束なアニメ・漫画グッズ販売、また特設ステージでは和楽器演奏や日本舞踏、アクション・ショーなど色々な日本の文化を紹介。
その他コスプレイベントやクラブイベントなど、昼から夜までプログラムが目白押しで、ドイツ人の来場者も非常に多いです。
多くのドイツ人コスプレイヤーを見ると、ここドイツでの日本のアニメや漫画の人気ぶりが分かると思います。
日本のお祭りが恋しいドイツ在住者の方はもちろん、日本から来られた方もタイミングがあれば是非行ってみて下さい。
ミュージアム川祭り(Museumsuferfest)
夏を締めくくるにふさわしいお祭り、ミュージアム川祭りは、フランクフルトでの一大イベント。
5月にあるナイトミュージアムに少し似ていますが、3日間の長さと祭りの規模の大きさでいえばこちら。
ミュージアム川祭りはヨーロッパの中でも大きい規模の芸術関係のお祭りで、毎年300万人の来場者がフランクフルトに集まります。
フランクフルトのマイン川沿いを中心に並んでいる沢山の美術館や博物館に、入場バッジを1つ買えば3日間自由にアクセスできます。
クラシックな絵画から現代の彫刻と建築、映画や歴史、色々な分野のミュージアムに行け、もちろん出店もあります。マイン川では名物のドラゴンボートレースも鑑賞できます。
最終日には花火が川沿いで打ち上げられるので必見。
フランクフルトの美術館・博物館はシュテーデルやゲーテハウス以外にも色々あります。
こちらの記事では筆者がおすすめしたい美術館&博物館を選んでお得情報とともに徹底解説&まとめていますので、予習にどうぞ!
ラインガウワインマーケット(Rheingauer Weinmarkt)
ドイツワイン好きの方は必見!
8月の終わりから約一週間かけて行われるワイン祭りで、筆者も毎年楽しみにしているイベントです。
フランクフルトからほど近いラインガウと呼ばれる地域はワイン畑が沢山あり、ワインの名産地としても有名なエリアです。
リューデスハイムやアスマンズハウゼンなどもこのエリアの近くですね。
ワインマーケットでは25のワインメーカーがスタンドを出し、気軽にワインを楽しめるようになっています。
ワイン祭り会場では、合計で600種類ものワインが集まるそう。
またこの時期から飲める期間限定のワインFederweißer(フェーダーヴァイサー)なども楽しめます!
会場は『食いしん坊横丁』という意味のフレスガス(Freßgass)という通りにあります。
オペラ座から歩いてすぐなので是非寄ってみてください。
9月・10月のイベント・お祭り
ディッペメス 秋祭り(Dippemess)
春と秋に行われるディッペメスは、ライン・マイン地区で最大の民族祭りです。
移動式遊園地がこの時期に設置され、乗り物やゲームが楽しめます。
もちろんお祭りの風物詩、屋台も健在。最終日には花火が打ち上がります。
フランクフルト・オクトーバーフェスト(Frankfurter Oktoberfest)
ご存知、ドイツ最大のビール祭り、オクトーバーフェスト。
オクトーバーフェストはミュンヘンだけのお祭りではありません!
ここフランクフルトでも10年ほど前からオクトーバーフェストをやっていて、毎年人気度と規模が大きくなっています。
ミュンヘンとは違いチケットで入場し、テントは1つで外に遊園地などありませんが、それでもお祭り会場はミュンヘンにも負けない雰囲気と盛り上がりです!
ミュンヘンのオクトーバーフェストより約10日ほど早めにスタートするので、フランクフルト空港からいらっしゃってここで予行演習(笑)してからミュンヘンの本番に備える、という手もありますね。
また、スケジュール上ミュンヘンまで行かない場合でもこちらの方が期間も長いので行きやすいかと思います。
ドイツならではのビールのお祭り、機会があればお試しあれ!
フランクフルトのオクトーバーフェストに関しては数年前からこのイベントへ行ってきた筆者がこちらの記事でかなり詳しく解説しています。
フランクフルト・マラソン
1981年から40年以上開催されているフランクフルト・マラソンは、ドイツで最も古いシティマラソンと言われています。
ドイツ国内外でも年々知名度と人気が上昇中で、近年では100カ国以上の国から14000人ほどのランナーが集まり(他のランも合わせると26000人以上)大きなイベントとなっています。
もちろん日本在住者の方も参加可能!フランクフルトの町を走りながら楽しんでみてはいかがでしょうか。
期間中はフランクフルトのメッセでマラソンモール(Marathonmall)というスポーツ関係の展示会も併せて開催されるので、こちらもチェックしてみては。
11月・12月のイベント・お祭り
聖マルティヌスの日(Martinstag)
毎年11月11日に1日だけ開催されるキリスト教のイベント。
修道士になったとあるローマ帝国の兵士について祝う聖名祝日で、この日が彼の命日とされていますが、誕生日など他の日とされる説もあります。
吹雪の中あるローマ兵士が施し者に自分のマントを半分に切り分かち合ったことからカトリック教会が彼を聖人と布告しました。
この日は農民が1年を締めくくる収穫祭が行われる日であり、また冬の始まりの日ともされています。
ヨーロッパ各地で聖マルティヌスの日を祝いますが、地方によって祝い方は様々。
ここドイツでは聖マルティヌスの日前夜に火祭りという形で祝うのが一般的です。
また、子供達を始め人々がランタンに火を灯して歌を歌いながら街を歩く姿も見られます。
大きな焚き火はMartinsfeuer(マルティンズフォイヤー)と呼ばれ、フランクフルト では毎年Günthersburgpark(ギュンターズブルグ公園)で火祭りイベントとして開かれています。
私も何回か参加してみましたが、轟々と燃える巨大な焚き火を囲みながら、グリューワイン(Glühweinホットワイン)や焼きソーセージ(Bratwurst)を楽しむのはなかなか新鮮な経験です。
キリスト教でなくても気軽に参加できるので、この日にフランクフルトへいらっしゃる方は試してみてはいかがでしょう。
クリスマスマーケット(Weihnachtsmarkt)
ドイツの冬のハイライト!といえば、クリスマスマーケットです。
これを見に是非ドイツ旅行を計画してください。
フランクフルトはもちろんドイツ各地の様々な場所で色々な雰囲気のクリスマスマーケットが味わえます!
これだけのためにドイツに来る価値大アリです。
コロナ禍を経て、フランクフルトのクリスマスマーケットは無事平常運転で開催予定!
フランクフルトのクリスマスマーケットについては、かなり詳しくこちらの記事で紹介しています。
ぜひチェックしてみてください。
【クリスマスマーケット関連記事】
»ドイツ全土のクリスマスマーケット開催日程決定版!今年開催予定のドイツの町の最新情報を徹底紹介
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»リューデスハイムのクリスマスマーケットをドイツ在住者が紹介!
»【在住者が厳選!】ドイツのおすすめクリスマスマーケットランキング
フランクフルト・シュタットゲロイト(Frankfurter Stadtgeläut)
『Frankfurter Stadtgeläut』と言って10箇所の教会から同時に50個のベルが鳴るイベントがあり先日レーマー広場で体験してきました。クリスマスマーケットの賑やかな音でちょっと聞きにくかったですが、次回2度目の24日17時の開催時はもっと聞きやすくなるはずです♪#クリスマスと冬のドイツ pic.twitter.com/5AJ3nW239G
— ユウコフランクフルト (@yukofrankfurt) December 4, 2019
こちらの記事でも詳しく紹介していますが、大聖堂(Kaiserdom)、ニコライ教会(Alte Nikolaikirche)やカタリーネン教会(St. Katharinenkirche)、 パウロ教会(Paulskirche)他、フランクフルトの主要な教会10箇所が同時に合計50個のベルを鳴らし、クリスマスの到来を祝うイベント。
1年に2回だけ一度に10箇所の教会のベルを聴くことができる貴重なチャンスです。
泊まりがけでフランクフルトでお祭りやイベントを楽しむ!おすすめのホテル探し
宿泊場所を探すのに、おすすめのサイト、よく聞かれます。
私はずっとbooking.comで、宿探しは専らこれです。
ドイツだけでなくヨーロッパ、日本国内のホテル予約もこれを使っています。
どう使えるか詳しくはまた違う機会にお伝えしようと思っていますが、簡単にいえば日本語で世界中の宿を予約できて無料キャンセルもできるので使い勝手がよく、口コミはもちろん地図機能が便利です。ドイツにいらっしゃる方にはいつもここをおすすめしています。
良かったら次回予約される時に使ってみてください!
また、フランクフルト在住10年以上の筆者が特別に書き下ろしたホテルのおすすめ情報もnoteにて限定公開しています。
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