Hallo!ドイツ在住ブロガー、ユウコフランクフルト(@yukofrankfurt)です。
花粉症、鼻炎、アレルギー、風邪の時…結構鼻をかむ事ってありますよね。
そんな日常の必需品、ティッシュ。
ドイツのティッシュは日本のものと大きくちがうものの、慣れるとその良さが分かるはず。
機会があればお土産候補として考えてもよいかもです!
使うと病みつき?ドイツの老舗ポケットティッシュTempo

家にあったものを並べてみました
冒頭でも触れたとおり、ドイツのポケットティッシュは日本のものとだいぶ異なります。
ティッシュの形から厚み、手触りなど特徴が色々。ドイツのティッシュ、使い慣れるとその良さが分かると思います。
ティッシュ?ただの紙やん…とかつて筆者も思ってそこまで気にしていませんでした。
さらにドイツでは日本みたいに無料のポケットティッシュを配ってくれることはないので、ポケットティッシュが欲しければ買うしかない。
日本にいた時そこらへんに転がっている広告付きのポケットティッシュを使うのに慣れていたので、尚更「わざわざ買うのもなー」と思い、面倒な時はトイレットペーパーやキッチンペーパーをちぎって鼻をかむ始末…笑
そんな筆者がドイツ生活に慣れ、ドイツ人からTempoの教えを受け(笑)、今ではファンに!
そんなドイツのティッシュ、Tempoについて紹介していきます。
90年以上の歴史!ドイツのポケットティッシュTempoはどんなブランド?
Tempoが創業されたのは、1929年。
オスカー・ローゼンフェルダー(Oskar Rosenfelder)とエミール・ローゼンフェルダー(Emil Rosenfelder)、2人のユダヤ系兄弟によって創業されました。
セルロース(パルプの主成分)で作られた使い捨ての「紙製ハンカチ」は彼らのアイデアから始まりました。
今から90年以上もの前と、ポケットティッシュとしては非常に長い歴史をもつ老舗といえます。現に、ドイツで最初に創業されたティッシュメーカーだとか。
しかも「Tempo」という名前は1929年創業時から変わらず、この名前でティッシュペーパーの特許を取得していたそう。
Tempoの知名度はドイツで瞬く間に広がり、1950年代の時点で数十億個単位で生産されていました。
ユダヤ系だったことでドイツからの迫害、戦時中の生産停止危機などさまざまな出来事が起こってきました。
そんな長い歴史の中で、Tempoは生産を続けて今でもドイツのポケットティッシュメーカー代表として存在しています。
ティッシュペーパーというよりテンポ、というと普通に通じるぐらい、ドイツではティッシュといえばTempoなんです。
【Tempoの特徴】日本のポケットティッシュとはどうちがう?
形
Tempoを使った人は分かると思いますが、まず目につくのはパッケージの形。
しっかり存在感のある、立体的な長方形のレンガ型。
日本のポケットティッシュはここまで厚みはないと思います。
厚みはありますが、ポケットに入れようと思えば入ります。
私は携帯する時はもっぱらバッグですが。
取り出し方
日本のティッシュでよくあるのが真ん中の線で開いてそこから1枚取り出す形。形は違いますが箱ティッシュと取り出し方は近いですよね。
Tempoはまず端のシールがあるところをぺろっと剥がしながら開き、そこから1枚取り出す感じになります。
そのあとまたシールで閉じるというスタイル。
シールを貼り直す時テキトーにやっていると、いつのまにか開いたままで閉じなくなるのもご愛嬌笑
重さがある
1枚取り出して広げるとこんな感じ。
手に載せてみると、ふわっと軽い日本のティッシュに比べてTempoのしっかりした重みを感じます。
ドイツのパンもずっしりどしーんとした感じですが、ティッシュも存在感が強めです笑
厚みがある
開いてみて触ってみると、その厚みにも驚きます。
日本の優しい薄っすらした繊細なティッシュとは違います!
ためしに両手で持ってパーンと左右に力を入れて引っ張ってみると、破れず頑丈。
ドイツのティッシュ、強し。日本のティッシュだと強く引っ張ったらすぐに破れませんか?
日本のティッシュほど柔らかいわけではないですが、顔に当ててみるとゴワゴワ不快ということはありません。
日本のティッシュにキッチンペーパー的な強さが入ったような?しっかりしていて頼もしい感じ笑
表面はすべすべ滑らかでゴワゴワはしてません◎
なぜこんなに分厚いのか?とドイツのTempoを分解してみると、4枚重ねということに気づきます。
よく見ると、パッケージにも4枚重ねっていう表示があります↓

右上あたりに4とありますが、4枚重ねの意味
これがTempoのスタンダード!
鼻をかむのはもちろん、手を洗った後のタオル代わりやテーブルをさっと拭いても破れない丈夫さです。
洗濯OK!? とにかく頑丈
さらに驚きなポイントが、このTempo、洗濯機に入れて洗えちゃうぐらい頑丈なんです…!
ジーンズやスカートなどのポケットに入れたまま忘れて、洗濯機回しちゃったことありませんか?
うっかりやってしまい、洗濯物が白いカピカピの細かいティッシュまみれになったりした経験、誰でもありますよね。
Tempoはそんな人にとっても味方。
「暗い色のジーンズのポケットにいれたまま洗濯してしまっても綺麗なままで、でも鼻には優しい」というのが売り。
パッケージをよく見ると、ジーンズの写真が載ってたりします。

ジーンズのポケットに入れて洗濯も大丈夫!のイラスト入り
これはそういうことなんですね〜。
ドイツ人でもわざわざ洗濯をしようとTempoを入れる人はいないかと思いますが、万が一ティッシュが洗濯物に紛れていても被害がないというのがとてもユニーク。
何度でも使える
これもまたTempoを語る上で定番の特徴。
そう、
ドイツ人たちは1回鼻をかんだTempoを畳んでしまってまた後で鼻をかみたいときに再利用!
さすがケチエコなドイツ人…!
確かに頑丈だし、広げると大きいから何度かポジション(笑)を変えて使えそうな気もしますが。
さらに「うっかり」そんなTempoをポケットに入れたまま洗濯しちゃっても綺麗に洗濯されて再利用…!?
同じティッシュで鼻を何度もかむ、は慣れればやってしまうかも…?と思いきや、さすがに私はまだそこまでの域に到達できておらず。まだまだ修行が足りないようです!
使用済みティッシュの再利用は日本人な私にはハードル高めですが、代わりに1枚をうまく破って2枚ぐらいにして2回使えるようにすることはあり。
Tempoは海外でも人気!なぜか香港でもメジャーな存在
Tempoはドイツだけでなく他のヨーロッパの国でも売られていますが、さらに海を越えて香港でも知られた存在なんです。
香港土産としてTempoを買う人もいるとか。
香港のはドイツの商品ラインナップとまた違っていて、色々な香り付きのものが多い印象です。
日本人のようにハンカチを持たないそうで、その代わりがTempoなんだそう。
Tempoはどんな種類がある?ドイツのドラッグストアで見つけた商品紹介!

ドラッグストアのTempoコーナー
1番定番なのが、やっぱりポケットティッシュ。Tempoはここから始まりました。
長い歴史の中で、色々な商品が開発され、今ではポケットティッシュや箱ティッシュ、ウェットティッシュ、トイレ用ウェットティッシュなどから、さらにマスクや除菌フォームなどの商品も。
我が家に置いてあるのはティッシュ類なので、それを中心に紹介します。
Original(オリジナル)
定番中の定番!Tempoのオリジナルタイプ。
4枚重ね、無香料、頑丈だけど顔当たりはソフトで使い心地よしです。
1個だけ買うこともできますが、たくさん入ったセットを1度に買う方がお得。
我が家にはこんな感じでドーンとストックがあります。
こちら、56個入り!(他には6個、15,個、30,個、42個入りパックなど)

Tempo56個入り。ぎっしり入ってます
片手で持ち上げるとさすが、どっしり重さを感じます。
クッション代わりに上から座っても問題なさそうな、しっかりした作り。笑
soft & sensitive(ソフト&センシティブ)

12個入りパック
こちらはお肌が弱い方におすすめなソフト&センシティブタイプ。
4枚重ね、無香料なのはオリジナルと同じですが、アロエベラ成分とアーモンドオイルが配合されています。
香りもしませんし、パッと見オリジナルっぽいのですが葉っぱの模様つき。
正直、私にはオリジナルとの違いがそこまでハッキリ感じないのですが笑(鈍感?)
肌触りもオリジナルと同じに感じる…
ただし、私が鼻炎で鼻を毎日何度もかみまくるタイプでないので分かってないだけかも。
きっとたくさん鼻をかむ人には違いが分かるはず!
今後気づいたらここ追記します。笑
sanft und frei(ザンフト&フライ)

10個入りパック
上で紹介したソフト&センシティブと似たような名前がついていますが、こちらはオリジナルと大きな違いがアリ。
まず、顔を近づけると爽やかな香り!
手に取るとややしっとりしているような感覚も。
こちらはユーカリオイルが入っているそう。だから爽やかなんですね。
パッケージには鼻ズルズルにおすすめって書いてあるんですが、確かにユーカリで鼻すっきりしそう。
鼻水出てない時にはユーカリの匂いを吸い込んでリフレッシュできる一品。
花粉症で辛い時にすっきりしたい方、試してみては。
Tempo Box(ライトタイプ)
Tempoはポケットティッシュだけでなく箱ティッシュもあると書いていましたが、こちらがその箱ティッシュ、Tempo Box。
こちらは取り出し方も日本のものとほぼ同じ!
あけ口が裏にあったから、最初どこ?って探しちゃいましたが。

最初、ミシン目はどこ?と迷いましたがこちら側でなく裏が取り出し口です!斬新…
さらに取り出し口周りも薄い紙(再生紙)でできていて、プラスチックがついてる日本のものよりエコですね。
Tempo Boxシリーズも色々ありますが、こちらはLightという種類。
その名の通り少し軽めの仕上がりです。なぜかというと3枚重ねだから。
3枚重ねなのにやっぱり丈夫で洗濯OKというのも、Tempoクオリティ。
やっぱり家では箱ティッシュが便利ですよね。使い方も日本のものに近くて◎
Tempoのようなしっかりしたティッシュは日本で買える?
日本のティッシュで有名なものだと例えば鼻セレブとかエリエールでしょうか?
オイル系配合は知りませんが、ヒアルロン酸入りのティッシュも見つかりますね。
繊細な日本のティッシュは大体が2枚重ねだそうです。どうりで優しい柔らかさがあるんですね〜
でも、さすがにドイツのTempoみたいな4枚重ねのようなツワモノはいないのでは…?(ドヤ顔)と調べてみたところ、なんと数は多くないもののあるようです!
実際の口コミを見ましたが、しっかりしていて使い心地良い!と高評価。プレゼントにもよさそうです。箱ティッシュはなんだかんだであったら便利ですしね。
それにしても、日本のティッシュが柔らかなものばかりだからって4枚重ねのしっかりしたものが不評というわけではないのでは?と改めて感じた次第です。
ティッシュペーパーも優しい繊細タイプだけでなく、しっかり頼もしいタイプがもっと増えていくかもしれませんね。
なかなかドイツへ行かないという方は試しにいかがでしょうか。
【Tempo】ドイツの有名ポケットティッシュを在住者が紹介!お土産にもおすすめ さいごに
いかがでしたでしょうか。
ただのティッシュと思いきや、なかなか奥が深いTempoの世界。
今では筆者も愛用中です。
ドイツへ行くことがあればぜひチェックしてみてください!
当ブログでは他にも色々と記事を書いていますので、覗いていってくださいね。
ドイツ在住者が紹介する美容や健康に関する話題やドイツのお土産については他にも色々書いていますので、こちらもぜひ参考に!
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